Posted by ブクログ
2021年12月26日
内容としては本編10巻までのネタバレ情報なので、必ず10巻まで読み終えてからの購読をおすすめ。本編の事前情報としての購読は非推奨。序盤から中盤までは刊行された巻までに判明しているキャラクターたちの経歴付きプロフィールと、そのキャラ毎の簡易人間関係図の紹介。各キャラ毎の深堀漫画もあり、全巻既読者にも楽...続きを読むしめる!終盤は時系列表、魔物図鑑、人種別ステータス、シェイプシフターの犯人真相など。思ってたより細かく設定されててびっくり。「本編とは関係ないけど一応存在する裏設定」が好きな私には嬉しい一冊でした。シェイプシフターの見た目が何故ああなったのか、とか、それによるキャラクター同士の互いの印象なども細かい設定が。本編の巻末でも魔物の生態についてのオマケ漫画はあったけど、本当にギャグ漫画にしてはとてもよく作り込まれている。舞台装置でしかないであろうモブキャラクターたちのプロフィールや関係性まで細かくてしっかりしてて、モブであるが故にあまり活躍の場がないことを悔しく思うくらいでした。個人的には、ナマリの意外な健気さ、マイヅルとシュローの家の複雑さ、イヌタデの素直さ、タンス夫妻とカカとキキの出会い、ダイアの前進力、ミスルンの面白さ、カナリア隊の関係性、それらがとても好き。なんてドラマ溢れる世界なんだろう。中でも、ミックベルとクロには感動した。今は主従でしかないけど、きっといつか一生の友達になれる。パッタドルもかなり好きかも(笑)多分、そういうとこだよ(笑)両親もよくわかってんだよ、きっと(笑)