新・教場

長岡弘樹

最恐教官・風間公親の初陣！新章始動！

第一話 鋼のモデリング
風間公親は、警察学校第九十四期初任科短期課程の教官となった。助教の尾凪尊彦は、気になる生徒として、人命救助で警察に表彰されたことのある矢代桔平の名を挙げた。
第二話 約束の指
実家が町工場を営む笠原敦気は、マル暴刑事を希望している。クラブ活動ではソフトボールに力を入れ、元高校球児の助教・尾凪から手ほどきを受けているが、スローイングに難があった。
第三話 殺意のデスマスク
若槻栄斗は、ブラジリアン柔術の有段者。交番実地研修中に、通り魔を逮捕した若槻に、風間は現場の再現を命じる。
第四話 隻眼の解剖医
警察学校では課外授業として司法解剖を見学する。不快指数が高いと、犯罪が起きやすい。七月に入り、生徒の大半が嘔吐する講習が近づいていた。
第五話 冥い追跡
星谷舞美は性格が明るく、成績もトップクラスである。星谷と大学同窓の石黒亘は、下位から成績を上げてきた。卒配後は成績上位二名が最重要署のA署に仮配属となる。
第六話 カリギュラの犠牲
氏原清純はソリの合わない同期・染谷将寿と、卒業式のスライド上映担当を任された。当日、風間は祝辞の読み上げをやめ、最終講義を始める。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 小学館
• ページ数: 288ページ
• 電子版発売日: 2023年03月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

風真教官がお見事！面白かった。
生徒達の本質を見抜き、それぞれに合う道にある種、後押ししているようですごい。
卒業式での展開もすごかった。一体風間組では何人が違う道に進んだのか…。皆に幸あれと思った。

[ブクログ · ★★★★★]

日本の警察はとても優秀だと思う。
日々安全に暮らせるのも、治安がいいからだ。

志を持って、警察官になり、警察学校で半年間学ぶ。
そこでのカリキュラムのすごさは、
並大抵の身体能力やモチベーションでは持ちこたえられない。

まして、最恐教官の風間公親に教わるとなれば、
助教の尾凪尊でさえ、ビビりながらの毎日。

花壇の花を育てるように、
それぞれの花に合った土壌を作り、
それぞれの花を育てる。
風間の観察力、指導力、またまた魅せられた！

卒業式での最終講義は、すごかった！！

[ブクログ · ★★★★★]

パターンは一緒だけど飽きなかった。
赴任当初は少し温厚だったか。
馬鹿と真面目の四区分が一番印象に残った。

[ブクログ · ★★★★★]

私が書いて欲しいなあと思ってた警察学校教官時代の新作。事件に遭って異動したころ。これは全くドラマになってない話なので、また映像化は期待する

[ブクログ · ★★★★★]

長岡弘樹の新⋅教場を読みました。
教場シリーズは、人気ですね。
主人公の風間は、すっかりキムタクのイメージになってしまい、本を読んでいてもキムタクの映像が出てしまいます。笑
警察学校での生徒の観察力は、素晴らしいです。
面白かったです。
読んでいないのも読んでみたいですね。

[ブクログ · ★★★★★]

警察学校に赴任した風間公親の卓越した洞察力を尾凪尊彦の視点で描く『新・教場』。風間教官が博識なので、警察の内部事情や雑学がとても興味深い。続編が待ち遠しい。

[ブクログ · ★★★★★]

教場シリーズ最新作。
やっぱり面白い。
毎章誰かが退校する。もはや退校待ち。
書き下ろしエピローグであの犯人についても言及。このタイミングだったとは。
帯にweb限定公開のスピンオフ「命の授業」が読めるQRコードあり。2023年6月末に公開終了予定らしいのでお見逃しなく！

[ブクログ · ★★★★★]

長岡弘樹の教場シリーズの最新作でしたが、教官の風間と生徒、助教官間の問題から風間の慧眼で問題の本質を見抜いていく、おなじみの展開ですが、さすがの面白さでした！
テレビドラマも良いと思いますが、個人的には、小説のほうが好きですね！
また続編に期待しております！

[ブクログ · ★★★★★]

シリーズ第６作。風間が警察学校の教官となった直後の短編集。風間の眼は鋭く指導は厳しい。でも脱落者も多いがその後の人生にプラスに働き後継者は活躍するだろう。

[ブクログ · ★★★★★]

テレビで放映された2作のそれぞれの場面が脳裏に浮かんだ。
最初から最後まで木村拓哉の顔が頭から離れなかった