短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生き続ける。失われゆく伝統的英国を描く英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。

ジャンル
出版社
早川書房
掲載誌・レーベル
ハヤカワepi文庫
ページ数
368ページ
電子版発売日
2012年03月30日
コンテンツ形式
.book
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

日の名残り

Posted by ブクログ 2018年10月07日

客観的に見れば、好意を持っている事ってよくわかる。
でも自分の事になると急に見えなくなる。
そんな事を思った。

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年09月29日

日の名残る夕暮れ、ある者は夜を迎えて明日を歓迎し、ある者は過ぎゆく陽を懐古し来るべき夜に慄く。英国執事の人生にイギリスの凋落を投影する。

伝統に縛られダーリントン卿を絶対視し自己正当化するスティーブンス氏。その彼が最後の場面でベンチに座り空虚と後悔の念に駆られる姿は、英国籍を持ちながらも日系人であ...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年09月10日

ノーベル文学賞の本というものがどういうものなのか気になり購入。

過去に映画化されており、そちらも高評価。
観てませんが…

イギリス、ダーリントンホールでダーリントン卿に仕えた一流の執事が本作の一貫した語り手。
時代は移り変わり、館の新しい主人となったファラディの提案により、執事スティーブンスは出...続きを読む

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日の名残り

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月01日

「人生、楽しまなくっちゃ。夕方が一日で一番いい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方が一番いい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一番いい時間だって言うよ。」p294
タイトルの意味。過ぎ去った一日を振り返っている。
執事が、休暇旅行の間に、今までの人生を思い出す。これまでの...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年07月02日

静かに感情が揺れる小説。第二次世界大戦前のイギリスで、こういう流れがあったのかという点でも面白かった。情景の浮かぶ描写が多く、心地よく読み進められる。
ラストの主人公の切なさや後悔のような思いは、映画の方で強く感じられ、それまでの描写では小説で理解の深まる部分があり、映画も小説も両方楽しむことをお勧...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年06月24日

 きわめて巧妙に構築された小説である。この小説の中心にあるのは回想である。主人公のスティーブンスは英国の格式の高い屋敷に仕える執事であるが、すでに彼の価値観ではいかんともしがたい時代になっていた。献身的に使えた元主人は失脚し、今はアメリカ人の富豪に雇われている。元主人には全人格的な信頼と服従をちかっ...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年06月17日

ノーベル賞作家の作品はつまらないだろうと思うのは私の全くの偏見だった。読後は余韻が胸に広がりすぎて、その広がりを持て余してしまい、最後は目からあふれてしまった。なんとなく泣きたくなったのだ。悲しかったわけではない。スティーブンスが眺めた美しい落日の風景が私の目にもまざまざと浮んできたからだ。
読み始...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年05月13日

淡々と叙述されていく。どこかに盛り上がりがあるわけでも、思わぬ展開があるわけでもない。もしも小説の価値が、エンタテインメント性で決まるとすれば、この作品の価値は低いだろう。しかし良い。すっと沁み込んでくる。良質な鉱泉水を口にしたような読後感。

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日の名残り

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月15日

 「わたしを離さないで」、「わたしたちが孤児だったころ」に続いて、カズオ・イシグロの作品を読むのは三作目です。

 この作品では、執事のスティーブンスがかつての女中頭のミス・ケントンと再会するために車でリトル・コンプトンに向かう旅が描かれています。といっても、話の中心は旅自体ではなく、その途中にステ...続きを読む

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日の名残り

Posted by ブクログ 2018年01月02日

なんだか思いっきり泣いた後にだけ感じる満足感のような、そんな味わいの一冊。

読書会の課題図書。
今年話題のノーベル賞受賞作家、カズオ・イシグロさん作。1989年。

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舞台はイギリスです。時代はどうやら、1950年代?1960年代?くらいのようです。
主人公はスティーブンスさんという、どう...続きを読む

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