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7/4(金)

毎週更新!BookLive! 書店員の愛と独断と偏見による「五つ星作品」をご紹介♪今週は『虐殺器官』『さんすくみ』『カードファイト!! ヴァンガード』の3作品です。

  • ゼロ年代最高のフィクション

    • 虐殺器官

      虐殺器官

      伊藤計劃
      早川書房
      1巻
      616円(税込)

      狂気のカラクリ度

      2009年に満34歳でこの世を去った伊藤計劃先生。普段SFを読まないため、縁遠かったのですが、シンプルかつ恐ろしい表紙とタイトルに惹かれ…。
      何をするにも本人認証が必要となり、いつ、どこで、何をしたかが全て記録・管理されるようになった近未来。それにより全世界が平和になるのでは決してなく、「ジェノサイドが頻発する後進諸国」と、「テロを一掃した先進諸国」に二分されている。
      いずれ、そんな世界になっても不思議でないと思ってしまう自分がいます。 ひょっとすると、いま私たちがお茶を飲みながらぼんやりと享受している「平和」も、「誰かに仕向けられた何か」によって作られた錯覚なのかもしれません。それが良いのか悪いのか、読み終わってからも考えてしまいます。(書店員・ラーダニーバ)

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  • 佐々木倫子に続くジワジワ系コメディ

    • さんすくみ(1)

      さんすくみ(1)

      絹田村子
      小学館
      全10巻
      432円(税込)

      職業っていろいろあるわー度

      神主や住職さんって、イベントごとで接する機会はあっても、人となりやプライベートは謎な感じがしませんか?
      そんな神主と住職と牧師の跡取り息子3人が登場するこのマンガでは、見た目は普通の男の子たちなのに、会話の内容がどこか異世界です。
      家族がモメる原因は神社の林に貼りついたワラ人形で、「まだ彼女できないの?」と干渉してくるのは氏子や檀家だったりするわけです。

      毛筆が苦手な神主息子のかわりに、住職息子がご朱印を代筆したり(いやダメでしょ)、幽霊が怖い住職息子のために2人が墓地までついて行ってあげたり、未熟な新米たちがそれぞれ助け合ってピンチを乗り越えているのが可笑しい。
      気になるのはそれぞれなかなかのイケメンにも関わらず、恋愛要素のちっともない話の展開!青年男子たちよ、それでよいのか?(書店員・マキ)

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