二十年を経て、身分を遥かにへだてた男たちの友情は復活するのか? 江戸の寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部(くさかべ)源五と、名家老と謳われ、南画の名手としても幕閣にまで名声が届いている松浦将監(しょうげん)。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、ながく絶縁状態となっていた。ともに五十歳をこえて二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。松本清張賞受賞の傑作時代小説。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
273ページ
電子版発売日
2012年02月17日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

銀漢の賦

Posted by ブクログ 2015年03月29日

今度は漢詩ですか!!

源五と小弥太、十蔵の友情が大人になってそれぞれの立場に別れてもどこかで繋がる。武士、将軍の側に仕える者、百姓。一緒に空を見上げた少年時代のようには、物事は単純ではない。
将軍に煙たがられるようになった小弥太=将監は、源五に手伝ってもらっての命がけの脱藩を試みる。
その中で、な...続きを読む

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銀漢の賦

ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年02月19日

『(銀漢とは天の川のことなのだろうが、頭に霜を置き、年齢を重ねた漢(おとこ)も銀漢かもしれんな)』
題名からなんとなく連想していた台詞が話の途中にあった。
なるほど、そういうことか。

身分の違いに拘らず互いを友と呼び合っていた彼ら。
この時代だからこその様々な苦難の中、その純粋さに胸を打たれた。
...続きを読む

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2014年11月13日

架空の小藩が舞台だが、人物も自然物も細やかに描写されていて、史実より史実らしいくらいだった。
時系列ではなく、源五や将監による回想の形で青年期や過去を描きながら、藩の一大政争の顛末が語られている。
かといって、話が飛び飛びになることなく、まさに自分自身が源五や他の人物となって昔を懐かしんでいるようで...続きを読む

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銀漢の賦

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月03日

07年に書かれた小説。こんなスゴイ小説を今まで読んでいなかったのが残念だし、こんな素晴らしい小説が読めてよかった。今では考えられない日本人の生き様が鮮やかにそして情感豊かに描かれている。多彩な登場人物を配しながらも、主人公二人の生き様を見事に浮き彫りにしている。二人の視点で描くだけでなく、時代を前後...続きを読む

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2014年06月16日

久しぶりに本を読んで久しぶりに良い本に出会えた事に感謝。この本はまた読んでもいいと思う。爽やかでありながら深く、そして読む年代によって感じ方も異なりそう。満足。

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銀漢の賦

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月10日

銀漢とは天の川を指し、その場合の漢とは漢口すなわち大河を意味するわけだが、この小説の場合もう一つの意味が出てくる。

銀漢、白髪を蓄える年齢の漢、少年時代ともに学びともに青春時代を過ごした、そんな男たち3人の物語。

どの漢も一本筋の通った漢であり、その筋が故にともに生きていくことができず3人は離れ...続きを読む

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2010年02月18日

評判どおり大当たりでした。
話の流れは、本当に漠とした記憶だけど、童門冬二の「小説・上杉鷹山」を思い起こしました。善政を引いていた家老が年老いるに連れ・・・という所だけかもしれませんが。
雰囲気的には藤沢周平の武家ものに似ている様に思います。少し枯れた文体で、登場人物の精神的な姿が美しく、凛としてい...続きを読む

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2017年12月20日

心に染入る良い物語だった。
藤沢周平原作の時代劇映画をを見ている様な清々しさを感じた。
(藤沢周平さんの時代小説を読んでいないもので・・・)
三人の男たちの友情にまつわる物語。
名家老と呼ばれるまでの地位に上り詰めた小弥太こと松浦将監。
郡方の日下部源五、そして数十年前に処刑された農民の十蔵。
50...続きを読む

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2016年08月04日

昨年NHKでドラマしていたらしい・・
今から見れないか。ドラマ映えするような魅力的な小説だった。小説は楽しく読めればそれでよい。

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銀漢の賦

Posted by ブクログ 2016年06月15日

6月-6。4.0点。
幼馴染みの老中と、地廻り侍。
過去の因縁や、現在の苦難などが語られていく。
絶縁した二人だが、幼い頃からの話がとても良い。
もう一人、一気の首謀者の幼馴染みも。
終わり方も納得。とても感動した。

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