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Posted by ブクログ 2013年02月04日
一気に読んでしまいました。
主人公竹井岳彦の「山に行きたい、山に生きたい」という思いを止めることができない心理に共感しました。
悪い友人に何度も騙されるのには、読んでいて、辛くなって来ます。
この小説に、この悪者の存在がなければいいのに、と思ってしまう程。
今後、話の展開がどうなるか、楽しみです。
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Posted by ブクログ 2012年02月07日
この本のモデルの吉野満彦氏が5日に亡くなられた。
本を読むと、本当に実在の人物だろうかと疑いたくなるほど、ドラマチックで壮絶な人生を送ったアルピニストだということが分かる。
朝日新聞のスポーツ欄に掲載されている写真は何歳頃だろうか?おだやかな顔つきだ。
このような、素晴らしい岳人がいたから新田次郎氏...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月12日
若くして凍傷により両足の指先を全て失いながらも、果敢にクライミングに挑んでいく岳彦の人生を描いた、実在の人物をモデルにした傑作。
伯爵や元帥などの涸沢貴族と呼ばれるユニークな山仲間も登場します。
クライマックスのマッターホルン北壁を血にまみれた「足のない足」とともに一歩一歩登っていく姿は壮絶です。
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Posted by ブクログ 2011年08月24日
足の指、踵を失いながらも山に生き、数々の初登攀を成し遂げてきた男の話。
日本中の期待を背負ってアイガー北壁に挑むも、天候に恵まれず断念するのだが、その判断力を賞賛していた点が印象的。
命懸けの登攀は決してかっこよくはない、それは今後、私の山行を支えてくれる鉄則となるだろう。
謙虚であるということもだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月16日
竹井岳彦という男の生涯。
岳彦は、山で足に凍傷を患い、両足の先を失います。
でも、岳彦は山を諦めませんでした。
失った足をゆっくりゆっくり前に運び山を続けるうちに
足は蘇り始めたのです。
『「おれの足が蘇ったぞ」岳彦は、その喜びを力いっぱいの声で叫び続けた』
これは登攀中に、
感覚がないはずの義...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月12日
読んだきっかけは2022年7月、スイスでアイガー北壁を見たこと。これどうやって登るの?!とアイガーの姿に驚いた。
山に魅了された少年の物語。
遭難により友人だけでなく、自分の足までも凍傷でなくしてしまう。
その様子は、読んでいるだけで目を背けたくなるほど秀逸に描かれている。その後の山登りや岩壁登り...続きを読む
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