新装版 猿丸幻視行

新装版 猿丸幻視行

858円 (税込)

4pt

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき――百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸大夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された1000年の暗号とは? 友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作! 1980年週刊文春ミステリーベスト10第1位。(講談社文庫)

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新装版 猿丸幻視行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月30日

    古文、日本史に興味がある人は始めの百ページをちょっとレクチャーと思って我慢(^^) 読み進むと、おー!凄い世界へ。
    最後まで引き込まれてしまいました。

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    Posted by ブクログ 2023年01月17日

    江戸川乱歩賞の中でも特に傑作ときいて。
    柿本人麻呂の言い伝えを解く折口信夫。古典と和歌とパズルの切り口は、正面から切り開く正統派ミステリだった。
    3分の2は信夫視点だったけど、現代から夢として信夫をトレースする主人公は不要だったのでは。
    その構図がしっくりこないので星マイナス1。

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    Posted by ブクログ 2019年08月30日

    タイムトラベル専門書店の店長である藤岡みなみさんにお勧めしていただいた一冊。
    分野的に疎いところもあり、読書スピードは上がりませんでしたが、逆になかなか濃密な読書時間になりました。

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    Posted by ブクログ 2018年12月28日

    著者26歳のときの作品らしいが、その膨大な知識量と流麗な文体に驚いた。
    『インセプション』みたく入れ子構造になっているのだが、それが少し煩雑で余計に感じた(必要性は解説で理解したが、ほかに回避策はなかったものか)。
    物理トリックは後付け感が強く蛇足だったかなと。

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    Posted by ブクログ 2017年03月22日

    柿本人麿と猿丸太夫を同一人物とする、梅原猛の説を題材にした歴史ミステリ小説です。

    主人公の香坂明は、民俗学を専攻している大学院生です。彼の書いた「碩学折口信夫の足跡」という論文に関心を持った製薬会社の研究員がやってくるところから、物語は始まります。

    好きな夢を見られる薬を開発していた製薬会社の研...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月16日

    おそらく初めて読むジャンルであろう歴史ミステリー?作品。
    折口信夫という名前は初めて聞いたが、柿本人麻呂はもちろん、宇合など少しマニアックな知識も日本史で学んだことを思い出して、物語とは別のところで楽しめた。また肝心の謎解き部分でも、歌の意味やそれにまつわるしがらみなどを紐解いていく過程おいて、歌人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    伊呂波耳本反止
    千利奴流呼和加
    余多連曾津禰那
    良牟有為乃於久
    耶万計不己衣天
    阿佐伎喩女彌之
    恵比毛勢須

    これ読めた人いますか?
    万葉仮名です。
    現在にの仮名をふると・・・。

    いろはにほへと
    ちりぬるをわか
    よたれそつねな
    らむうゐのおく
    やまけふこえて
    あさきゆ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    SFチックな設定で主人公は折口信夫と同化する。
    いろは歌 をもとに「猿丸=柿本人麻呂」節を折口の視点で解明していく展開が面白い。

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    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    いろは歌の奥深さに驚かされました。一つの歌にいろんな意味・仕掛けを込めていた昔の歌人の頭の中を見てみたい。

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    Posted by ブクログ 2017年10月20日

    『邪馬台国の秘密』や『時の娘』の系統のいわゆる歴史ミステリーです。猿丸太夫=柿本人麻呂説をベースに展開する物語。この手の史実研究踏まえた創作作品大好きなので面白かった。
    主人公の片割れに若き日の折口信夫を持ってきたところが面白い。前半のいろは歌に含まれた諸々の考察から暗号解読までの盛り上がり、後半は...続きを読む

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