住友銀行秘史

住友銀行秘史

1,980円 (税込)

9pt

大蔵省とマスコミに「内部告発状」を送ったのは私だ。実力会長を退陣に追い込み、上層部を動かし、わが住友銀行は生き延びた。そのなかで、行内の人間関係が露になり、誰が本物のバンカーなのかもわかってきた。いま明らかになる「イトマン事件」の真実、闇社会の勢力との闘い、銀行内の激しい人事抗争ーー。四半世紀の時を経て、すべてを綴った手帳を初公開する。

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住友銀行秘史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月11日

    学生時代、官庁訪問でいつくかの地検にいったときに、パンフレットや広報映像で代表的な経済事件として取り上げられていたのが、このイトマン事件でした。自分にとってはもの心つくかつかないかの「過去の話」だったわけで、現実感はあまりなかったのですが、それでも、検察が戦った「巨悪」、「社会の闇」の象徴として紹介...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月09日

    イトマン事件を当時住友銀行内で対応した、筆者のメモとコメントである。

    非常に緊迫したやりとりや、リスクを負ってまで会社を動かそうとする筆者の姿勢が描かれている。

    しかしながら、イトマン事件の真相には十分切り込めなかったことや、そもそものイトマン事件を知らない私からすると、ややおいて行かれる印象。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月26日

    バブル絶頂期にまきおこった、住友銀行とイトマンを巡る事件に関する詳細が記されている。

    著者は元住友銀行の元取締役であり、組織内部から状況を伺い、逐一をメモとして残した。住友銀行という組織を護るただ一心に、陰に陽に行動し事件のおとしどころを探っていく姿は、感銘しかない。

    巨大組織の中とはいえ、実は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月05日

    本人のメモ書きを時系列に掲載したもので、所々に解説があるが、イトマン事件全体の説明はないので注意。自分は「堕ちたバンカー」の後に本書を読んだので、流れが理解できたが、これを最初に読んでいたらなんだかわからなかっただろう。
    しかし事件当事者の一次資料であり、臨場感があり流れさえわかっていれば大変面白い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月01日

    実際に事案に関与した当事者の一人からの、詳細な記録。つぶつぶの事象の列挙が中心で、全体のストーリーが見えにくい面はあるが、迫力はある。実名で記載されており、大企業の派閥争いがうかがい知れる点も興味深い。

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    Posted by ブクログ 2018年10月23日

    当時の住友銀行の部長が、イトマン事件について書いた本。ほとんどの登場人物が実名で書かれている。著者が当時つけていたメモを基に書かれているため、日付や場所、発言にも信憑性があり、説得力がある。巨大銀行、巨大企業の意思決定のやり方や、内部抗争の実態について理解できた。
    「(国会答弁補佐)野一色部長は想...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月15日

    これだけのメモをよく取っていたな、というのが第一印象。
    著者ご自身のバイタリティに感服。普通なら心が折れる状況でも、見失わずに貫徹した。
    バブルとは、驚きの時代だったということがよくわかる。今ではありえない。
    ただ、営業のやり方は参考になる。

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    Posted by ブクログ 2018年03月31日

    イトマン事件の顛末を当時部長クラスの著者(トップ昇進組、転出後のちに楽天DLJ社長)が、自分の当時の詳細なメモをもとに日時単位で記録する。
    イトマンという中堅商社がバブルの最中不動産(ヤクザ絡み)でズブスブになってしまうところに、住友銀行が当時の天皇と呼ばれた会長がこれまた身内共々ズブズブに入り込ん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月06日

    汚職が発生したとき、人は正義感が自然と生まれてくる。
    でも同時に組織人としてのブレイクスルーを全うしなくてはならない。
    おまけにバンカーという特殊社会で生きる著者の熱い想いにはただただ頭が下がります。
    僕らが日々過ごす中でも起こりうることを刻銘に記述されているこの内容はとても興味深かった。
    自分が日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月22日

    とても興味深く読めた。一流大学を出て、一流企業に勤めても欲と保身の塊である事が良くわかる。日経新聞の記事が企業や官庁の意向によって、記事として掲載されたり、されなかったり、癒着ではないかと思った。

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