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「冤罪なんて簡単に起きる」。この言葉の本当の意味を、あなたは知らない。
二俣事件、幸浦事件、小島事件、そして現在もなお審理が続く袴田事件――。
警察と司法が手を組んで行われた犯人捏造の実態とは?
この国の闇に踏み込む、事実に基づく衝撃作。
昭和二十五年(1950年)一月。静岡県二俣町にて一家殺害事件が発生した。のちに死刑判決が覆った日本史上初の冤罪事件・二俣事件である。捜査を取り仕切ったのは、数々の事件を解決に導き「県警の至宝」と呼ばれた刑事・赤松完治。だが彼が行っていたのは、拷問による悪質な...続きを読む
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Posted by ブクログ 2023年04月29日
戦後憲法に禁止されている警察の拷問による自白を合理的推理による操作手法と煙に巻き、それらしき犯人をでっち上げ、証拠も調書も捏造し、犯人に仕立てる警察、それに追随する検察や裁判官。
今も係争中の袴田事件、その有力証拠が事件発生から一年二ヶ月も経って発見された血痕の付いたみそタンクから見つかった衣類。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月21日
現実にあった冤罪事件をもとにした小説。舞台は70年ほど前の静岡県。このモデルになった事件は、二俣事件といわれるが、静岡では、この二股事件の他に、島田事件、幸浦事件と冤罪事件が相次いで起こっている。
なぜ全国的に有名かというと、いずれも死刑判決を受けたあと、最高裁、再審請求で無罪にひっくり返ったから。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月27日
昭和25年、静岡県で起きた一家殺害事件。通称「二俣事件」。犯人は逮捕されたが、実際は警察の自白強要によって事実を捻じ曲げられた。無実を訴えるも、結果死刑判決が下された。しかし、その後弁護士軍団の頑張りにより、無罪となる。これは日本史上初の冤罪事件として取り上げられた。
当時のことを調べようとする安東...続きを読む