ダブル・ファンタジー(上)

ダブル・ファンタジー(上)

569円 (税込)

2pt

35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!

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ダブル・ファンタジー のシリーズ作品

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  • ダブル・ファンタジー(上)
    569円 (税込)
    35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • ダブル・ファンタジー(下)
    569円 (税込)
    “オレ様”な志澤とのかつてないセックスを経験した奈津は、取材で訪れた香港で、大学時代に関係をもった先輩・岩井と偶然再会する。夫とも志澤とも異なる“草食系”の岩井との友情にも似た性的関係は、嬉しい誤算となり、彼女をさらなる境地へ導く。そうして男たちとの情事に昂ぶり、乱れ、甘やかな罰を受けることに没頭する度に、生々しい“本当の自分”を確認していく奈津。性の彷徨、官能の果てで見たものは…。作家・村山由佳が新境地を切り開いた金字塔的小説。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ダブル・ファンタジー(上) のユーザーレビュー

水川あさみ主演ドラマで話題。中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞の衝撃恋愛小説。主人公の奈津は、主に4人の男と関係を持ちます。面倒だけど優しいところもある夫・省吾、自信家で大人の演出家・志澤、穏やかで優しい学生時代の先輩・岩井、好みではないはずなのに何故か惹かれてしまう役者・大林。同時に4人と関わるのではなく、常に好きな人は一人というところが女性の特性なのかも。(移行期は交錯しますが……) 心も体も満たされたくて、妥協せず彷徨い続ける奈津の姿は、濃厚な官能表現がありながら、力強く清々しくもあります。かつて恋をしていた人にも、いま恋をしている人にもオススメしたい大人のための小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月25日

    ざくざく刺さって痛かった。手元に置くために買おうか、ちょっと迷っている。

    「成長期に着ていた、とても好きな服」の例えがつらかった。
    大好きで、似合っていて、心が安らぎ昂ぶりももたらしてくれる、最愛の服。でもからだが大きくなって、着られなくなってしまった。でも大好きなのだ。大切にしまって、掌で優しく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月17日

    今までだったら絶対手にとらないタイプの本だったのだけど魔がさして買ってみたら相当面白かった。
    モラハラ夫のデリカシーのなさ、「わかるー!」って思うとこばかり。それらを言葉に、物語にできるところがすごい。

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    Posted by ブクログ 2016年12月13日

    上巻だけではまだタイトルの意味がピンとこなかった。下巻まで読めばわかるかな。
    逢瀬のシーンが、激しさを想像できる記述だった。

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    Posted by ブクログ 2015年05月07日

    村山由佳さんの本は初めて読んだけれど、どハマりしそう。気取らない、さっぱりしていて読みやすい文章がとても気に入った。それから、奈津の感性は私に近いものがあるかもしれない。読んでいてはっと我に返るように共感する感覚も、くせになりそう。

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    第一章からフルスロットルだねー
    官能小説のままで終わるんかねー
    と思いきや、後半では夫婦関係の崩壊や浮気相手からの放擲が緻密に描かれる。

    結婚して10年経って伴侶の長所と短所の天秤が狂い始める、性生活の均衡が崩れる、いやはなから均衡を保っていたわけじゃない。要するに我慢していただけで、伴侶が能天気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月23日

    束縛系の夫から、野獣系の男へ。さもありなん。
    ただの浮気というわけではなく、主人公の才能を潰している夫から、野獣系の男がきっかけとなって解放されていくお話。

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    Posted by ブクログ 2023年09月18日

    好きな表現が多かったです。めも。
    愛憎の問題は論理で解決してはならない
    好きな人への想いの根幹に絶対的な尊敬と信頼があるというのはこんなにも幸せで、豊かな気持ちになれることだったのか
    言い返すのは相手の変化を期待するからだ。期待そのものを手放してしまえばもはや言い返す必要もない

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    Posted by ブクログ 2023年04月20日

    この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう-。35歳の奈津は、尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。もう後戻りはしない…。官能の愛の物語。

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    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    ぼんやりと感じていた多くのことがこの作品では文章で表現されていて、共感と尊敬の嵐だった。

    下巻も楽しみだ。

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    Posted by ブクログ 2018年03月26日

    女の人独特のあの気持ちを、ここまで活字にして表現することができるのはほんとにすごい。蛍光マーカーで文に線を引きたくなるくらい的確な表現でした。ただの官能小説じゃない。心の中の深い感情まで書かれています。

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