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私たち、何を、
どこに向かって、
頑張ればいいの──?
亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。
一人は、親しみを持って。一人は、憎しみを抱えて。
ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、
二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。
自分だけの光が見つかる、心震える物語。
「気づいたら、子供の話しかできない人間になっていた」
亜希(35) 妊娠を告げた派遣先で雇い止めにあい、現在育休中で求職中。
一歳の息子の保育園を探しているが、無職のためハードルは高い。
「何かを得たのに、何も失わずにいられると思っているなんて図々しいにも程がある」
茗子(37) 過去、後輩にマタハラで訴えられてから「若い女子」が苦手。
妊娠した同僚の仕事のフォローが辛い。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
2024年20冊目
久しぶりの飛鳥井千砂。
登場人物に嫌な人が多くて、読んでいてしんどいんだけど続きが気になる…
一括りで物事を見る。これ、気付かないうちに自分もしていたかも。
〇〇だから!ではなく、元からそう言う人だった。ただそれだけ。この言葉に視野がパーッと広がった。
読んでいてしんどかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月28日
全体の半分がディスカッションの描写で構成される小説である。異色ではあるものの、とても引き込まれる。
ただ何故ディスカッションせざるを得ないのか、ディスカッションによってどこに行きつこうと思っているのか、そこがしばらく明確にはならずに物語は進んでいく。
それぞれの悩みは男の私だと本質的なことは分からな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月04日
読み始めてすぐ、「あぁ、今じゃなかった」と思った。でもそのままなんとなくダラダラと読み進めてしまい、読み終わったとき、やっぱり「あぁ、今じゃなかった」と思った。
妊娠と同時に派遣切りに遭い、子どもが一歳になった今も求職中の三十代女性、亜希。
ブラック企業と夫のモラハラに苦しみ、たまたま見つけた育児...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月18日
最高に良かった。
毒もあるけど笑いと涙、共感の嵐。
育児ブログを運営するHikariと、読者の亜希と茗子、三人の女性の物語。
閉塞感を感じながらワンオペ育児をする亜希は、大らかなHikariのブログに救われ崇拝している。
かたや責任感の強さが災いし、家でも職場でも身を粉にし働く茗子はHikar...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月07日
ワンオペ育児、育休、時短勤務、それを受ける側、フォローする側、保活問題、、、と、
読み応えある一冊でした。
良いパパでもある良い夫はいるけれど仕事が忙しすぎるため、1歳の男の子のワンオペ育児をしている亜希。
妊娠・育児での休暇や早退のフォローばっかりしていることに嫌気がさしているめいこ。
2人が頻...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月18日
30代後半、既婚女性の現実はとんでもなく忙しい。そして、子育てに追われていると自分というものを見失ってしまうこともある。
心に余裕もなく、金銭的にゆとりもなく、仕事もなければ日々家事と子育てで、狭い範囲で鬱々としてる。
かたや、既婚者であっても子どもがいないと妊娠中や育児中の同僚の仕事の皺寄せで、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月06日
一気に読みました。
冒頭、亜希の育児閉塞感、わかるーと共感する部分はあるものの、こんなふうに描かれているのを読むのは、正直しんどいな、読むのやめようか、と思いつつも読むのをやめられず、最後まで一気読みしてしまいました。
「見つけたいのは、光」
題名のまんまだけど、そうなんですよね。
子供を産んだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月26日
亜希、1歳の息子の子育てにキリキリ舞い。仕事復帰したいのに難しい。茗子は仕事でリーダーとなるが妊娠する同僚たちに振り回される。二人が読んでるのはHikariのブログ。ブログ主の投稿を読んで心配になり・・・
子育ての難しさ、育休を取られ迷惑する女性社員の気持ち。女性じゃないのに本人になったような凄い...続きを読む
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