女神の幼い娘(下) ArcheAge もみの木と鷹2

ジョン・ミンヒ / 田端かや

神とは何かを探索する、12名の最初の遠征隊がいた。
彼らは、大地の中心とも呼ばれる深き穴の底の扉を進んだ。
のちにそれが、世界を崩壊させる引き金になるとは知らずに……。

超大作PCオンラインゲーム『ArcheAge（アーキエイジ）』原作小説。
作者は韓国で絶大な人気をほこるファンタジー小説家ジョン・ミンヒ氏。

サビーナ王妃の「悪鬼術師・アユブ」が召喚した悪鬼から逃れたエレクティナと王子は、ラバンとともに平和な生活を過ごしていた。しかし、ラバンの異母姉弟であるサビーナ王妃は、またもアユブを使ってラバンを追い詰める。

二千年前、この地で何が起きたのか。
なぜ旧大陸は失われてしまったのか。
ゲーム『ArcheAge』の世界から遡ること二千年。この地で起きた伝説を綴る。
「ArcheAge モミの木と鷹」シリーズ第2弾。
最初の遠征隊「放浪の王子ジン」の物語。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / ファンタジー（海外）
• 出版社: ゲームオン
• 掲載誌・レーベル: ゲームオン
• シリーズ: ArcheAge もみの木と鷹シリーズ
• 電子版発売日: 2013年06月14日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ばつ · ★★★★☆]

ネタバレ含む

さっくりよめる量なので展開も早く、王道的なストーリーですがそこそこ面白いです。
ただ、ラバンの奥さんたちのことを考えると、ラバンがジンを手に掛けようとする心の葛藤の表現や、ティナとのやりとりがもちょっとほしかったきもします。ティナが短刀を手にしたときの気持ちも知りたかったかな･･･とっさの行動ではあったのだろうけど･･･。
ラバンが死んだことで奥さんと子供は王妃の慈悲を受けることになるのかどうか･･･
そしてティナの洞察力もさることながら、殺傷能力の高さ･･･母こわい。