青年マンガ - 日本文芸社作品一覧
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-信濃川と阿賀野川の二大河川の間に開けた新潟県新潟市はかつて、市内にいくつもの堀が張り巡らされた水の都だった。堀に沿って植えられた幾千本もの柳の木が作り出す景観の美しさから、“柳都”と呼ばれたこの街最大の繁華街“古町”(ふるまち)は、京都の祇園、東京の新橋と並び称された花柳の街であった―― 太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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-高校生たちが乗ったバスが、山間部の崖崩れにより大破、大勢の仲間たちが死に生き残った9人が避難をもとめた古い旅館には、高校生たちと同年代の少女がいた。その少女の名は柊麗奈。偶然にも以前、高校生たちと同じ高校に通っていた少女だった。麗奈の美しさに、高校生たちは浮き足立つが、麗奈にはおぞましい恐怖の秘密を持っていた。
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