ミルトン・フリードマンの日本経済論

ミルトン・フリードマンの日本経済論

850円 (税込)

4pt

4.1

ノーベル経済学賞を受賞し、20世紀後半から21世紀初めにかけて世界に燦然たる輝きを放ったアメリカの経済学者ミルトン・フリードマン(1912―2006)。しかし、この「巨匠」がじつは繰り返し日本に関する分析と発言を行なってきたことを、どれほどの経済人が知っているだろうか。日本のバブル崩壊とデフレ不況を予見し、金融政策の誤りや貿易摩擦、構造問題を語った数々の言葉に、いまこそ私たちは耳を傾けるべきであろう。「私は日本の資本主義に誤りがあったとは思わない」。日本のエコノミストから「市場原理主義者」のレッテルを貼られた彼こそ、誰よりもわが国を救う「金融政策」および「減税」の重要性を論じていたのだ。「フリードマンの思想は誤解されがちだが、彼の分析は現代日本の様々な経済問題を解くための貴重な洞察に溢れている」(本書「はじめに」)。フリードマンの対日分析を、新鋭の経済学者が深く掘り起こした衝撃のデビュー作。

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ミルトン・フリードマンの日本経済論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年10月10日

    給付付き税額控除の勉強しようと思って買った本ですがほとんど言及されてませんでしたσ^_^;
    ただフリードマンが日本ととても深く関わってたんやなあと思うと意外な発見でした。
    残念なことに日本の経済学者に嫌われて日銀が取り入れなかったことで日本の景気回復がアベノミクスまで待たないといけなかったことが残念...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月11日

    かつて、フリードマンという的確に日本の経済危機に対して言及していたアメリカの偉大な経済学者がいたことを初めて知りました。本書は、そのフリードマンの生い立ちから、2006年に死去されるまでの活動を大まかに著した一冊です。著者は、本書が処女作となるリフレ派期待の新人です。本書によると、ニクソンショック、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月29日

    恒常所得仮説=消費は、現在の所得ではなく将来得られる所得に依存する。
    教育バウチャーは、スウェーデンやオランダなどで導入されている。公立学校よりいい制度
    負の所得税(=給付付き税額控除)。生活保護よりも差別感がない。
    流動性の罠、はあり得るのか。
    大恐慌時は、金融引き締めだったにもかかわらず名目利子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月23日

    分かりやすいし知らなかったことをいろいろ知れたよい本なのだが、
    インフレターゲット派の学者の方々と近しい人のようだが
    インフレターゲットにはほとんど触れずアベノミクスは成功だのところは違うんじゃねーかと思う

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    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    第1章のフリードマンの生い立ちの部分は楽しく読めた。以降は経済学の専門分野の話に入っていったので、優しく書いてあるとはいえ、読みすすめるのは難しくはあった。日本経済の停滞を分析しているのだが、どうもなかなか理解が進まなかった。
    近著の自由と成長の経済学のほうがわかりやすい。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月25日

    理論の正しさは、その予言するところがどれだけ確認されるかにある。その意味でミルトン・フリードマンは優れた理論家なのだと思う。
    著者が心酔している感じなので、悪い方の姿があまり書かれておらず、本当にないのか、書かれていないだけなのかはわからない。反対の立場の人によるミルトン・フリードマンの本も読んでみ...続きを読む

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