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10/3(金)

毎週更新!BookLive! 書店員の愛と独断と偏見による「五つ星作品」をご紹介♪今週は『蔵人』『走ろうぜ、マージ』の2作品です。

  • 知れば知るほど奥深い、日本酒の魅力とは?

    • 蔵人(1)

      蔵人(1)

      尾瀬あきら
      小学館
      全10巻
      540円(税込)

      今すぐお燗をつけたくなる度

      銘柄、製法、米の品種や火入れの有無。数ある中から酒をどう選び、どう飲めばいいのか?お酒の中でも少々とっつきにくい印象のある日本酒。実は、日本酒というのは温度によって味の変わる世界でも珍しいお酒なんだとか。本作ではそんな日本酒の面白さを一から学ぶことができます。

      日本酒の旨さに魅せられて島根にやってきたアメリカ人のクロードは、かつて存在した酒蔵の末裔。居酒屋店員のせつ、酒蔵の跡取り息子・宏と共に、先祖の蔵を復活させようと奮闘します。「本当に美味しい日本酒とは何か」について、生産者・経営者・接客という立場の違う3人がそれぞれの答えを追い求めていきます。

      簡単に作れるおつまみ、お燗のつけ方、焼酎お湯割りの正しい作り方など、様々な角度からお酒を楽しむ知識が紹介されており、自宅で味わうお酒のレベルが格段にアップすること間違いなし!
      今年もそろそろ秋あがりの新しい日本酒が完成する時期。おまけページの充実した日本酒ガイドを参考に、この秋はお気に入りのお酒を探してみては?(書店員・湯たんぽ)

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  • 出会いの喜びと哀しみを知る人へ

    • 走ろうぜ、マージ

      走ろうぜ、マージ

      馳星周
      KADOKAWA / 角川書店
      1巻
      648円(税込)

      出会いに感謝する度

      映画化もされた『不夜城』などのノワール小説で知られる著者が、
      夫人と愛犬2匹との日々を、愛情豊かに描く。

      マージは、著者が飼っていた、バーニーズマウンテンドッグという犬種の大型犬。
      原産国のスイスでは、大型犬に関して、「3歳までは幼犬、6歳までは良犬、9歳までは老犬、10歳からは神様の贈り物」という言葉があるそうで、マージは11歳で亡くなっている。

      主にマージの介護について書かれているのだが、
      老化、病気により、食事をすること、排せつをすることなど、普段当たり前にしている行為ができなくなること、
      看取るまでの、病人(犬)、家族の苦しみ、
      家族のエゴで苦しませずに、楽にしてあげることなどは、
      人も犬も同じであるのかと、あらためて思う。

      この本を読むことで、哀しみが癒される人、
      いつかくる別れに向けて、心構えができる人がいるかもしれない。

      人が犬を想うこと、犬が人を想うこと、人が人を想うこと、愛情の素晴らしさを感じさせてくれる作品です。(書店員・乙女)

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