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現在、日本人の海外移住者は118万人に上る。特に増えている移住先がミャンマー、マレーシア、シンガポールといった新興アジア。富裕層はもちろん、中小企業経営者、金融専門家、IT起業家、学生など多くの日本人が移住している。著者がかつて描いた「資産フライト」は、すでに第二ステージ「人材フライト」を迎えているのだ。
彼らはなぜ日本を脱出したのか? 年収1億円の人がシンガポールに移ると日本との税金の差額は2540万円になるという。あるいは日本人の不動産投資が盛んなマレーシアには住民税・相続税がない。こういった節税、投資、起業の有利さだけを求めてではない。グローバル教育のレベルが高い現地校へ母子留学や、富裕層の暮らしやすい住環境をはじめとする生活のクォリティ等、「新移民」たちの目的は様々。
本書では、これらのカネ・モノ・ヒトの流出の実態を描きながら、彼らの稼いだ在外マネーを日本に還流する方法を提起する。
Posted by ブクログ 2014年02月04日
移動時間に読むものをなにかと本屋を彷徨い、日本の未来について論じている本を探していたところを発見し手に取る。
富裕層が日本から海外へと住居の拠点を移し、優秀な人材が海外でベンチャー企業を立ち上げる近年の動向などを踏まえて、現在の日本が他国と比較してどのような問題を抱えているかについて焦点をあてて...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月01日
【メモ】
1.国内はサービス産業中心の経済。
・サービスは地産地消。その場で作られその場ですぐ消費される。
・例)小売、外食、流通、宿泊、金融、コンサル、通信
・貿易収支かま赤字でも経常収支が黒字なら良し。
2.地球上に広がった「人間のネットワークこそが国家」なのである。
〜海外人口比較〜単位:万...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月12日
人口の減少する日本を富裕層の人たちは、シンガポールなどの、より税制や生活環境が整った、成長見込みのある国へと移る。日本が、貿易立国でなく、投資立国に近づいている現実や、日本国内で資金を運用するよりも、海外で利益をあげて、日本に還流させるスキームが必要だとのこと。
愛国心のない人は、海外に出ていって...続きを読む
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