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Posted by ブクログ 2012年05月31日
宮城谷文学初級者向け。
ちなみに入門書は、「楽毅」と思うのです。
おそらく今回が四周目で、いまはその上巻の半分が過ぎたところ。
さて、吉川英治文学賞受賞作の本書の魅力とはなんだろう。
晋と楚の二大国に攻められては向背を返さざるを得ない小さな国の葛藤。
国内外の暗然とした争いの中で、自家の武門を築き...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月03日
中国が秦の始皇帝に統一される前の時代の話を描ける人は
宮城谷昌光氏しかいないと思っています。
文献も古く、あいまいな点も多いので、
史実に従ったものはなかなか描けません。
三国志は面白いのですが、
それ以上に、中国春秋時代~戦国時代は面白い時代です。
神話に近い部分と現実が混ざり合った不思議な時代...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
知的寄り。でも短めなので、一気に読めると言えば読める、硬めだけど。上巻末から下巻最初にかけての大きな動きはすごく切ない。完璧でなくても、少しどうなのって部分があっても、人にはそれぞれ信念や大切なものがあって、それを守ろうとする姿は美しく見えるし、悲しく見える。子産が知能派なので他のより難しい言葉も多...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月29日
<上下巻を通してのレビュー>
信義なき世をいかに生きるか――春秋時代、小国鄭は晋と楚の二大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国と、その嫡子で孔子に敬仰された最高の知識人子産。
二代にわたる勇気と徳の生涯を謳いあげる歴史叙事詩。
読...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月18日
北の晋、南の楚に挟まれた小国・鄭。毎年どちらかの国に攻められ、そのたびに従うという、非常に危うい外交をしている中で、子産は礼をもって、執政にあたる。子産が宰相の間は、攻められることもなく平和で、改革を推し進めた。民を愛し、時には民の反感を買ってでも改革を突き通す。そんな政治家です。30年ほど後に生ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
お気に入りの作家の一人、宮城谷昌光氏の本。
「子産」というのは人の名前で、中国の春秋時代(?)の鄭という国に生まれ、後に名宰相(総理大臣と同じ)と言われた人の青年時代を描いた上巻。
僑(子産の幼名)と父の子国、伯父にあたる子馬四(漢字がなかった・・・;)。それと、隣国晋と楚との話。
昔の中国の人が、...続きを読む
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