酔いどれ次郎八

酔いどれ次郎八

616円 (税込)

3pt

4.3

藩の名刀を奪い、役人を斬って薩摩藩に逃げ込んだ侍を上意討ちにする命をおびた矢作次郎八と岡田千久馬。二人は首尾よく本懐を遂げるが、薩摩藩士に取り囲まれ退路を断たれる。千久馬を逃がし、その場で死んだと思われていた次郎八が二年後に藩に姿を現した時、かつての許婚は千久馬のもとに嫁いでいた――。次郎八のとる意外な行動を描く表題作ほか、「与茂七の帰藩」など全11編を収録。

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酔いどれ次郎八 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年06月29日

    昭和10年(1935)から17年(1942)の作品というから、
    まさに戦時中である。

    短編であるが、その物語の組み立て方は優れている。
    心の転換点がうまく演出されている。
    『講談』という手法を 今読むと新鮮である。
    一つ一つを読みながら、その物語の余韻をあじわう。

    彦次郎実記
    主計介が憤懣やるか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    「江戸の土圭師」は時計職人を描く。この職人は良いものを作ることを名目として納期意識に欠ける。良いものを作る職人気質は好意的に評価されがちであるが、納期意識に欠けるところを批判する。これは昭和の日本企業の物づくりの失敗と重なる。

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月03日

    ラストの現代(戦前)ものは入れなくてよいというか不要。興趣も削がれるし出来も良くなく、読後感が落ちる。それ以外は流石という感じの江戸ものの短編集。ちょっと読みやす過ぎる感もあるけど、これもまた一味ですな。

    0

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