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劇作家 根本宗子、文学界へ進出!
東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。
「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」
――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。
演劇界の異才による傑作群像劇、ついに小説化!
Posted by ブクログ 2022年05月15日
■ Before(本の選定理由)
何だか話題作らしい。劇作家が描いた初小説。
著者自らが朗読するオーディオブックがあったので聴いてみよう。
■ 気づき
初めから終わりまで、胸を締め付けるような苦しさが降り注ぐ。ちょっとこの小説は凄まじい。芥川賞の「コンビニ人間」や「推し、燃ゆ」の同じジャンルと思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月20日
先日、著者演出の演劇を観ていたく感激した。すごい量のセリフとテンポで、人物の内面や個性をこのように表現できるのだとびっくりした。「今、出来る、精一杯。」も12人の登場人物の気持ちや状況が詳細に表現されていて、根本宗子の人を見る力と表現力はさすがだと思った。Audibleで耳読したのだが、ご本人が朗読...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月09日
激情型というか、感情の起伏の激しい人達ばかりだったから、やっぱり少し疲れた。
群像劇は好きだけど、もう少し落ち着きがある方が好きだな
あと、人の行動が突発的なことが多くて、例えば利根川さんが急にスーパーの売り物のワイン飲み始めたのとか、そういう行動原理のわからないストーリーを進めるための行動、が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月02日
劇作家として知られる著者にとって初となる書き下ろし小説。自身の主宰する劇団の舞台が原案らしい。何かが欠落しながら、それでも精一杯生きる人々の姿を群像劇スタイルで視点を入れ替えながら書いていく。いわゆるダメ人間や社会不適合者と呼ばれるようなキャラクターが次々に登場して(特に後半は)結構キツい展開も。ほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月02日
人気劇作家の初小説。
だいぶヒドイ出来だ。。。一人称でころころ人物が変わるのだが、描き方に変化をつけないため非常にわかりづらい。演劇ならばする必要がないことなのだろうが、小説ならば致命的。
あと、口の悪い登場人物の暴言。あまりにリアリティがない。これも演劇ならばそこまで気にするところではないのだろ...続きを読む
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