MIRA文庫作品一覧

  • この賭の行方
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    ★人気ロマンス作家たちも大絶賛、噂のベストセラー作家が日本デビュー。楽しくて切なくて、とってもホットな恋が今夜ラスベガスで花開く!★ラスベガスでショーに出演するトリーナは、ショーガールとしては微妙な年齢にさしかかり、将来に不安を抱いている。いつか自分のダンススタジオを持つのが夢だが、やむを得ない事情で貯金も使い果たしてしまった。そんなトリーナの前に、ある日ジャックスという素敵な男性が現れた。プロのギャンブラーという職業には少し疑念を覚えたが、育った境遇や価値観の近さ、彼といると思わず情熱的にふるまってしまう自分に気づいて、恋愛に奥手だったトリーナはついに運命の恋を予感した――彼にとんでもない目的があることも知らずに。
  • 甘い銃弾は最後に
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    ★RITA賞受賞作家マリーン・ラブレース渾身の作品!深海に眠る金塊と永遠に続く愛が、クレオを英国海峡へといざなう……。★イギリス駐在の米軍パイロットが殺害された。捜査を依頼されたクレオ・ノースは、パートナーが公私ともに息の合う捜査官ジャック・ドノヴァンと聞いて胸を躍らせる。やがて凶器となった拳銃が、第2次世界大戦時にまでさかのぼる古い型のものと判明。さらに被害者とダイビング業者との繋がりから、戦時中に大量の金塊を積んで海峡に墜落したという輸送機の存在が浮かび上がる。真相は海の底にある……? 難解な殺人事件を追うクレオとジャックの目の前に、まるで二人の絆を試そうとするかのような荒波の大海原が広がっていた。
  • 見つめる瞳 ジャッキー・カミンスキー II
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    ★人々の裏切りと欲望のすべてを、その瞳は見つめていた……全米で話題沸騰のジャッキー・カミンスキー・シリーズ、待望の第2弾!★一見なんの変哲もない家宅侵入事件を担当することになった女刑事ジャッキーは、事件の関係者に恐ろしくも淫らな脅迫状が届いていたことを知る。それは本人たちしか知り得ない過去の秘密を暴き、連続殺人を予言するおぞましいメッセージだった。悪質ないたずらと見られていたが、予告どおりに殺人は起こり、凶悪な事件は急展開を迎える。そしてついに、ジャッキーをも死へと誘う殺人予告状が届き……。タフで繊細な女刑事のスリリングなラブ・サスペンス。
  • ふたたびの切なさに
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    前回の事件から4カ月、クレオのもとに新たな捜査依頼が来た。ある船会社の社長が、失踪した社員を捜してほしいというのだ。さっそく依頼人のオフィスを訪ねたクレオは、そこで予期せぬ人物に遭遇した。ジャック・ドノヴァン――元同僚の政府捜査官で、クレオにとっては盟友以上、恋人未満といった存在だ。軍の積荷も扱うその船会社の誰かが、政府の機密情報に不正アクセスしたため、彼が調査に来たという。同時に起きた二つの疑惑。すべての鍵は地中海に浮かぶ一艘の船にあるらしい。クレオは陰謀の扉を目指し、マルタ島へ旅立った。
  • ブロートン・ハウス
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    イングランド、ウィルトシャー州の田園に立つ美しい館。その館を手に入れれば人生のすべてがうまくいくはずだと、3人の女性が考えていた。冷えきった結婚生活に疲れはて、たった一度の思い出だけを心の支えにして生きるファーン。家族や同僚との心のすれ違いに言いようのない孤独を噛みしめるエリナ。同じ喜びを共有できると信じていた恋人の苦悩に衝撃を受けるゾーイ。それぞれの愛のかたちが、今まさに試されようとしている!
  • 惑わされた女 ジャッキー・カミンスキー I
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    刑事に昇進して二年のジャッキーは、ある日ワシントン州の小さな町で起こった幼児誘拐事件を任される。被害者の母親は地元有力者の令嬢、父親はクロアチア人の大学講師。反目しあう元夫婦の周辺で事情聴取を進めるにつれ、謎は混迷を深めていく。少年の命だけは、なんとしても助けなければ……。ジャッキーは犯人を親族に絞りこみ、昼夜を問わず捜査を続けた。悲劇の母親、愛情あふれる父親、元州検事総長夫妻、クロアチア移民の大家族――善良な仮面の下で嘘をつき続ける悪魔は誰なのか? 全米で話題沸騰の人気シリーズ第1弾。
  • 初恋はせつなき調べ ド・ウォーレン一族の系譜 上
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    子爵令嬢のブランシュは過去に婚約をしていたが、訳あって自ら身を引いた。以来、結婚とは無縁だったが、父が他界したあと彼女のもとに多くの求婚者が来るようになった。どうせ皆、財産狙いだと思うと気が沈む。すると、そんな様子を見かねた親友が一計を案じ、ブランシュの元婚約者の弟レックスの領地を旅行しようと誘った。社交界で“世捨て人”と呼ばれる彼に、ブランシュが恋心を抱いているのを見抜いていたのだ。そうとも知らないブランシュは、土壇場で行けなくなったという親友の言葉を信じ、一人でかの地へ向かった――。
  • 魔法が解けても
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    経営する会社に国税庁の調査が入ったアンジェラは、母親が勝手にブライス・リチャーズに助けを頼んだと知り、憤慨していた。会計学教授の母をはじめ、理系人間に囲まれて育ったアンジェラはいつも落ちこぼれで、母の自慢の生徒ブライスに反発してばかりいた。12年ぶりに会った彼は驚くほどハンサムに成長していたが、相変わらず人をばかにしたような目で見てくる。やっぱり彼とはそりが合わない。早々に口論になりアンジェラがそう確信したとき、ブライスは突然彼女の唇を奪った。束の間、欲望の渦にのみこまれるほど情熱的に。
  • 夢の花がひらくとき
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    恋に臆病なリディアは、病を克服したのを機に、意中の男性ブラッドと関係を築くことにする。彼女主宰の編み物教室も新たなシーズンを迎え、3人の女性が集まった――別れた夫との再会に心乱れる元図書館司書、夫の裏切りにより自信をなくした主婦、愛する母を失って胸に穴のあいた高校生。毛糸の輪とともに友情の輪をつなげる仕事と、完璧な恋人がそばにいる生活に、リディアは幸せをかみしめていた。だが、そんな彼女の人生に再び暗雲がたちこめる。最愛のブラッドが突然別れを切り出したのだ。その理由に、彼女は打ちのめされ……。
  • 誇り高き微笑 危険を愛する男たち V
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    半人前扱いするのは、もういいかげんにしてほしいわ。フインコム連邦情報委員会の諜報員P・Jは、海軍特殊部隊SEALの将校ハーヴァードにうんざりしていた。これまでも男社会で血のにじむような努力をして信頼を得てきたが、SEALとの合同対テロ訓練が始まって以来、彼はP・Jから片時も目を離そうとしない。まるで、か弱い女を守るのが男の務めだというように。しかも心を惑わすような微笑みを浮かべ、熱い視線を向けてくるのだ。いくら一流大学を首席で卒業した精悍な美男子でも、私の実力を認められない偏屈者なんてお断りよ!
  • 銀色に輝く季節
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    師範学校を卒業したリジーは故郷へ向かう列車に揺られていた。長い旅も終わりに近づき、あと3時間もすれば我が家に帰れる。だが今、リジーの心を占めているのは一人の乗客のことだ。医師らしい男は親切にも子連れの女性の代わりに赤ん坊をなだめている。それを見てリジーの胸が疼いたとき、男と目が合った。その瞬間すさまじい地響きが起こり、列車が急停車した。雪崩に遭って脱線したのだ。吹雪のため助けを呼ぶこともできず、列車の中は急激に冷えこんでいく。不安が募るなか、二人は助けが来ることを信じて手を取りあった。
  • 清き心は愛をつらぬき
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    自立心旺盛な男爵家の令嬢リンゼイは新聞社で編集者として働いている。だがバイキングの末裔だという同僚ソルは、女は男に守られるものと信じる堅物で、二人はことあるごとに衝突していた。ある日リンゼイの弟が殺人の容疑をかけられ、彼女は調査のために舞踏会に潜入した。するとそこへ、見たこともないほどハンサムな男性が現れた。ソルだ! 戦士のように鍛えられた体は優美な夜会服に包まれ、顔には思いがけず気遣わしげな表情が浮かんでいる。そのときリンゼイは気づいた。考え方も住む世界も違う男に、惹かれている自分に。
  • 光に舞うは美しき薔薇 ド・ウォーレン一族の系譜
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    海賊の娘アマンダはジャマイカ島で育ち、その自由奔放さから“ラ・ソヴアージユ野生児”と呼ばれていた。父が見せしめに処刑され悲嘆に暮れる彼女に、私掠船船長のクリフ・ド・ウォーレンが救いの手をさしのべた。英国社交界にいる生母のもとに彼女を送り届けてくれるという。粗野なアマンダが上流階級になじめるはずもなかったが、クリフは彼女を“淑女”に育て上げると宣言する。親切にしてくれる彼に、アマンダは恋心を募らせた。だが、ある夜、意を決して彼の寝室を訪れると、そこには冷たい拒絶が待っていた。「君と関係など持ちたくはない」
  • 緋の抱擁
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    大学生のジリーは姉のサマーに会うため日本を訪れる。だが、サマーはスパイである夫のタカシとともに暗殺のターゲットとして狙われ、姿を隠していた。そうとは知らずサマーの家に足を踏み入れ、ジリーは怪しい男たちに襲われそうになる。危ういところ、ジリーの命を救ったのはタカシと同じ組織のスパイ、レノだった。2年前にはじめて会って以来、彼にほのかな恋心を抱いていたジリー。しかし、甘い再会を密かに期待していた彼女に対し、レノは「今すぐアメリカに帰れ」と言い放った。氷のように冷たい視線を投げかけながら……。
  • 希望は君の瞳の中に 危険を愛する男たち III
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    もう一度、海軍特殊部隊SEALの現役に復帰したい。ひざに重傷を負って以来それだけを生きる望みとしていたフリスコは、回復の見込みなしという医師の宣告に愕然とした。自暴自棄になった彼は、酒に溺れる日々を送るようになる。いまは誰ともかかわりたくない――それなのに、姉に頼みこまれて5歳の姪をあずかるはめになってしまった。小さな女の子の世話など、どうすればいいんだ?途方に暮れるフリスコに手を差し伸べたのは、美しい隣人マイアだった。
  • 心を捧げた侍女
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    1561年、フランス皇太子の夫と死別したスコットランド女王メアリー・スチュアートに付き従い、侍女のグウェニスは久々に祖国の地を踏んだ。港で一行を迎えた貴族たちの中に、ひときわ目を引くローアン・グレアム卿の姿があった。彼は忠臣ながらメアリーの手腕に懐疑的で、グウェニスは猛烈な反感を抱く。女王は珍しく激した侍女に、彼に恋してはだめよ、と意味深な忠告をした。しばらく後、ロンドンのエリザベス女王のもとへ遣わされることになったグウェニスは、メアリーの決定に動揺する。同行の護衛役がローアンだというのだ!
  • あの夜に想いを封じて
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    後見人の叔父に虐待されたすえ放り出されたリリーは、里親のもとで育った。やがてその家の息子タイに恋心を抱くが、兄妹同然ゆえに想いを秘めていた。そんな折、叔父が信託財産を狙って彼女を連れ戻そうとしていることを知ったタイが一計を案じた――リリーを事故死したように見せかけて都会へ逃がすというのだ。そうして、いつまた会えるとも知れないまま二人は離れ離れになった。10年後、リリーの前に突然タイが現れ、衝撃の事実を告げた。「今すぐ帰ってくるんだ。叔父さんが君の“死”を確定させ、財産を奪おうとしている」
  • 聖夜が終わるとき
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    クリスマス・イブの吹雪の夜。オボイル家が穏やかな団欒のひとときを過ごしていると、チャイムの音が鳴り響いた。偶然、二階の部屋にいたキャットは、家族が見知らぬ二人の男を招き入れるのを階上から眺めていた。彼らは車が雪にはまって立ち往生したらしい。キャットが妙な胸騒ぎを覚えた瞬間、男は銃を取り出した。強盗だ──彼らは雪がやむのを待って逃げるつもりだ。私たちを殺して。見つからないうちに別荘を抜け出したキャットは、犯人の車で倒れている一人の男を見つけた。クレイグ!私の昔の恋人がなぜここにいるの?
  • とらわれのエンジェル
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    ある夜、カリーは暴漢のグループに襲われた。警察に救われて事なきを得たが、犯人のうちの一人、カルロスという名の恐ろしいほど澄んだ瞳を持つ男のことが頭から離れず、事件のあとも毎晩のように彼と愛し合う夢を見た。半年後、とあるレストランで端正なタキシード姿の紳士を目にし、見覚えのあるその横顔に彼女は息をのんだ。あれは間違いなく、カルロスだ。カリーはみずからの秘めやかな夢想をかき消し、この場に犯罪者がいることを周囲に知らせるため、彼に歩み寄った。そして今にも叫ぼうとした瞬間、彼の唇に口をふさがれた。
  • ゲームの終わり
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    イブの夜、クリスは絶望に打ちひしがれていた。この4年間、亡き夫への思いを胸にひとりで娘を育ててきたが、愛する男性が側にいない人生に耐えきれなくなったのだった。そのとき不意に、玄関を叩く音が響いた。今度はどの親戚だろう?顔に笑みを張りつけて扉を開けたクリスはその場に凍りついた。グレッグ・レイノルズ――忘れられない初恋の人。車が故障したという彼を送る道すがら、クリスは彼が離婚したことを知る。そして別れ際、グレッグはある提案をした。それは、あまりにも甘く切ないアバンチュールの始まりだった。
  • 青の鼓動
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    美術館で催されたパーティーで、学芸員のサマー・ホーソンは落ち着かない気分を味わっていた。今夜は誰かにずっと見つめられている気がする。パーティーに日本のカルト教団の教祖である“白様”が来ているのは知っていた。彼はサマーが所有する古い壺を手に入れたがっているのだが、それは今は亡き日本人の乳母からサマーが譲り受けたもので、いくら“白様”に乞われても渡す気はない。しかし、今感じているこの視線は、どうも彼ではないらしい。振り返ったサマーの瞳に映ったのは、エキゾチックな風貌の背の高い男だった……。
  • 氷のハートが燃えるまで
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    カジノホテルでショーに出演するカーリーは、信頼できる友人と愛するペットに囲まれて自由な生活を楽しんでいる。唯一の悩みは新しい隣人のこと。同じホテルで働くウルフガングは犬嫌いなうえに堅物で傲慢で、彼女とペットを目の敵にする。そんなある日、カーリーは部屋に怒鳴りこんできたウルフガングと、はずみから情熱的なキスをしてしまう。ところがカーリーが激しい欲望に駆られたのもつかの間、彼は体を離して言い放った。「これは間違いだ。ぼくの人生計画に君は存在しない」横柄な物言いに彼女は怒りを爆発させるが……。
  • 蝶の棲む家
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    カナダの山麓で夫と二人、ひっそりと暮らすロバータ。その平穏な日々は、見知らぬ来訪者によって終わりを告げた。ハーリーと名乗る彼は、幼い日のロバータが母のように慕った女性、レノーラの夫だという。丘の上の小さな家で蝶の研究を手ほどきし、悲惨な少女時代に希望の光を投げかけてくれたレノーラ。彼女が今、無実の罪に問われている。潔白を証明できるのは私しかいない……。ハーリーに説得され、ロバータは単身、レノーラの待つワシントン州の刑務所へと車を走らせた。長年胸の奥に封印してきた、悲しい記憶をたどりながら。
  • 絶海のサンクチュアリ
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    心に傷を負って都会を離れた獣医マーキーは、愛犬ケイトーと南国の島で平穏に暮らしている。だがある夜、一人の住民が奇妙な死をとげて楽園は急変した。検死官デクランは未知の伝染病ではないかと考え、マーキーの診療所には不可解な症状の犬たちが担ぎ込まれる。デクランとともに調査に乗りだしたマーキーは、再び傷つくのを恐れながらも、しだいに心優しい彼に惹かれていった。やがて、島の忌むべき歴史と謎の病のつながりに辿り着いたとき、残酷にも新たな犠牲者が出てしまう。恐怖と悲しみの中、信じられるのはこの愛だけ……。
  • 白の情熱
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    弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然なほど地味な男だったが、ジュヌヴィエーヴは妙に彼のことが気にかかる。実はピーターはハリーの命を狙う組織の殺し屋であり、今回クルーザーが向かうのはまさにハリーの“処刑地”なのだ。まずい時にまずい場所に居合わせたという理由で、暗殺リストに名を連ねたジュヌヴィエーヴ。はたして彼女は本当にピーターの標的になるのか、それとも……?
  • 孤独を抱いて眠れ 危険を愛する男たち XI
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    ブリタニーは妹に懇願されて渋々ブラインドデートに向かった。相手は義弟の友人でSEAL隊員のウェズ。誤解を招かぬよう、ブリタニーは彼に会うなり、ベッドをともにする気はないとはっきり告げた。すると驚いたことに、ウェズも彼女はタイプではないと正直に告白した。ちゃめっけたっぷりの笑顔を向けて。ふたりは周囲のお節介に文句を言いながら、たちまち意気投合した。彼は噂どおり陽気で気が置けない一方、意外なほど繊細でどこか陰を感じさせる。ブリタニーは内心パニックに陥った。間違いなくウェズはわたしの好みだわ!
  • 大いなる誘惑 危険を愛する男たち X
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    任務中に負傷して休養中のボビーは、親友に泣きつかれて頭を抱えた。地震の救援活動のために遠国の被災地へ行くという妹のカリーンを思いとどまらせてほしい、と頼まれたのだ。親友の大切な妹をいつしか女性として意識するようになっていたボビーは、断りたかった。だが、あの地域は間違いなく世界一危険だ。ボビーは欲望に屈しないことを心に誓って彼女を訪ねた。ところが、そのカリーンにとっては彼の来訪はまたとないチャンスだった。密かにボビーを想い続けていた彼女は、過保護な兄のいない隙に彼を誘惑するつもりで……。

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