滅私

滅私

1,650円 (税込)

8pt

必要最低限の物だけで暮らすライターの男。物だけでなく人間関係にも淡泊で、同志が集うサイトの運営と投資で生計を立て、裕福ではないが自由でスマートな生活を手に入れた。だがある日、その人生に影が差す。自分の昔の所業を知る人物が現れたのだ。過去は物ほど簡単には捨てられないのか。更新される煩悩の現在を鋭く描く。

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滅私 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月14日

    自分が良いと思えるものを広めたいとは思うものの、それが正しいことだと思うのはどれだけのエゴか。

    それでも捨てることにに懐疑的になりつつ仕事のために発信する主人公のようにはなりたくない。

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    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    ミニマリストってすごいなあって思っていた中、
    羽田さんの「ミニマリストの流行は人生を手早く変えたい欲求の表れ」ってインタビュー記事をみて思わず読んでしまった本。

    読んだあと、難しい気持ちになった。

    主人公が属するコミュニティで、いろんなタイプ(?)のミニマリストがいて、
    行ったことないけど、なん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    断捨離とかミニマリストって言葉がサムネにあるYouTube動画を見て掃除するのが好きで憧れがあったんだけど、不潔さがなくて整然とごちゃごちゃしたところって謎に落ち着く時ある。
    電子書籍化して本棚も捨てました、服は10着で部屋にはマットレスと椅子が1脚…みたいな事言ってみたい一方で京極夏彦の本棚にも憧...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    断捨離は、たまに気が向いたときにすればいいと思う。それより、ライフスタイルの改良を意識して生活したい。普通の会社員なので、自由な時間が限られているので、その中でいかに楽しんで生活するかが、僕のテーマです。
    とは言っても、自分もミニマリスト的な要素があるので、些細な事でイラつくというのがとても共感。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月04日

    ミニマリストとよく見聞きするけど、それをしている人たちの中にも色々な流派があったり、突き詰めていくと無駄なものを全て排除することで出てくる弊害や矛盾に対して考えることができて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年07月07日

    コロナでうちにうちに思考がむいて、最小限こそ最高みたいな考えに同調してた自分にはかなり苦しかったというか。いい意味でぐさぐさ刺さってきたなあ。

    因果応報というかそれこそ物事の循環をとても考えられる作品だった

    物事は適度が大事だしやめたくなったら逃げることも大事。という言い聞かせ。

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    Posted by ブクログ 2022年07月04日

    最近何かと耳にするSDGsやミニマリストなどの言葉。実行している人のほとんどは表面的でしかなく、現代の発達しきった文明ありきの生活や思想を持っているだけなのではないだろうか。
    主人公の冴津はまさにそのような人達を表しているようで、自分の都合の悪いことには背を向けている。
    結局最後には自分の都合で招い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月30日

    自分も気をつけないと、エアポケットのようにハマってしまいそうな、現代ならではの浅く移ろい易い思想や、人間関係がギュッと詰まってて、しんどかった。褒めてます。

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    Posted by ブクログ 2022年03月25日

    着眼点が鋭くミニマリスト男の矛盾を具に文章化。坂口安吾の書斎を見て安堵し、人間性を実感する冴津武士。片付いた部屋に居ながらも乱雑な書斎に憧れるのは己の心を抑圧している証だろうと感じた。

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    Posted by ブクログ 2022年03月15日

    主人公はミニマリストの男性。だけど交際相手は着てない服が沢山あったり、開けてない箱が積んであるような一般女性。
    過去の恋人の弟が現れた所から、主人公の過去の悪事が明らかになっていく。
    主人公が徐々にミニマリストという生き方に疑問を抱くようになる流れは結構リアル。

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