かげろう絵図(上)

かげろう絵図(上)

886円 (税込)

4pt

4.0

天保十一年、時の将軍は徳川家慶。しかし実権は、大御所・家斉が握っていた。絢爛たる吹き上げの桜見の会で、盛装した奥女中らが注視する中、事件は起こった──。家斉が寵愛する中臈・お美代の方とその養父にして背後の黒幕・石翁。栄華をきわめる彼らと、その追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいをミステリ・タッチで描き、権力に群がる矮小な人間の姿を炙りだす。権謀術数の大奥を生きる美女達に、快男児あり、色模様あり、黒幕ありの傑作時代小説。

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かげろう絵図 のシリーズ作品

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  • かげろう絵図(上)
    886円 (税込)
    天保十一年、時の将軍は徳川家慶。しかし実権は、大御所・家斉が握っていた。絢爛たる吹き上げの桜見の会で、盛装した奥女中らが注視する中、事件は起こった──。家斉が寵愛する中臈・お美代の方とその養父にして背後の黒幕・石翁。栄華をきわめる彼らと、その追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいをミステリ・タッチで描き、権力に群がる矮小な人間の姿を炙りだす。権謀術数の大奥を生きる美女達に、快男児あり、色模様あり、黒幕ありの傑作時代小説。
  • かげろう絵図(下)
    886円 (税込)
    大奥女中と法華宗僧侶の乱れた性の証拠を掴むべく、密偵として大奥に忍び込んだ十九歳の登美にあちこちから魔の手が迫る。部屋住みの旗本三男坊、新之助は大胆に敵を翻弄し、事態はますます息をつかせぬ大攻防へ。両陣営とも犠牲者が続出。一方、家斉の病状はいよいよ重篤になってゆく。衝撃の結末は──。全てを見届けた新之助の目には、はかない陽炎が揺れていた。史料に基づくリアルさと小説家の想像力が豊かに溶け合った、極上の娯楽小説。

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かげろう絵図(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年04月02日

    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    著者が「愉しさを第一に」取り組んだ傑作時代小説。徳川家斉が大御所として君臨する天保十一年、絢爛たる吹上の桜見の会で奥女中らが注視する中、事件は起こった―。家斉が寵愛する中臈と背後の黒幕石翁。彼らの追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいを推理手法で描...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月30日

    ネタが随所に仕込まれていて、ダイナミックにストーリーが展開されていく。読み進めて非常に楽しい。2016.3.30

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    Posted by ブクログ 2014年06月01日

    江戸時代、将軍徳川家斉の治世下における諸侯の権謀術数を描いた歴史絵巻。
    史実はともかく、著者が一番楽しんで書いたと述懐しただけはあって、抜群に面白い( *`ω´)

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    将軍の世継争いに名を借りた側近と大奥の権力闘争。目の前に絢爛な着物の柄が乱れ散るような気分になります。

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