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Posted by ブクログ 2024年01月17日
アクティブラーニングが叫ばれ始めたときに読んだ。アクティブラーニングの良さを解説する本かと思いきや、全くの逆で、さまざまな視点からひたすら課題を挙げてくれる良書。
成城小学校のドルトンプランや、奈良の学習法など、現代のアクティブラーニングに繋がる教育法と、なぜそれが失敗に終わったかが、丁寧に解説され...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月15日
本書は、教育現場を席巻する「アクティブラーニング」の、これで生徒は主体的・能動的に学ぶようになる「はず」、生きる力が高まる「はず」という前提を、本当にそうなのかどうか検証し、大正時代、戦時下、戦後、平成以降と教育史をたどりながら、「アクティブラーニング」が強力に推進される背景について考察した本であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月08日
近年教育界で注目が集まるアクティブラーニングについて、批判的に検討している。
アクティブラーニングや主体的・対話的で深い学びの実現を前提として教員養成の教育を受けている自分にとって、ハッとさせられるような、裏側を見たような、鋭い視点を得られた一冊だった。
印象に残ったのは、学ぶのは子どもであるとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月06日
昨今話題のアクティブ・ラーニング。
本書は、その理念に一定の理解を示しつつも、現在の教育改革で無批判に期待されていることに警鐘を鳴らしている。
大学入試改革まで巻き込む(そして大混乱している)今の状況に照らして、タイムリーな出版だ。
大正新教育や、戦後新教育での〈前史〉を遡ると、方法論としての難し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月22日
溝上定義のアクティブラーニング(教師主導の一斉授業での学び以外の学び)の日本における歴史的変遷とそれを踏まえた現在の「主体的・対話的で深い学び」の考察。
奈良女子師範の実践は気になっていたので勉強になった。
戦後の改革とそれ以後の流れも何となくの知識が保管された。
平成期の展開は内容の確認だった。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月11日
本書はアクティブラーニングの理想と現実を評している。
まず、本書はアクティブラーニングに対して五つの幻想があると指摘している。
1.先行き不透明な未来社会を生きる子どもには、アクティブラーニングが必要で、これまでの教育では目標を達成できないだろう。
2.アクティブラーニングを行えば、子どもたち...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月23日
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか?学力格差はどうなるのか?学校や教師の負担は?新しい大学入試は?“学び”の近現代史を辿り、教育改革を疑う。
新しい動きが取り入れるたびに、現場はてんてこ舞いになる。「主体的、対話的で深い学び」は、最終的に授業改善の視点として位置づけら...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月17日
<目次>
はじめに
第1章 アクティブラーニング/主体的・対話的で深い学びとは何か
第2章 近代教育史の「アクティブラーニング」~大正新教育・戦時下教育
第3章 戦後教育史の「アクティブラーニング」~戦後新教育・民間教育研究運動
第4章 平成教育史の「アクティブラーニング」~新しい学力観・総...続きを読む
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