無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
通勤ラッシュの電車の中で行われている現状に誰も気づかない。
赤いレースの下着の上から、何者かの指が容赦なく刺激する。
涙目になったわたしは頬を上気させると、その人物を睨みつけた。
するとクスリと笑った男が、わたしを愛おしそうに瞳を細める。
その人物は、私の部下で、年下の彼氏。
会社を出た瞬間にわたしが上司でなくなり、彼も部下ではなくなる。ただの、青年。ただの、というより、ただものではない、青年。
子犬のようでオオカミみたいな、素直じゃないわたしの、愛しくて意地悪カレシ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。