物理学講義 力学作品一覧
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-※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、微視的な世界と巨視的な世界をつなぐ統計力学とはどのように考える分野であるかを、はじめて学ぶ方になるべくわかりやすく解説することを目標にしたものである。 まず最初に、サイコロを例に確率・統計の考え方について解説した後に、そこから自然と統計力学の考え方へと入っていくようなストーリーになっている。これは、サイコロ投げの背後にある基本的な規則性を浮き彫りにすることで統計力学の最も重要な前提となる原理を紹介し、そこから統計力学の骨組みを解説することが、他の分野との違いをはっきりと浮き上がらせることになり、一見遠回りのようでも、初学者にとっては理解の早道ではないかと思われるからである。 「物理学講義」シリーズの掉尾を飾るに相応しい、松下先生渾身の一冊。 ◆本書の特徴◆ ・初学者が陥りやすい下記の(1)~(3)に丁寧に対応しました。 (1)与えられた状態(問題)に対して、何から手をつければよいのかがわからない。 →問題に対するアプローチの仕方(目の付け所)を解説しました。 (2)アプローチの仕方がわかっても、どのアンサンブル(統計集団)を用いればよいのかがわからない。 →どのアンサンブルを用いるのかを明示しました。 (3)用いるアンサンブルがわかっても、途中で何を求めているのかがわからなくなる。 →いまここでは何をしようとしていて、出てきた結果は何を意味しているのかを丁寧に解説しました。
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-※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フラクタルの物理の第一人者であり、丁寧でわかりやすい解説で定評のある松下先生執筆による熱力学の教科書・入門書。コンパクトなボリュームでありながらも、熱力学の本質が非常にわかりやすく解説されている。また、学習者の理解を高めるために、各章の冒頭には学習目標を提示し、章末には学習した内容をきちんと理解できたかどうかを確認するためのポイントチェックのコーナーが用意されている。問題解答には、間違ったり解けなかった場合に対するフィードバックを示すなど、随所に工夫の見られる構成となっている。
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5.0※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フラクタルの物理の第一人者であり、丁寧でわかりやすい解説で定評のある松下先生執筆による力学の教科書・入門書。理工系学部の1年生向けの半期用教科書として、力学の本質が非常にわかりやすく解説されている。また、学習者の理解を高めるために、各章の冒頭には学習目標を提示し、章末には学習した内容をきちんと理解できたかどうかを学習者自身に確認してもらうためのポイントチェックのコーナーが用意されている。さらに、本文中の重要箇所については、ポイントであることを示す吹き出しが付いており、問題解答には、間違ったり解けなかった場合に対するフィードバックを示すなど、随所に工夫の見られる構成となっている。
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-※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 量子力学とは、私たちの直観が通じないミクロな世界の現象を、どのようにとらえ、どのように考えるのかについての学問分野である。本書は、初学者にはわかりにくい量子力学の世界を、おおむね科学の歴史を辿りながら解きほぐし、量子力学の誕生から現代科学への応用までの発展に沿って丁寧に紹介した入門書である。 他書で多く見られるように、初めから量子力学が出来上がったものとして解説するのではなく、量子力学がどうして必要とされるようになったのかをスモールステップで解説することで、量子力学と古典物理学との違いをはっきりと浮き上がらせ、初学者が量子力学を学習する上での“早道”となることを目標にした。 なお、量子力学の既習者には、かつての物理学者が古典物理学の範囲内でどのように格闘したかを学習することで、物理学一般の復習と理解にも繋がるであろう。