栄光の岩壁(上)

栄光の岩壁(上)

792円 (税込)

3pt

戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。

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栄光の岩壁 のシリーズ作品

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  • 栄光の岩壁(上)
    792円 (税込)
    戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。
  • 栄光の岩壁(下)
    792円 (税込)
    “六文足”の竹井岳彦は水戸で運動具商を営む美しい女性のもとに婿入りする。しかし岩壁への執念は断ちがたく、ひたすらヨーロッパへの憧れはたかまる。最初、アイガー北壁に挑むが、持ち前の慎重な判断力により途中断念する。再度、血みどろの足をひきずり、日本人としてはじめてマッターホルン北壁を征服する。実在の人物を素材にして、あらゆる困難にうちかつ男を描いた長編小説。

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栄光の岩壁(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月29日

    昔一度読みましたが、再度購入して読んでみました。細かい所は殆ど覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。「岩壁に向かったあの真剣な気持、身体中の神経が音を立てて鳴るほど張りつめたあの瞬間」わかる気がします。

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    Posted by ブクログ 2013年02月04日

    一気に読んでしまいました。
    主人公竹井岳彦の「山に行きたい、山に生きたい」という思いを止めることができない心理に共感しました。
    悪い友人に何度も騙されるのには、読んでいて、辛くなって来ます。
    この小説に、この悪者の存在がなければいいのに、と思ってしまう程。
    今後、話の展開がどうなるか、楽しみです。
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    Posted by ブクログ 2012年02月07日

    この本のモデルの吉野満彦氏が5日に亡くなられた。
    本を読むと、本当に実在の人物だろうかと疑いたくなるほど、ドラマチックで壮絶な人生を送ったアルピニストだということが分かる。
    朝日新聞のスポーツ欄に掲載されている写真は何歳頃だろうか?おだやかな顔つきだ。
    このような、素晴らしい岳人がいたから新田次郎氏...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月16日

     ハッピーエンドの感動作。

     アイガー北壁に失敗し、翌年マッターホルン北壁に成功する主人公。そして彼を取り巻く魅力的なパートナーたち。

     特にザイルを組んだパートナーとの呼吸や日本に残した妻への思いがラストで一気に&爆発的に表現されクライマックスを迎える。

     実在の人物が

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    Posted by ブクログ 2011年09月12日

    若くして凍傷により両足の指先を全て失いながらも、果敢にクライミングに挑んでいく岳彦の人生を描いた、実在の人物をモデルにした傑作。
    伯爵や元帥などの涸沢貴族と呼ばれるユニークな山仲間も登場します。
    クライマックスのマッターホルン北壁を血にまみれた「足のない足」とともに一歩一歩登っていく姿は壮絶です。
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    Posted by ブクログ 2011年08月24日

    足の指、踵を失いながらも山に生き、数々の初登攀を成し遂げてきた男の話。
    日本中の期待を背負ってアイガー北壁に挑むも、天候に恵まれず断念するのだが、その判断力を賞賛していた点が印象的。
    命懸けの登攀は決してかっこよくはない、それは今後、私の山行を支えてくれる鉄則となるだろう。
    謙虚であるということもだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月16日

    竹井岳彦という男の生涯。
    岳彦は、山で足に凍傷を患い、両足の先を失います。
    でも、岳彦は山を諦めませんでした。
    失った足をゆっくりゆっくり前に運び山を続けるうちに
    足は蘇り始めたのです。

    『「おれの足が蘇ったぞ」岳彦は、その喜びを力いっぱいの声で叫び続けた』

    これは登攀中に、
    感覚がないはずの義...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本人で初めてヨーロッパアルプスの3大北壁の一つを制覇した実在の人物をモデルにた物語
    友人と足の半分を失った若き日の悲しみから、いかにして山への思いをつなぎ続けたかが語られる

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    登山中に凍傷で両手足の大半を失った主人公が、山への思いをいっそう強め壮絶な執念で岩壁に張り付く。上巻

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    Posted by ブクログ 2022年09月12日

    読んだきっかけは2022年7月、スイスでアイガー北壁を見たこと。これどうやって登るの?!とアイガーの姿に驚いた。

    山に魅了された少年の物語。
    遭難により友人だけでなく、自分の足までも凍傷でなくしてしまう。
    その様子は、読んでいるだけで目を背けたくなるほど秀逸に描かれている。その後の山登りや岩壁登り...続きを読む

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