潜熱 2作品一覧

  • 潜熱 1
    完結
    4.4
    コンビニでバイトしている大学生の瑠璃は、 毎日必ず同じ銘柄のタバコを二つ購入する 中年の男・逆瀬川のことが気になっていた。 思い切って逆瀬川に声をかけた瑠璃は、 同乗する車の中で、自分の心の中に 未知なる熱い火が灯るのを自覚し―― ヤクザと女子大生の、危うく切実な恋物語…第1集。
  • 指先に潜熱(1)
    完結
    3.7
    全4巻165~198円 (税込)
    「だって兄さん、俺がシた方が気持ちよくなれるでしょ」 大学院生の滉には秘密がある。 それは“他人の体温が苦手”だということ。 どんなに大切な相手でも、身体が拒絶してしまう――。 そんな自分にコンプレックスを抱えている滉だったが、唯一触れられる相手がいた。 一緒に暮らしている義理の弟・佑だ。 友達には出来なくても、佑になら自分から触れられる。 佑になら、肩を抱かれても嫌悪感がない。 頭を撫でられても、抱きしめられても、 ………昂ぶった下半身に優しく触れられても。 自慰まで手伝ってくれる優しい弟に、「こんなのはおかしい」と言い出せずにいた滉。 しかし、そんな2人の歪な関係は、ある夜を境に一変して…!?
  • 夜の署長
    3.3
    1~3巻660~719円 (税込)
    夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史

最近チェックした本