愚かな薔薇

愚かな薔薇

1,980円 (税込)

9pt

夏が近づく季節、母方の故郷・磐座を訪れた奈智。十四歳になると参加することになる二か月に及ぶ長期キャンプは、「虚ろ舟乗り」の適性を見極めるためのものだった。キャンプの本当の目的を知らないまま参加した奈智は、磐座の地や両親の死にまつわる因縁、謎めいた人物たちに翻弄されていく……。恩田陸が放つ、吸血鬼小説の新機軸! SF長編。

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愚かな薔薇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    表紙画を描いた萩尾望都先生は
    21世紀の「地球幼年期の終わり」と表現した
    14年間の集大成、吸血鬼SFの新たな視点
    580ページ強の大作だけど読みはじめたら止まらない

    恩田先生が描く、子どもが大人になる青春ストーリーの独特の世界観が好き
    どこかはわからないけど、登場人物たちの方言がそれぞれの距離感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月11日

    面白かった。田舎の奇妙な慣習と最先端技術が共存していて良い不気味さを感じた。過去の記憶か未来の記憶か?意識というものは進化?の過程で共有される1つのものに変わる?意識を共有する事で地球から離れることができる。月の裏側にも似たエピソードがあった

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    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    面白かった!内容を知らずに読み始めたので、タイトルのイメージで華やかな女性たちの話かと想像してたら全然違うスタート。キャンプの説明はなくてもすぐに引き込まれた。

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    Posted by ブクログ 2022年11月30日

    この一冊の読後の印象と解釈を綴りたいのだが、的確な文章で人に伝えるには私の能力では難しい作業だ。
    それでも敢えて感想を抽象的に綴ると⋯⋯

    『神』とは、この世界を造った意志、エネルギーと呼ぶべきものの事なのか、人は答えを見つけられなかった。
    その答えを探す旅の航路は、深淵で無限の闇が何処までも続く暗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    登場人物も世界観も好みにドンピシャでスラスラと読めました!ページ数ヤバいくらい分厚いけど、読み応えは抜群でした!もしかしたら恩田陸先生の作品で一番好きかもしれない…。オススメの一冊です!

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    久しぶりに楽しく恩田ワールドに没頭出来た。
    『夜の底は柔らかな幻』とか『夢違い』等と同じ系統の話と思うのですが、この2作の途中まではメチャクチャ面白いのにラストはえー⁇あれ⁇ っていう感がこの作品にはさほどない。
    でも「愚かな薔薇」というのがそういう意味なのなら、未来に希望は本当にあるの⁇

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    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    神話、宗教、ミステリーに興味のある自分としては分かり易い設定だった。宇宙人が真実を告白するという本をもう何年も前に読んだのだがその一部の内容と似ていた。読ませる表現、情景を浮かばせる表現はさすが。主人公の葛藤と変化を丁寧に表現しているのも良かった。最後ちょっとさめた、あと数山盛り上がれるネタが残って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月27日

    独特の世界観にぐっと引き込んで離さない力量は流石。
    壮大な設定の中での、少女の成長譚とも読める。一般的な青春のイメージとは違う、湿っぽく閉じられた、ちょっと淫靡でもある妖しさにどきどきする。
    しかし、大義の中で行われる、よくある大人の事情というものがなんと愚かしくちっぽけなものであることか。

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    Posted by ブクログ 2022年08月22日

    「虚ろ舟」で宇宙を渡る「虚ろ舟乗り」の適性を見極めるという目的のキャンプに、何も知らないまま訪れた少女の葛藤と成長の物語。
    特別な存在である「虚ろ舟乗り」になることは人々の憧れではあるが、そのための変質を忌避する少女、キャンプに現れた残虐な”木霊”、彼女の両親の死の謎などホラー、サスペンス風な雰囲気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月10日

    バンパイア物というよりは宇宙もののSFの亜流か。舞台はほぼ地上だが。

    宇宙が精神エネルギーで満たされているというのは、昔読んだ海外SFにもあった気がする。

    恩田陸版「幼年期の終わり」?

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愚かな薔薇 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    592ページ
  • 電子版発売日
    2021年12月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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