あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2013年07月09日
紙の本の発売
2008年08月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

ユージニア

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月12日

恩田氏の作品は、登場する街を旅する、というより歩いてみたい、と思わせる。

また、思ってはいるけれどうまく言葉に出来ない事がいつも的確に表現されている。

「新しい季節は、いつだって雨が連れてくる。…しかも、決して劇的な変化というのではなくて、気まぐれな雨が降る度に、じわじわと境界線を侵食するように...続きを読む

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ユージニア

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月17日

個人的に恩田陸さんのお話で一番好きです。
たくさんの人の目線で描かれる一つの事件、静かな街の大きなお屋敷、そのお屋敷に住む女神のように称えられる盲目の美少女と恩田作品にありがちな要素が詰め込まれ、事件の真犯人は作中で明言されることはありません。真実に関係者は亡くなり、事件から遠ざかり、事件の鍵を握る...続きを読む

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ユージニア

Posted by ブクログ 2018年04月02日

恩田陸さんらしいオープンエンドの作品。
読んでいるこっちがめちゃくちゃ頭使いながら
ストーリーを整えていく。
(って言っても、読みやすいけどw)
読み終わってググった人も多いかとwww

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ユージニア

Posted by ブクログ 2017年11月21日

恩田陸の作品は何作か読んでいる。
読者のリズムをあえて崩すのが作風なんじゃないかと思ってみたり。それも、なかなか読みのリズムが整わないせいで先を読みたくなる絶妙なバランス。そんな印象。

本作は、芥川龍之介の「藪の中」に通底するものの、そこに恩田陸テイストの独特のリズムが加わり、題材になっている事件...続きを読む

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ユージニア

Posted by ブクログ 2017年09月07日

先日『蜜蜂と遠雷』を読んで、恩田陸にしては随分と爽やかだなあと思ったのだった。もっとも、薄水色と黄色と淡い桃色と草色の混じり合った、春の風みたいな雰囲気は、それはそれでとても好きだったのだけれどね。でもこっちを読んで、そうそう、恩田陸といえばこういう作品だよなあ、と。こっちの方がしっくり来る。

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ユージニア

Posted by ブクログ 2017年05月16日

洋館に古都、盲目の少女、毒。さまざまな人の証言。誰、とは言わないが、証言の向こうに見える彼女。完璧。最後の最後、恩田陸さんらしく、断定はしない。におわせて、疑わせて…。
夏の金沢で読みたい。

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ユージニア

Posted by ブクログ 2017年03月11日

帝銀事件を思わせるショッキングな事件を巡って、登場人物の語りをつないで、事件の真相を紡いでいく章立てによる展開。事件発生当時、10年後に事件をなぞらえるように出版された本、更に年月を重ねた現在と、時を行きつ戻りつつ、謎をひも解いていく。予想される結末への期待で読み進めていく先に仕掛けられたエンディン...続きを読む

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ユージニア

Posted by ブクログ 2016年12月15日

不思議な感じ満載。一つの事件に、いろんな人たちが証言していく形式。これだけのボリューム書けるんだという、ちょっとした驚き。結局どうだったのか、余韻が残る。

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ユージニア

Posted by ブクログ 2016年06月13日

まさしく「グレー」な小説だ。何事も起承転結がないと落ち着かない。しかし人生には必ずしも起承転結はないし、結果も想定できない。でも・・・次はスッキリがいいな!

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ユージニア

Posted by ブクログ 2018年11月11日

はっきり言って飲み込めない。不味いわけじゃないけど、飲もうとすると止められたり、味が変わったりタイミングが外されてしまう。もちろん犯人が誰でどうやって事件を起したかは読み進めれば解るんだけど、殺した人、事件を画策した人、事件を明らかにしようとした人、各々の動機が特殊過ぎて喉越しがよろしくない。
イン...続きを読む

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