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Posted by ブクログ 2011年04月03日
地に足のついた好著。国土が狭く、人口密度の高い日本では穀物の生産量向上には限界があり、自給率向上は厳しい。それよりも、同じように狭い国土ながら農業輸出で279億円ももうけているオランダのように、野菜や畜産や花きなどの広い面積を必要としない品目で勝負すべきと熱弁。一方で「小家族制や日本文化に根付いたコ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月13日
自給率の低下に対して、多くの国民は不安を抱いている。それは、農林水産省や農業関係者が行う「なにかの際に食料が輸入できなくなると、日本はパニックに陥る」との喧伝に踊らされている面はあるにしても、自給率の著しい低下が不安の背景にあることは確かであろう。
農地を規模拡大して農業の効率を高めても、国民経済...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月09日
食料自給率のことがよくわかる良本。まず自給率が日本より低いオランダが、農業で儲けている(輸出額>輸入額)ことにびっくりした。特に知見のない自分からしたら、「自給率?あげた方がいいんじゃん?」くらいにしか感じてなかったが、世界と日本の自給率の比較、自給率を上げられるのか?自給率が低くて問題があるのか?...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月13日
そもそも食料自給率はどこまであげることができるのか。それは国際的な水準などと比較してどうなのか。っていうか他の国ってどうなの?なんで日本の農業ってこんな感じなの?と、一つずつ紐解いていく。
結局、著者の試算によれば、日本でカロリーベースの食料自給率は上がっても50%ぐらい。そこに色んな補助金を投入し...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月24日
農学出身ではない筆者(出身は工学/システム系)が究極的にマクロ視点に立ち、食料自給率の無意味さ?に切り込んだ本書。
講演会に行くことになったので予習のため前日に一気に読破。その気になったら本ってけっこうなスピードで読めるもんですね(笑)
食料自給率が何かというのをまず認識し、世界の中で日本の農業...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月18日
いちいちさ、罠を仕掛けないでほしいよね、いろんなところにさ。政府とかメディアとかその他もろもろ。引っかかっちゃうじゃんね。知らんし。事情とか。
端的に言うと、食料自給率あげなくていいよーってはなし。あげることは現実的じゃないんだよーってはなし。あげなくても問題ないんだよ。
戸別所得補償制度は自給...続きを読む
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