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デジタルが隅々まで浸透した「アフターデジタル」社会。日本はその社会に向けてゆっくりと進んでいましたが、コロナ禍で状況は一変し、速度を上げてアフターデジタル社会に突き進んでいます。
多くの日本企業は「DX戦略」で活路を見いだそうとしていますが、実はその立脚点が危ういケースは少なくありません。すべてがオンラインになるという前提に立っていないのです。
本書ではアフターデジタル先進国に注目し、特に中国のアリババやテンセントといった巨大デジタル企業の「戦略」、表面的な取り組みの奥にある「本質」に迫ります。事実として、アフターデジタル社会では産業構造がひっくり返ってしまいます。これは予測ではなく、実際の中国市場がそうなっており、こうした世界が広がれば、日本のお家芸ともいえる製造業は最下層に位置づけられてしまうのです。
いわゆるデジタル企業だけでなく、デジタルビジネスとは直接関係ないと思っているビジネスパーソンにも、本書を読んでほしい。なぜなら、アフターデジタルでは、リアルがなくなるのではなく、リアルの役割が大きく変わると言われているからです。
アフターデジタル社会になると、市場のルールが変わると考えたほうがいい。キーワードは「UX」。そして、アフターデジタル社会において成功企業が共通で持っている思考法を「OMO」(Online Merges with Offline)と呼びます。社会の変革は避けようがないなら、こうした新たなルールをいち早く学び、自社の立ち位置を決めて戦略を練らねば負けてしまいます。既に新たな成果を出し始めている日本企業もあります。デジタルを強みにするには必読の書です。
Posted by ブクログ 2024年04月15日
2020/12/6読
凄い、すごい本だ。
前著で中国のIT、DXの進化に衝撃を受け、2冊目が出たというので手に取った。
二匹目のどじょうとやらかと思ったが、そうではない。
コロナ禍を挟んで、DX、UXがさらに進み、中国でもどんどん進化し、
衝撃的な内容はさらにパワーアップしていた。
後半の分析、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月05日
現状の業務のスタンスを変えないといけないと思わされたので。UXグロースにおいて、データ起点で短絡的な課題解決に向かわないようにしないといけない。データから課題が見えた時ユーザーの状況理解をした上でUX企画に落とさないといけない。そうしないと真の課題が解決されないので、全てパフォーマンスになってしまう...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月01日
中国のデジタル社会を参考に
今後のビジネスにおけるDXを綴っている本
従来サービス提供者は「商品」を売っていたが
これからは「体験」を売っていく必要がある。
「体験」を売れると言うことは
ユーザーはそのサービスの世界観に惹かれている
共感しているということであり、
このブランド共感ユーザーが増...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月04日
日本企業にありがちなとりあえずデジタル化、がバズらない要因を分かりやすく解説してくれている
OMO、D2Cと言葉で理解できていても、本当にユーザー目線に立ったUXが構築されているのか
所謂プロダクトアウトからマーケットイン的思考なのだろうが、ここまで理解し実践できている企業は少ない
企業の精神、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月06日
DXの誤解に警鐘を鳴らす本。自分もついついDXを業務効率化の観点で捉えるが、その観点が主になってしまうとUXどこへやら。実は効率化できた業務の範囲も小さく、可能性も狭めてしまう。
デジタル化によりできることを念頭に置きつつ、今まで仕方ないと割り切っていたものを見つめ直す。
ゼロペースで見ると、本当...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月05日
前著と基本的な考え方は変わらないが、よりUXの価値にフォーカス。UXを伴わないデータはカネにならない、はビッグデータブームへの真っ当な一石の投じ方だろう。
また後半では、日本と中国のD Xの進展の差を国民性の差で表現していて興味深い。「何かあったらどうすんだ症候群」(為末大)は日本人の病だと私も思...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月27日
最適なタイミング、コンテンツ、コミュニケーションを捉えて価値提供するには、ユーザーの置かれた状況(ペインポイントや成したい自己実現)を把握してそれに対する解決策や便益を提供し、ユーザーと定常的な接点をなるべく高頻度に持つ必要があります。これは商品販売型のビジネスでは実現が難しく、「体験提供型ビジネ...続きを読む
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