与之助の花

与之助の花

616円 (税込)

3pt

3.7

ふとした不始末からごろつき侍にゆすられる身となった与之助が、思いを寄せていた娘から身を引き、ごろつきを斬って切腹するまでの心の様を描いた表題作。わがままで武術自慢の藩主の娘を、一介の藩士が無遠慮にこらしめる「奇縁無双」。維新戦争に赴いた恋人の帰りを40年間も待つ女心を哀切に謳った「春いくたび」。ほかに「一代恋娘」「友のためではない」など全13編を収める。

...続きを読む

与之助の花 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年12月16日

    ページをめくるたび、次はどんな話がくるのか楽しみで仕方ありませんでした。冒険、悲恋、友情などカラフルな短編です。さらに1つ1つが短いので疲れずに読めます。孤島、磔又七、武道宵節句、一代恋娘、奇縁無双、春いくたび、与之助の花、万太郎船、噴き上げる花、友のためではない が好きです。特に磔又七、一代恋娘、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月04日

    短編集。『奇縁無双』をクスクスと笑いながら読んだ。馬を乗り回し見合い相手達を得意の刀で打ち据える女武芸者が、しおしおと文字通り心身ともに組み敷かれていく「じゃじゃ馬ならし」は昔から男子諸君の心踊らすテーマだったのだろう。
    まあ要するに「ツンデレ萌え」です。違うか?

    0

    Posted by ブクログ 2011年06月03日

    周五郎、昭和10年から20年の短編集。「友のためではない」など戦時に迎合した作品もあるが、爽やかな読みものがある。「噴上げる花」が良かった。11.6.3

    0

    Posted by ブクログ 2010年09月25日

    昭和初期から戦時中までに発表された短編集。

    どうしても作品の内容が時代に合わせているのではないかという感覚が拭いきれず。

    ただ、最後に解説を読んで納得出来ました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年11月17日

    手に取るように近づく鬨の声。ついに戦場が眼前に展開した。乱れ飛ぶ剣光、叫喚、死の呻き、馬も人も揉み返し揺り返し、燃え盛る篝火に、眼を血走らせた軍兵の斬り結ぶ姿が地獄絵のごとく映しだされた  この、この島に住んでこそ、恩讐の外に生きられるのだ 他人の作らない独自のものを工夫しなくては、という態度は、と...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年07月06日

    短編集。
    「恋芙蓉」
    伊達政宗の長沼城攻めが舞台。朱兜隊隊長の勘三郎は従妹の小菊を嫁にしたいと思っていたが、小菊と親友の鞆之助とが恋仲にあることを知る。恋敵である鞆之助を政宗の元へと使者として走らせることで命を救い、それを知った鞆之助は戦場へと取って返すが…。

    「孤島」
    大阪へと向かう船旅で、欣之...続きを読む

    0

与之助の花 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

山本周五郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す