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サッカーを知るうえで、「戦術」は永遠のテーマです。
サッカーファン同士の会話において、「戦術」というのは永遠のテーマである。しかし、戦術は「相手チームを負かす」ために生まれていくものでもあり、その一連の歴史の流れを理解せねば、「新戦術」が生まれていく本当の意味を知ることはできない。
本書は「トータルフットボール」というキーワードを軸に、現代サッカーの「戦術の変遷」をじっくりと紐解いていく“戦術書の決定版”である。
戦術というと、すぐにフォーメーションの話になってしまうが、人の並べ方は戦術の一部にすぎない。選手を配置しただけで勝てるなら簡単だ。どういうプレーが有利かを考えて、それをチームで実現する段取りを組み、最終的に人の配置が決まってくる。フォーメーションだけをあれこれいじってみても、仏つくって魂入れずということになりがちである。
(本書「はじめに」より)
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2011年07月06日
戦術解析の歴史的な部分に関しては日本の第一人者と思われる西部氏のトータルフットボールの歴史。
内容・構成も秀逸で、単に歴史を追うのではなく、10章のトピックで選んだチームがトータルフットボールといかに関わりがあるかを紐解いていく。
特に最終章の、トータルフットボールの起源を明らかにするところは圧...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月28日
ワールドカップ前に購入。
「トータルフットボールとは何か?」「理想の攻撃サッカーとは?」。サッカーファンにとっては無限に広がるような?テーマだと思います。
そんなテーマを切り口に、サッカーの戦術の歴史を紹介した本がこれ。
特に1970年代以降の戦術の変遷の紹介は見ごたえ十分です。
時に「司令塔...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月25日
カバーの帯の写真。白のユニフォームの選手4人とオレンジのユニフォームの選手2人が、ボールと選手の位置関係から考えると、白のチーム側のペナルティエリアの中にいる。オレンジの選手の1人はゴールエリアのすぐ外側で倒れていて、もう1人のオレンジの14番の背番号をつけた選手が背中を向けて右手をあげている。PK...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月19日
戦術クロニクルというにふさわしい本。
サッカーの戦術の変遷を、時代を象徴するチーム戦術と個(選手)をベースに紹介している。
個人的に面白かったのは、サッキ監督が導入したゾーンプレス(ACミラン)の登場から、クライフ監督の「優れたテクニックの前では、プレッシング無力」という挑戦(現在のバルセロナに続...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月15日
往年のサッカーファンにはたまらない一冊といえる。
クライフがいた頃のオランダのトータルフットボールとは何だったのか、現代のサッカーと何が異なるのか、などの説明は説得力もあり秀逸。フリットがいたころのACミランの話も懐かしい。
また、マラドーナやジダンのようなずば抜けた天才がいるとサッカーがどう変わ...続きを読む
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