続・森崎書店の日々

続・森崎書店の日々

495円 (税込)

2pt

映画化された小説「森崎書店の日々」の続編

貴子の叔父であるサトルが経営する森崎書店は、妻の桃子が店を手伝うようになり、穏やかでのんびりとした時間が流れていた。貴子は仕事が休みの日には店へ立ち寄り、手伝いをしながら、旧知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。とくに和田とは、ずっと「恋人関係」が続いており、それに微妙に嫉妬するサトルに、貴子は手を焼いたりしていた。サトルと桃子の結婚記念日、貴子は温泉旅行をプレゼントする。店を気にするサトルだったが、貴子が店番を請け負い、その間だけ森崎書店の二階に泊まることになる。ひさしぶりの森崎書店での生活に浮かれる貴子。店に遊びに来た和田は、古書店を舞台にした小説をずっと書きたいと思っていたと貴子に話す。貴子もそれは素晴らしいアイディアだと喜ぶ。少しずつ小説を書き続ける和田だったが、貴子はそんな和田との間にはっきりとした進展が見られないため、ひそかに不安を感じていた。そんな折、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と会っているのを目撃してしまう。

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続・森崎書店の日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    前作『森崎書店の日々』では、失恋して傷つき心を閉ざしがちになってどん底だった貴子ちゃんが、ひょんなことからサトル叔父さんの古本屋さんに住み込むことになって、少しずつ心も回復していく話だったけど、続編は「森崎書店」をとりまく愛すべき人々との、ささやかだけど温かい交流がものすごーく丁寧に描かれていて、こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    本について詳しく述べることはあまりないが、古書店を通じて様々な人がすこしずつ再生していく。何者でもない人がいてよいんだ。と、ありふれた毎日のなかで自分を認めて前に進む。なんか力付けられた作品でした

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    Posted by ブクログ 2023年01月26日

    ラストは家で読むことをオススメする。
    公共の場で読んでしまった私はポロポロ泣いてしまった。

    貴子さんが作ったメニューを私も今度夕飯に作ろう。

    自ら閉めてしまった扉は、外からこじ開けても、内側から開かれないと意味がないのだ。
    これは子育てでも必要な考え方だ。

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    Posted by ブクログ 2022年08月14日

    憎らしいんだけど憎めないこと。大切に思っている人に壁を作ってしまうこと。言うべき時には、やはり言わなければいけないこと。まるで業のように、自分の中に絡みついていることも、いつかはなくなるんじゃないかと思えること。当たり前のように、ずっと続くと思える日常が、とても愛おしいこと。どんなに大切に思っている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月18日

    貴子が成長している!!

    本の力だけではないかもしれないけれど、
    神保町で過ごしたひとときが
    貴子が立ち直るきっかけになって、
    こうして素敵な女性になった。
    それだけで、なぜか嬉しい気持ちになった。


    ささやかな日常とか人との繋がりとか…
    最近そんな本ばかり読んでいる気がする。
    私はきっと、そうい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月10日

    何にも特別なことではない
    ありふれた日常
    それでも何故かとても特別なものに思える

    今ままで小説なんて食い入るように読んだことなかったけれど、八木沢さんのストーリーの描き方が大好きで、空き時間があれば読みたくなる、ずっと手元に置いて置きたくなるような、そんな本だった。

    一文一文が繊細でその物語に自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月24日

    続編です。

    みなさん言われるように、一緒に読んだ方がいいですね。
    桃子さんの感謝しつつ生きるさま、素敵です。

    ありがとう。

    じーんときます。
    うまいなあ。
    残される人のことをきちんと考え、そしてそのひとにあったひとことを残すあたり、桃子さんです。2冊の本から、その人がちゃんと見えてくるって、ほ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月18日

    2015/11/09 12:12
    東京へ戻る新幹線の中で読み終わった。

    桃子さん。
    泣いた。

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    Posted by ブクログ 2016年01月18日

    八木沢里志さんの「森崎書店の日々」(2010.9)、恋人と仕事と両方を一気に失った25歳の貴子が、叔父の森崎サトルが営む神田神保町の書店で癒され、そして、叔父のもとには、5年ぶりに帰ってきた妻の桃子が~。書店を舞台にした軽い読み物でした。今回「続・森崎書店の日々」(2011.12)を読みました。最初...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月26日

    続編がある事を知りませんでした。
    やっぱりとても好きです。
    静かで温かな世界観が読んでいて気持ちをほぐしてくれます。
    とはいえ、皆がそれぞれ持つ悩みにきちんと現実感もありそんな中でも温かな気持ちにさせてくれる素敵な本です。
    さらなる続編読みたいです。

    0

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