紙の月
作者名 :

1巻配信中

価格 637円 (税込)

わかば銀行契約社員・梅澤梨花(41歳)が約1億円を横領した。梨花は発覚する前に、海外へ逃亡する。梨花は、果たして逃げ切れるのか? 自分にあまり興味を抱かない会社員の夫と安定した生活を送っていた、正義感の強い平凡な主婦。年下の大学生・光太と出会ったことから、金銭感覚と日常が少しずつ歪んでいき、「私には、ほしいものは、みな手に入る」と思いはじめる。夫とつましい生活をしながら、一方光太とはホテルのスイートに連泊し、高級寿司店で食事をし、高価な買い物をし……。そしてついには顧客のお金にてをつけてゆく。あまりにもスリリングで狂おしいまでに切実な、角田光代の傑作長編小説!! 各紙誌でも絶賛された第25回柴田錬三郎賞受賞作。NHKでTVドラマ化の他、映画も公開。

ジャンル
出版社
角川春樹事務所
掲載誌・レーベル
角川春樹事務所
ページ数
316ページ
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
XMDF
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

紙の月

Posted by ブクログ 2018年10月12日

極端なストーリーかもしれないけれど、誰しも梨花さんのように歯止めがかからなくなる危険性はあるのかなぁと思って読んだ。でも、題名にある紙の月って内容の何と結び付けてつけられたんだろう?

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紙の月

Posted by ブクログ 2018年10月09日

お金に翻弄される女性たち。彼女たちが執着してるのはお金ではなくて、何か満たされない思いをお金で満たそうとしている。何かカタチのないものを。誰もがほんの少しのきっかけで陥ってしまいそうな怖さ。絶対わたしは大丈夫とは思えない恐ろしさが最後まであった。

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紙の月

Posted by ブクログ 2017年01月28日

怖かった
怖いけどドンドン引き込まれてしまった

ごく普通、普通より少し上の生活をする善良な主婦が一億円を横領するまでが恐ろしいまでに現実味をもって描かれていた

夢に見てしまったもん
お金がないって焦る悪夢
お金がないって不幸なの?って疑問を持つことで夢から目覚めたけど恐ろしかった

もし自分だっ...続きを読む

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紙の月

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月03日

お金に振り回され、飲み込まれていく女達の話。買い物の快感、額が大きくなるにつれて麻痺していく感覚、与えられ続けて次第にそれを当然だと勘違いしていく感じ、物をねだる時の媚びた表情など、全てがリアルでたまらない気持ちになりました。自分のお金で生活するって、馬鹿にならないためには本当に大切なことだと痛感。...続きを読む

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紙の月

ネタバレ購入済み

登場人物が多すぎると思ったが

ライアン 2015年01月18日

登場人物が多すぎると思ったが、最後の最後でこのような形で終わるとは思ってもみなかった。みんながみんな、金で手に入れ、失いたくなくなった何かを金で繋ぎ止めている。繋がらないのにうまく繋がる話に作者の実力を思い知らされました。

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紙の月

Posted by ブクログ 2018年12月08日

専業主婦だった梨花が銀行でパートで働きだし、横領し顧客の孫に貢ぐお話し。
旦那が毎度、俺の方が稼ぎが多い感を醸し出してくる感じが嫌だった。
ちょっとしたキッカケだったのに歯止めがきかなくる。
実際にもありそう。

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紙の月

Posted by ブクログ 2018年10月11日

梨花はカード会社でOLをしていた。正文と結婚して退職した。二人だけの生活はだんだんと退屈なものになってきた。そんな時に料理教室で知り合った亜紀に、仕事でもしてみれば、と言われ、銀行のパート職員になった。営業職でお得意さんを回って勧誘をするのだ。梨花は老齢なお得意さんに好かれた。ちょっとした手伝いも嫌...続きを読む

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紙の月

Posted by ブクログ 2018年06月17日

ただ好きで、ただ会いたいだけだった―――
わかば銀行の支店から一億円が横領された。
容疑者は、梅澤梨花四十一歳。
二十五歳で結婚し専業主婦になったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。
真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。
そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった・・...続きを読む

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紙の月

Posted by ブクログ 2018年01月08日

2013.10/19 角田さんの紡ぐ物語は、一見すると自分とはかけ離れた女性象を描いているのに、女性心理の暗部の普遍性をついているようにも感じられて、つまり自分も同じ罠にはまってしまいそうな不安をどうしようもなく掻き立てられてしまって、続きを読まずにいられなくなる。「どうしてこんなところにいるんだろ...続きを読む

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紙の月

Posted by ブクログ 2017年11月23日

 中年の女性横領犯が主人公。当たり前の人生を歩んでいたはずの女性が、どのようにいつの間にか犯罪に手を染めるようになっていってしまったのかを描いている。予想とは異なって推理的な要素はなく、主人公の心の移り変わりが描かれてゆく。八日目の蝉ほどのどうしようもない悲惨な雰囲気には飲み込まれずに済むが、重い話...続きを読む

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