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地球はやんわり悲しみに満ちている。
だから人は明るく生きようとするのです。
飛騨高山で生まれた気の小さい少女は、大小様々な出会いや経験を積み重ねて、“国民の叔母"清水ミチコとなり、武道館に立つまでになる――。主婦にして稀代のエンターテイナー、初めての自伝エッセイ。
すぐに「気負け」して泣いてしまう、気の小さい子供だった飛騨高山時代の、家族や友人との懐かしくも笑えて切ない色々なエピソード。上京して、自分の弱さやセコさにぶちあたりながらも、永六輔さんタモリさん南伸坊さんはじめたくさんの人たちと出会い、清水ミチコとして芸を披露するようになり、武道館でライブをおこなうまでの様々な経験。
「世の中はむしろ、うまくいかないようにできていることを知ってた方がいいですよ」
尊敬している年長の女性からの言葉を心に刻んで生きてきた半生を、カラッと笑えてしみじみ沁みる筆致で綴る、自伝エッセイの名作誕生!
Posted by ブクログ 2023年09月10日
モノマネを芸にしてきた筆者が、ニセモンだけど栄養のある自身のカニカマ人生を語ったもの。モノマネといえばバブル期、個人の特徴をデフォルメしたモノマネが流行ったものだが、コロッケにしろ(自伝とか読んだことないけど)清水ミチコさんにしろ、多分いつみても笑えて楽しめたのは、対象者に対するリスペクトが感じられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月27日
みっちゃんの文章っていつまでも読んでいられる。
面白くってときどき自分で突っ込んだり、日常をおもしろおかしく話しながら(書きながら)人生の深いとこも言ってたりして、井上ひさしの有名な”むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく…”という言葉を思い出す。
そんあみっちゃんの自伝みたいなエッセイ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月03日
毎年恒例になりつつある清水ミチココンサートに行く前に、しっかりと予習しようと拝読。みっちゃんに尊敬の念を抱かざるを得ない。自分が面白いと思ったことや興味のあることに全身全霊全力投球!人からどう見られるとかどう思われるとか、そんなの関係ないっ。人が笑ってくれること、面白いと思ってくれることがみっちゃん...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月17日
お気に入りミッチャンの、今回はちょっとマジメなエッセイ。笑い成分は少なめだけど、生い立ちやデビューのいきさつ、子供さんのことなど、へぇ~そうだったの、ということがいろいろ出てきて面白かった。
意外だったのは、いつも飄々淡々と欲のない芸風で、プレッシャーなんかとも無縁だろうと思っていた清水さんが、か...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月16日
娘さんとのエピソードが面白かった。
特に終盤に出てくる、実は娘ではなく母親だったんじゃないかというくだり。
ミチコさんに向けられる、優しくあたたかな娘さんの眼差しと言葉を想像したら、会ったこともない娘さんに後光がさしていた。
あとは、読んだそばから先入先出法で出ちゃうので正確な表現ではないのだが、...続きを読む
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