赤朽葉家の伝説
作者名 :

1巻配信中

価格 756円 (税込)

「辺境の人」に置き去られた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女らを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞作。ようこそ、ビューティフル・ワールドへ。

ジャンル
出版社
東京創元社
掲載誌・レーベル
創元推理文庫
ページ数
456ページ
電子版発売日
2013年07月26日
コンテンツ形式
XMDF
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2018年07月31日

 高校時代にいわゆるスケバンとして、不良たちの間で伝説的存在となり、その後大人気漫画家となった女性の生涯……って気になりませんか?そんな人物がこの小説には出てきます。彼女の名前は赤朽葉蹴鞠です。

 上の話だけ聞くと、たとえフィクションでも「そんなやつおれへんやろ~」となると思います。実際、ライトノ...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2018年06月18日

登場人物一人一人が魅力的。特に、赤朽葉毛毱と彼女の周囲の女たちの話が好きだった。
万葉の見る世界が不気味でぞくっとする。
紀伝体で赤朽葉家の人々を描写する話…と思いきや、それらの話が全て現代で繋がって、1つのミステリーを織り成す様が見事。

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2017年12月16日

”砂糖菓子の~”が好きで、他の作品も是非!と思いながら、なかなか読めずにいた作品。今回、どこかでオススメされているのを見かけ、いよいよ読んでみることに。で、これがまあ絶品でした。件の家族に生きる女性たち3代(4代か?)を描いた長編で、そういうのが好物な自分としては、祖母や母が活躍する1・2章も十分に...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月07日

評価は5。

内容(BOOKデーターベース)
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわ...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2016年07月14日

ガルシア・マルケス『百年の孤独』から影響を受けているのは間違いないが、
見事に日本の鳥取という地方に移し変えている。
大傑作。
時代の終わり、人の死が、濃密にうずまく旧家を舞台にした、
壮大なスケールの絵巻。
さすがに百年には及ばないが、たとえば万葉だけでなく、タツやみどりのような、最初か...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2016年06月26日

女の三代記、それだけで私にはたまらない設定でして。しかも様々な人物による群像劇なんて、もう!
折々に読み返す逸品です。

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2016年01月11日

『わたしたちは、その時代の人間としてしか生きられないのだろうか。たたらの世界をめぐる村の男たちも、女たちも、生きたその時代の、流れの中にいた。

人間というのはとても不器用なものだ。わたし自身を振り返っても、まったくどうしてこんなにだめなんだろうと自分でもわかっているのに、そういう自分からなかなかう...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2015年05月18日

 桜庭ー樹の初期の代表作を書け、と編集に言われた。さらに、桜庭さんは全体小説が書ける人だと思います……
 そう言われて、大きな物語を書くことにワクワクして書いたのが本作である、と作者は語っている。
 そうして本当に代表作を紡ぎ出した手腕は見事。さびしい山だしの娘が語る素朴さと、山陰の暗さと赤朽...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2015年04月25日

最高の小説でした!

万葉の第一部は、にっぽんマジックリアリズムとでも言いたい風情が、本当に好き。
毛毬の第二部も、ノンストップに波瀾万丈で面白すぎます。
第三部、瞳子はそれまでの二人に比べて地味なので少しテンションダウンかしらん……なんてうっかり思ってしまったところで、解かれる謎の鮮やかさに仰天し...続きを読む

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赤朽葉家の伝説

Posted by ブクログ 2015年03月21日

2008年本屋大賞7位

戦後から現在に至るまでの赤朽葉(あかくちば)家の女三代の物語。

実際の時代背景と共に作中人物を通して一元的統一を目指す小説を『全体小説』っていうのかぁ、知らなかった。
この本では昭和・平成の変遷する世相から心理的な一元的統一が図られているので「なるほどこの世代の人の考え方...続きを読む

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