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冤罪被害者の救済活動に取り組む日本初の団体「チーム・ゼロ」。弁護士や学者などのスペシャリストで構成されるチームのもとに、無実を訴える一通の手紙が届く。それは23年前の郡上おどりの夜に岐阜県郡上郡で起きた一家四人殺害事件の犯人として、死刑判決を受けた死刑囚・宮原からのものだった。
チームの一員として理想に燃える若手弁護士・藤嶋翔太は宮原と面会し、事件について調べ始める。宮原の当日の行動、凶器に残された指紋、そして宮原自身による証言。そのすべてが宮原の犯行を決定づけるように思えたが、やがていくつもの違和感が浮上してくる。
信頼の置けない科学捜査や心理的なバイアスなど、藤嶋たちは様々な要素から真相を手繰り寄せるが、チームを大きな悲劇が襲い――。
Posted by ブクログ 2023年04月29日
今回も冤罪もの。スピード感がある。やや強引ですが真相に迫る展開
平成八年、「郡上踊り」の最中に起こった一家四人殺害事件の容疑者として死刑が確定した宮原信夫。幼いときその事件を目撃した少女が、後に弁護士を経て死刑囚を救う会のリーダーとなり、宮原の無実を証明しようとする。人間は間違いを犯す生き物なのだと...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月04日
冤罪被害者の救済活動に取り組む「チーム・ゼロ」は、元弁護士の大学准教授・東山佐奈を中心に若手弁護士の藤嶋と安野らが奮闘する。
冤罪に関連する小説は、過去にも読んだことがあるが、これはどちらかというと「チーム・ゼロ」を主軸に進む。
中盤からどうなるのか…と思う場面があっての終盤まで。
冤罪ならではの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月24日
かなり読みやすくてライトなリーガルサスペンスかつ、冤罪ものという雰囲気でさくっと読もうかなと思いましたが、読んでみると指紋鑑定がどういうものなのか、冤罪を作り上げてしまうシステムなど考えさせられ、勉強になる部分がとても多かったので、結果じっくり読ませてもらいました。
登場人物の青臭い熱さもとてもよか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月25日
冤罪小説はあまた読んできたけれど、重要人物が殺されてしまって、え?って思ったが、あーなるほどそういうことかと納得した。なかなかうまく作られていて、冒頭のシーンを思い出す。途中登場人物に議員が出てくるのだが、そのつながりがもしかしてって思わせながらも、そっちかいってオチにはなんだか拍子抜けしたものの、...続きを読む
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