中学聖日記 5作品一覧

  • 中学聖日記(1)
    3.6
    「ぼく、先生のこと、すきになっちゃいました」 黒岩晶(くろいわあきら)、14歳。“恋心”を未だ知らずの中学3年生。ここ最近、彼が目で追ってしまうのは、新担任・末永聖(すえながひじり)、25歳。清純な雰囲気の女教師で、遠恋中の婚約者がいるという噂。彼女といると、他の誰にも感じたことのない感情が沸き上がる黒岩少年は、それが恋だとも分からずに何度も彼女を傷つけてしまう。そして夏。聖への気持ちに自覚が芽生えた頃、2人にとって運命の夏休みが始まる――。 恋の仕方も知らないで、婚約者がいる先生に恋してしまった。じれったいほどにときめく、11歳差の純情ラブストーリー。
  • 胸キュンの教科書
    3.0
    ラブストーリーが好きな人、 ドラマを何度も観返してついつい深読みしてしまう「視聴者」、 物語やキャラクターの「作り手」になりたい人……。 “胸キュン”が気になるあなたに役立つ知識をぎゅっと詰め込みました。 ・ドラマ『5→9』の高嶺さんは、なぜあんなに魅力的なキャラなんだろう? ・「あすなろ抱き」が、伝説として今も語り継がれる訳はなんだろう? ・「壁ドン」をどんな描き方をすれば、より上質な刺激や感動が生まれるんだろう? みんなの胸キュンに関する疑問にも、さまざま答えを提案する一冊です。 ・そもそも「胸キュン」って何? 何にどうキュンとしてるの? ・「頭ポンポン」「バックハグ」など、定番アクションがもたらす効果とは? ・作中人物(と読み手)がキュンとするキャラクター性とは? といった様々な胸キュン要素を「キャラクター」「モチーフ」「ストーリー」の3つの軸で、解説しています。 名作と呼ばれる恋愛ドラマや映画をベースに、著者独自の〈ポップな分析〉が光る一冊です。 作品を知らない人でもわかるように、シーンの面白さも合わせて伝えます。 ■目次 一部 第1章 キャラクター論 ドSキャラの「パワーワード」劇 ――『恋はつづくよどこまでも』 最強ヒロイン・紗絵子さんの“可愛さ”の根源(ルーツ) ――『失恋ショコラティエ』 第2章 モチーフ論 「頭ポンポン」の忘れもの、未然形と否定形のキュン ――『凪のお暇』『初めて恋をした日に読む話』 「不意打ちキス」は美しく…… ――『中学聖日記』 第3章 ストーリー論 “身体”のキュン劇、告白も振るのも〈全力〉で…… ――『ひるなかの流星』 弱き者のキュン、“あすなろ抱き”の秘儀 ――『あすなろ白書』 などを掲載。 ほかにも…… 『ブザー・ビート ~崖っぷちのヒーロー~』『近キョリ恋愛』『消えた初恋』『花束みたいな恋をした』『silent』などを題材に、胸キュンについて徹底解説しています。 ※書影は変更の可能性がございます。 <著者について> 柿谷浩一(かきたに・こういち) 1979年、富山県生まれ。ポップカルチャー研究者。 全集協力などの文学研究・書誌学のかたわら、ドラマ賞の審査員を歴任するなど、テレビドラマ考察も手がける。早稲田大学第二文学部卒業。同大学大学院文学研究科に進学後、同大学文化構想学部助手を経て、現在早稲田大学ほかで無期非常勤講師、早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。 当書籍は、早稲田大学で学生から伝説的な人気を集めた講義「愛の諸相(胸キュン文化論)」なども担当してきた、柿谷浩一氏の初単著です。 毎年争奪戦になっていた講義のエッセンスも書籍で再現し、盛り込んでいます。 視聴者はいったい何に、どのように《胸キュン》しているのだろうか。もっと具体的にいえば「胸キュンシーン」と呼ばれるものの条件は何だろう。どんな作り方をしていれば、何があれば、キュンとするのだろう。 (「イントロダクション」より) この一冊が、あなたの胸キュンを考える「きっかけ」や「たたき台」になればと願っている。そんなシンプルな想いがすべて。そこに、作品の視聴者はもちろん、胸キュンを考えてみたい方、シーンを深く観るのが愉しい方、あるいは作り手になろうという方も、広くふくまれたら素敵だ。 本書のきっかけの一つは大学の講義。そのエッセンスも入れた〈講義の再現〉的なことも一部意識したが、原則オリジナルの書き下ろし。ではレッスンを始めますね。 (「はじめに」より)

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