1988年に刊行されるや日本の読書界に衝撃を与え、同年のミステリーベスト1に選ばれ、ついには80万部を売り上げた伝説のベストセラーが待望の電子化! 地方検事選挙が白熱する街で起きた女性検事補殺し。逮捕されたのは、被害者と不倫関係にあった敏腕検事──果たして彼は有罪か無罪か? 白熱の法廷戦、豊穣な人間ドラマ、最後に待つ驚愕の真相。これぞ不朽の名作! 本書の20年後を描いた、続編『無罪 INNOCENT』とあわせてお楽しみください。
Posted by ブクログ 2013年12月11日
「被告人は有罪か、無罪か」が争われる裁判だが、「被告人が有実か、無実か」を知っているのは当の被告人だけである……、ということを考えると、人が人を裁くってすごいことをやっているな、とつくづく思います。
本書は、主人公の検事が不倫してウマーな思いをしていたら、その相手が殺害されて気づけば主人公が起訴さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月28日
時折、海外ミステリーを読みます。
そんなに詳しくないので、適当に有名なものを。
という訳で、スコット・トゥローさんという人の書いた「推定無罪」。まずは上巻。
元検事補で弁護士さんなんですね。作者が。そりゃ法廷については詳しいはずです。
「法廷もの」の不滅の名作だそうです。1987年にアメリカで出た...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月28日
主人公サビッチの同僚であるキャロリンが殺される。地方検事の選挙があり多忙のため首席検事補であるサビッチが捜査を命ぜられる。
しかし、選挙が敗北した後でサビッチがキャロリン殺害の罪で訴えられてしまう。
上巻では選挙の話があり、少し退屈な展開。その後でサビッチが訴えられた以降は非常にスリリングで面白い。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月04日
読み出したらノンストップで、あっという間に読み終わってしまった。
んだけど、読み終わった後何にも残らなかったかなあ。
面白かったのは確かなんだけど、かといってすごい作品だったっていうような読後感はなかった。
この手の作品には、どんなラストを用意しても万人が納得出来るものにはならないんだろう。
個人的...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月14日
続編が出てかなり話題になっていたので、読んでみた。
なんせここのところ、
似たようなアメリカの犯罪・司法現場の本を読んでるので、
正直物足りないというか、面白くなかったというか。
どうも主人公に入れ込めないせいかもしれない。
優秀な検事のはずが、
不倫にのぼせているのはさておいて、
事件の展開に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月04日
前半は、主人公の逡巡がかなりまどろっこしく感じて辟易。
なかなか読み進まなかったけれど、途中から真犯人もわかり、法廷劇の妙技を堪能。下巻は一気に読みました。
人(主人公)の内面に深く入っていくところは、私が女性だからか、性的な部分があまりに大きく、共感ができず読んでいて違和感が。。。そのぶん★が減少...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月11日
古典の名作と言われるだけあって、とっても面白かった。事件が起こるまでに、人物関係を細かく描いており、主人公が被疑者となってからは息詰まる法廷戦、その合間に描かれる心理描写や家庭の様子など絶妙のタイミングで描いており、一気に読めてしまった。
主人公が被疑者として疑われるのも、良いタイミングでとっ...続きを読む
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