脱北航路

脱北航路

1,683円 (税込)

8pt

「彼女は無理やりこの国に連れてこられただけなのだ」

この女性(拉致被害者)を連れて、日本に亡命するーー。

祖国に絶望した北朝鮮海軍の精鋭達。
45年前、島根の海岸で拉致された日本人女性。
彼らを乗せた潜水艦が辿る壮絶な運命とは?


「お父さん、お母さん……日本に帰りたいよっ」

北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて--。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして……。息つく間もなく送り込まれる殲滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか? 極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテインメント!

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脱北航路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月20日

    もちろん虚構である

    おそらく大変綿密な調査により北朝鮮軍の描写もかなり正確なんじゃないかと思われます
    筆力と信頼感のなせる技

    だが語られる中身は虚構であり
    実際には決して起こりえないこと

    小説なんだから当たり前だと笑いたければ笑ってくれて構わない
    だけど信じたいじゃないか
    人を
    人のけがれなき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    北朝鮮による拉致被害者に対しこの20年全く無策である日本政府に対する痛烈な批判が込められた作品。「めぐみさん」と思しき日本人拉致被害者を切り札に日本への亡命を図る潜水艦11号とそれを何としても阻止しようとする北朝鮮海軍の息詰まる死闘が作者のオタクともいうべき軍事描写によって緻密に描かれ、ラストまでペ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月16日

    Iボートを彷彿とさせる潜水艦戦、私たちにとって身近な拉致問題、ドキドキしながら読み、最後に未だ解決しない拉致問題に想いを馳せた。

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    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    ハラハラドキドキが止まらない映画を見ているような感覚で、一気に読みました。

    北朝鮮の政治指導員が軍人と共謀し、亡命を謀る。
    亡命先は日本。日本に受け入れてもらうためのカードとして、45年前に北朝鮮に拉致された日本人女性と共に軍事訓練に紛れて潜水艦に乗り、日本を目指すーというストーリー。

    潜水艦に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月15日

    とても良い読書時間でした。 
    これこそ読書の醍醐味!と言っても過言ではありません。
    北朝鮮の軍人たちが、四十五年前日本から連れ去られた拉致被害者を連れて脱北し潜水艦で日本を目指す。
    それだけでも読み応え十分ですが、そこに発覚せずに作戦は成功するのか?発覚してしまったあとは追っ手をかわせるのか?といっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    この作家は機龍警察から好きだったが今回はちょっと毛色の違う作品を読んだ。かなり感動した。陳腐な言い方だが国家間でのいざこざはあるにしても一人一人は様々な考え、行動があるのは当たり前で最近それをあまり意識せずにニュースを捉えていた。この本はちょっと忘れられない作品。

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    Posted by ブクログ 2022年08月13日

    北朝鮮の潜水艦が、拉致被害者を乗せ、祖国を捨てて日本に亡命のため向かうという話。
    特に追撃してくる艦船や潜水艦との息詰まる対戦が緊張感あって面白かった。

    日本政府批判もけっこうある。

    この作者は「土漠の花」以来だけど、エンターテイメントにもりあげるのがうまい。

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    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    北朝鮮軍の大演習時、政治局員を乗せた北朝鮮海軍の潜水艦が日本への亡命を図る。

    その潜水艦には日本人拉致被害者を乗せている。
    拉致被害者は亡命する潜水艦が北朝鮮の罠ではないことを証明し、且つ亡命、保護を確実なものとする命綱。

    しかし、潜水艦乗組員と政治局員、かの国ではお互いけん制しあう仲であるが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月21日

    ハラハラドキドキ、これぞ冒険小説!拉致は
    酷いし、必ずしも、単純な話しではないのだろうが潜水艦の戦いは、眼を離せない。

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    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    これと同じような事が今起こってくれないかと思う。いや、もしかしたら僕らが知らないだけで既に起こっていたかも。北朝鮮の暴走は一層進んでおり、脱北者が増えているのではないだろうか。最後の山場、もし今同じ事が起こったら日本政府はどういう対応をするのだろうか。

    かわぐちかいじの名作「沈黙の艦隊」を彷彿させ...続きを読む

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