愛する人達

愛する人達

484円 (税込)

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母の死後、母の初恋の人、佐山に引きとられた雪子は佐山を秘かに慕いながら若杉のもとへ嫁いでゆく――。雪子の実らない恋を潔く描く『母の初恋』。さいころを振る浅草の踊り子の姿を下町の抒情に托して写した『夜のさいころ』。他に『女の夢』『燕の童女』『ほくろの手紙』『夫唱婦和』など、円熟期の著者が人生に対し限りない愛情をもって筆をとった名編9編を収録する。

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愛する人達 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年05月30日

    これは好き 大好き
    『夜のさいころ』もいいけど『ゆくひと』もいいし
    『夫唱婦和』もすごく良かったなあ

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    Posted by ブクログ 2022年03月20日

     1941(昭和16)年刊。川端42歳の頃に雑誌『婦人公論』に連載された、9編から成る連作短編小説集。
     川端康成については、高校生の頃新潮文庫のを11冊買って何となく読み、成人してからは読み返すこともなかったので、かなり久しぶりである。さすがに日本初のノーベル文学賞作家というだけあって、廃版の多い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月02日

    母の初恋
    昔の恋人の死後、その娘を引き取って嫁に送る男の話。
    なんだかドロドロした展開になるのかなーと思ったのですが、読後感は非常に爽やかな「愛」に満ちた物語です。

    夜のさいころ
    純真無垢な少女の魅力。優しく見守る青年。
    川端氏お得意の展開。あっという間に終わってしまうのですが、綺麗にまとまってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月26日

    大した変哲もないように訥々と語られていながら、シンプルな言葉づかいが言いようのない味わい深さを秘めていて、これぞ川端文学という感じがします。私は、川端作品のかなしさとか官能性そのものよりも、それらが押し包まれ、もれ出すようなかたちで語られているということが好きです。

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    Posted by ブクログ 2013年07月29日

    [※旧新潮文庫版による]

    完成度の高い珠玉のリアリズム短編集。

    「母の初恋」
    今は盛りを過ぎたシナリオ作家の佐山は、過去に民子と婚約していたが、寝取られてしまい破局していた。その民子と再会したがやがて彼女は死に、娘の雪子の面倒をみていた。雪子は結婚するが、失踪してしまう……雪子の最も親しい女学校...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月23日

    異性への愛、家族愛の短編集。作者の描く女性像、そして文体が美しい。「夜のさいころ」「夫唱婦和」が良かった。12.12.23

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    全体に淡いなまめかしさが美しさを保ってある、そしてエロティックがはみ出す。それが川端康成の魅力だと思う。

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    Posted by ブクログ 2018年09月03日

    女心の繊細な表現が大好きです。少しわからない部分もありますが。時代の違いでしょうか。いや一歩先を行っているような。

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    Posted by ブクログ 2014年08月16日

    ほくろ以外だいたい読みました。ほくろは、無理だった。
    表題作の「母の初恋」が、よかった。女の子が川端さんが得意そうな感じ。ほんのり切なくきれいな話。
    「夜のさいころ」も好き。サイコロの一の目は結局どういういうことなのか気になる。。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ひと昔前の、特に田舎では、結婚とは「恋」とかそういう生易しいものではないのだと思った。

    女の人の清楚さも、哀しさも強さも、いろんな女性像がある。
    綺麗な文体♪

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