『無窮堂』は古書業界では名の知れた老舗。その三代目に当たる真志喜と「せどり屋」と呼ばれるやくざ者の父を持つ太一は幼い頃から兄弟のように育つ。ある夏の午後に起きた事件が二人の関係を変えてしまう…。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2013年07月09日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

月魚

Posted by ブクログ 2019年01月10日

古書店「無窮堂」の三代目・真志喜と、親の代から古本屋業でも「せどり」と揶揄されながら業界に入った父の家業を引き継ぐ瀬名垣。この若き2人が主人公。かつて、子どもの頃の瀬名垣の目利きが、真志喜の親子関係を亀裂に追い込む。
不思議な縁で結ばれた2人の若者。ボーイズラブも見え隠れするが、スマートで露骨さは無...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

月魚

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月02日

幾度も出てくる言葉「罪」。
きしむような罪悪感と胸苦しさ。
けれどその反面、密かに味わう甘い満足感。
「罪」と対極にある「蜜」の味は一度舐めてしまうと止めることはできない。
「罪」と「蜜」で結ばれた二人の男・瀬名垣と真志喜。
共に古本業界に身を置き本を愛する二人の、プラトニックでありながら冴え冴えと...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2018年03月07日

暗い過去に縛られ悩む青年ふたりのお話。古本屋というお仕事小説、プラトニックBLとしても完成度が高く適度な湿度が本当にいい。これは好き。泣いたりはしないけれど、心にがっちり入ってくる。読み終わってから「こういうのが読みたかった」と思った。タイトルの読みは「げつぎょ」だそう。

このレビューは参考になりましたか?

月魚

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年06月02日

古書店屋の瀬名垣とましきの物語。幼い頃から絡み合う2人の人生。狭い古本業界のなかで生きていく中で、お互い支え合い、共感しあい、ライバルとしても頑張る2人。父子関係がいろいろあったが、お互いを思う心で乗り越えていく。

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2017年02月23日

なんかちょっと瀬名垣と真志喜のBLものかと疑いたくなる節もあるけど、相変わらず文体はとても綺麗で読みやすい

このレビューは参考になりましたか?

月魚

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月13日

再読。随分前に読んだのに結構記憶に残っていた。映像が鮮やかに浮かび上がってくる印象的な場面が多かった。初期の作品だけど、この頃から三浦しをんさんは三浦しをんさんだった。真志喜と瀬名垣の主人公二人の距離感がジレジレとドキドキとたまらない。あさのあつこさんの解説に同感。

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2016年11月29日

何処かでみてきた みていたような

不可解な感触

だけど 不思議な安堵もあって

生きる 愛する 哀しむ

いのちにはさまざまなかたちがあってよいのだと

自身の奥底の暗さを抱えたまま

誰かを想うこともできるかもしれない

かすかな あかりがともった 氣がした

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2018年11月18日

古書店の若き三代目・真志喜と、幼なじみで
同じ古書業界に身をおく瀬名垣。
この二人は、それぞれに負い目と罪悪感を
持っていて、なかなかお互いにまっすぐ向き
合えない。

(少し誉めすぎかもしれないけれど)このあたり
の男同士の心模様を巧みに描いたという点で、
向田邦子さんの『あ・うん』...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2018年11月12日

JUNE感が強い。序盤はなかなかに読み進まなくて大変だったけど後半はすぐ読めた。そこにいて、ほとんど動かないから空気が埃っぽい感じ、そんなイメージ。夏の短編はなかなかに爽やかだった。それにしても全体を通してそっちの小説を読んでいるようなそんな気分。嫌いじゃない。

このレビューは参考になりましたか?

月魚

Posted by ブクログ 2018年08月22日

三浦しをんの書籍は、「舟を編む」「神去まあまあ物語」「神去なあなあ夜話」に続いて3冊目です。
月魚は、他作品のような恋愛は描かれなかったけど、ちょっぴり神秘的というか、読者に任せますという部分があり、答えが明らかになっていないことが逆惹きつけられながら、余韻にも残っている。
古本屋は、店舗かインター...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?