小説・文芸 - ハーレクイン作品一覧

  • 十七歳の花嫁【ハーレクイン・ロマンス版】
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    妻となって、もう5年――いつか夫に愛される日を夢見ていた。 父を訪ねてきたニックに会ったとき、リーはひと目で恋をした。こんなすてきな人のためなら死んでもいいとさえ父に言い、17歳のリーはニックと結婚式を挙げた。だが、結婚初夜からずっと彼はリーに指一本触れようとしない。もう5年も、リーは砂を噛むような空疎な日々を送ってきた。ニックと別れる決心を固めた矢先、彼女は恐ろしい事実を知る。父がニックの家族の重大な秘密を握り、脅迫して、彼に結婚を承諾させたのだという。夫は、別れたくても私と別れるわけにはいかないのだ! ■どの作品を読んでもどきどきハラハラ! スリリングな作風が大人気、リン・グレアムの初期の名作をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ひとときの愛人【ハーレクイン・ロマンス版】
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    うっとりするようなキスと抱擁は、あなたが私に与えた罰だった。 家族を失い、天涯孤独となったルーシーは、両親の遺した会社が売却されそうだと知って驚いた。先導しているのは筆頭株主のロレンツォ・ツァネッリ。じつは昔、彼の弟とルーシーの兄は親友同士だったが、登山中の事故で兄だけが生き残り、彼の弟が亡くなったことを、ロレンツォは今でも恨んでいるのだ。でも、会社を守るにはロレンツォに懇願するしかない……。覚悟を決めて出向いたルーシーを嘲ると、彼は怒りもあらわにいきなりキスを奪った。いったいどういうこと?愛人になることが条件だと非情にも告げられ、彼女は凍りついた。 ■傲慢なイタリア富豪と耐え忍ぶヒロインが織りなす、クラシカルな王道ロマンス! 実力派作家ジャクリーン・バードならではの、ていねいな心理描写と後半のどんでん返しは圧巻です。どうぞ最後の1ページまで存分にお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 億万長者とかりそめの秘書
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    あまりにも長すぎた、会えない時間。幼すぎた初恋が今、よみがえる……。 ゲイレンが帰ってきた。19年ぶりに。ルーラの勤め先のリゾートホテルで行われる、親友の結婚式に出席予定だ。彼は今や大企業の経営者。親の言いなりに結婚した私には、幸せなど無縁だった――5年前、暴力的な夫を亡くして以来、ひっそりと生きてきた。ゲイレンに再び会ってしまった今、ルーラの胸には昔の彼との幸福な日々が次々よみがえってくる。折しもゲイレンは産休中の秘書の代理を探しており、なんとルーラは彼の臨時秘書となることになって――?! ■愛される歓びを知ることもなく、辛い結婚生活に耐えてきたヒロインと初恋の男性との再会物語。はたして恋のゆくえは……? HQロマンスとイマージュ双方で大活躍する人気作家キャロル・マリネッリ。王道人気テーマ“ボス&秘書”をお楽しみください。
  • プリンセス失格
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    王子で億万長者で完璧なルックス──唯一彼に足りないのは、愛だけ。 ジェナはけっして叶うことのない片想いをしていた。親友が嫁いだミルス王国の国王のハンサムな弟、ドミトリ王子。彼は5歳も年下で、歴代の恋人は美女ばかり。そして何より、彼女は病気のため妊娠を望めないのだ。だが奇跡が起きた。突然ドミトリからディナーに誘われ、熱い誘惑に溺れて、ジェナは彼にすべてを捧げてしまう。翌朝、彼は一夜だけでは飽き足りないと、さらりと提案した。「結婚する気はないが、割りきった関係を続けないか?」切なすぎる。でも、そばにいられるなら……。ジェナは心を決めた。 ■『ガラスの靴の片想い』『冷酷王子と秘密の子』に続く、ルーシー・モンロー渾身のロイヤル・ロマンスをお楽しみください。ヒーローと夢のようなひとときを過ごしたヒロイン。彼の隠された狙いを知りショックを受けますが、なぜか嫌いになれなくて……。
  • 憧れから愛へ【ハーレクイン・マスターピース版】
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    いまだに好きでたまらない。なのに、心とは裏腹にふるまってしまう……。 手術を受けた母の面倒を見るため帰郷したクリスティは、主治医がドミニク・サビッジと知り、動揺した。8年前の夏、クリスティはませた友人に教えられるがまま、幼い頃から憧れていたドミニクに純潔を捧げようとした。だが残酷なまでに拒絶され、逃げるように故郷を去ったのだった。いったいどんな顔をして彼に会えばいいの……? 往診の日、いたたまれずドミニクを避けようと外に出た彼女は、ちょうど降り出した雪に足をすべらせて転んでしまう。そのとき、すっと手を差しだしたのはほかならぬ、ドミニクだった――かつて胸を躍らせ心惹かれた、あの呪縛するような雰囲気そのままの。 ■忘れたくても忘れられない、過去の恥ずかしい思い出から逃げたいクリスティ。それでも、胸の奥にしまい込んでいたはずの恋心は、8年の時を経てもなお生きているのでした。そんな自分に戸惑うあまり、彼女は素直な態度でドミニクに接することができず……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 五億ドルの愛人【ハーレクイン・ロマンス版】
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    5日間で、5億ドル――それが富豪のベッドに入る代償だった! モデルとして華やかに活躍するシャーメインは、その日、ドゥバル王国のプリンス・アリの目を意識していた。美しき獲物を追う、鋭く黒い傲慢な、世界的プレイボーイの瞳。予想どおりアリは、その夜のディナーに彼女を招待したが――。魅力的な富豪の男性は大嫌い。鼻を明かしてやるわ。シャーメインは彼の誘いを言下に断った。1年後、チャリティオークションに参加したシャーメインは、自分とのディナーを高額で競り落とす男性を待ち望んでいた。5億ドルもの大金でその権利を落札したのは、あのアリだった! ■情熱的な作風で読者を魅了し続けるHQロマンスの大スター作家、ミランダ・リー。得意のゴージャスな富豪ヒーローとの熱い恋物語をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 水の都のシンデレラ
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    彼とヴェネツィアの舞踏会に?ああ、私もシンデレラになれたら……。 なんてすてきな人なのかしら! PR会社で働くビーは来社した長身で逞しくハンサムな男性に妙な頼み事をされた。その夜開かれる慈善イベントに同行してくれないかというのだ。彼が最上客アレス・リカイオスと知って断れず承諾した行き先はなんとヴェネツィアの舞踏会。初めてのキスに酔わされた帰途、ビーは半ば誘拐される形で彼のプライベート機に連れこまれる。ギリシアのアレスの邸で“緊急事態”が発生したというのだ。彼の邸に入ると、生後間もない赤ん坊が泣きわめいていた。「1カ月だけ、ベビーシッターの代わりを務めてくれないか」 ■3歳で両親を失い、養父母の家で邪魔者扱いされて育った“醜いあひるの子”のヒロイン。恋愛に無縁だった彼女はベビーシッターに雇われた富豪の邸で初めての恋を知り、彼に純潔を捧げ、永遠の恋人になりたいと切に願いますが、彼は愛も結婚も信じぬ主義で……。
  • 百合の公爵と眠れる聖母
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    結婚嫌いの公爵の愛人に甘んじる。生まれてくる子のために。 貧しく美人でもないジェナは長年働く王宮で疎外感に悩んでいた。公爵セバスチャンが彼女に興味を持ち、近づいてくるまでは。彼は国王とも親しいらしい。つまりは権力者だ。しかしセバスチャンの誘惑を愛と勘違いし、純潔を捧げた直後、国王にその関係を知られて、ジェナは王宮から追放されてしまう。失意の中、実家に戻り、ベッドで眠りについていたときだった。突然、闇の中からセバスチャンが現れ、ジェナは飛び起きた。どういう手段を使ったのか、公爵は彼女の妊娠を知っていた。そして、ジェナは夜明けが来る前に彼の屋敷へ連れ去られた……。 ■マルセラ・ベルの邦訳デビュー作をご紹介します。百合の紋章で知られる公爵ヒーローと刹那的に求め合った結果、小さな命を宿したヒロイン。彼女は公爵家で手厚く保護されますが、ヒーローに結婚の意思はありません。ヒロインの一途な愛と、赤ん坊の運命は?
  • 悪魔は乙女に三度囁く
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    甘んじて罰を受けるしかない──たとえ誘惑され、捨てられたとしても。 アシュリンは知人に頼まれ、公衆の面前である男性に近づき、恋人のように振る舞ったが、そのせいで彼の評判は地に落ちた。4年後、アシュリンは思わぬ再会を果たす。親友の会社のボスがその男性、気鋭の投資家ザックだったのだ!親友に代わって彼に荷物を届けた彼女は、そのままパーティに連れだされ、誘惑されて熱いキスを交わしてしまう。だが直後、彼は豹変し、彼女を冷たく突き放して睨みつけた。「君の顔を忘れたことはない。4年前の代償を払ってもらおう」いったいどうやって? アシュリンは不安におののいた。 ■刺激的なロマンスで人気を集めるアビー・グリーン。徐々に明らかになっていく4年前の出来事の真相、悪魔のようなヒーローの隠された顔、翻弄されるヒロイン……今作もページが進むたび、物語にどんどん引きこまれていくこと請け合いです!
  • サンライズ・ヒル【ハーレクイン・マスターピース版】
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    やっとこれは恋だと気づいたけれど、そんなことは、彼に言えない……。 父の仕事を手伝いながら、のどかで単調な毎日を送るビアトリス。ある日突然、父が心臓発作で倒れて動転するが、幸い、近くにいた医師オリバーのおかげで一命をとりとめた。オリバーとは先日、日の出を見にのぼった丘で偶然出逢い、長身で感じのいい彼が著名な医師だということを、のちに知った。父の入院から留守宅のことまで世話をしてくれるオリバーに、彼女はいつしか特別な気持ちを抱くようになっていく。そして、元ボーイフレンドからの迷惑行為について相談すると、オリバーは親切に、ぼくと婚約したふりをすればいいと提案してくれた。でも切ない……だって、彼はもうすぐ別の誰かと結婚してしまうのだから。 ■穏やかな作風でありながら、確かな観察力にもとづいた人物像を描いて人気のベティ・ニールズ。本作もまた、身のまわりにいそうな主人公の、初々しく微笑ましいラブストーリーです。邦題にもなっている“日の出の見える丘”を思い浮かべながらお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛する資格【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    明るい姉の陰に隠れて育った不器量で世間知らずのリサは、15歳のときから姉の夫の兄ジョエルに軽蔑されてきた。それは年頃のちょっとした出来心が原因だったが、リサは彼にふしだらというレッテルを貼られ、心に傷を負った。以来、恥ずかしさと悔しさから彼とは会わないようにしてきたのに……。8年後、姉夫婦が亡くなり、ジョエルとリサの2人が遺された子たちの後見人に指名されたことで、再会を余儀なくされる。またあの軽蔑のまなざしを向けられるなんて耐えられない!怯えるリサに、冷たい瞳のジョエルは驚くべきことを言い放った。「子どもたちとともにいたければ、ぼくと結婚するしかない」 ■リサは15歳のときに受けた心の傷がもとで、男性とのキスさえ怖がるようになっていきました。当然、純潔の身でジョエルとの結婚生活に突入しますが、厳しい兄のような存在の彼からは経験豊富な女と誤解されたままで……。新妻リサを待ち受ける運命やいかに? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を偽る花嫁【ハーレクイン・イマージュ版】
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    薄幸の娘に差し出された、憧れの人との愛なき結婚話―― 1年前に家族を事故で失い、天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱えたまま、身を粉にして働いてきた。ある嵐の日、自暴自棄になって馬を走らせた彼女は落馬して、痛みと朦朧とする意識の中で最期を覚悟する。そのときだった、たくましい腕に抱き起こされたのは。フェイが目を開けるとそこには、隣人チェイスの心配顔があった。幼い頃から恋い焦がれてきた人。なぜ今になって私に構うの?そんなフェイの心中を知ってか知らずか、 チェイスは彼女を家まで運ぶと、予想外の驚くべき提案をした。 「君の家業はすべて僕が買い取る。代わりに僕の妻にならないか?」 ■7歳年上のハンサムで男らしいチェイスに長い間想いを寄せてきたフェイ。けれども家族を失ってからというもの、恋に対しても後ろ向きになっていました。命を助けてくれたチェイスに思わず不作法な態度をとってしまいますが、彼は翌朝まで看病してくれて……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シンデレラは孤独な夜に
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    彼との日々は夢のように、海の色に溶けていった。 「ぼくはアレクサンダー・ディミトリウ。きみがバルコニーから見ているのには気づいていたよ」キャサリンは慌てて否定しながら、頬が火照るのを感じていた。彼は幼い娘が邪魔をしたお詫びにと、キャサリンを食事に誘った。亡き母の故郷にほど近いギリシアの村で独り静養しているけれど、わたしがここにいるのは既婚者とデートするためではないわ!しかし、彼が妻を亡くしていると知り、互いに医師であることからともに感染症の対応にあたるうち、二人の距離は急速に近づいた。つかのまの恋でいい。わたしは幸せになれない人間だから……。そう自分に言い聞かせ、亡き妻を愛する彼にキャサリンは全てを捧げた。 ■人目を忍んで、めくるめく情熱に身をまかせる二人。やがてアレクサンダーの娘や祖母も含めた家族ぐるみの付き合いが始まり、愛のぬくもりを知るキャサリンでしたが、アレクサンダーの亡き妻の幻影に悩み続けます。そしてついに、せつない片恋は砕け散って……。
  • ミスター・ウルフ【ハーレクイン・ロマンス版】
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    出会った瞬間、運命の人だとわかった。なのに、なぜ愛の存在を否定するの? ジャスティン・ド・ウルフとの出会いは衝撃的だった。パーティ会場で異彩を放つ、黒い眼帯をした長身の男性が銀色の瞳をきらめかせ、不敵な笑みを投げかけてくる。彼は決して愛など信じない危険な一匹狼だと言われているが、キャロラインは駆け落ち同然に彼と結婚した――いつか彼の心を溶かす日が来ると信じて。そして今日、キャロラインは最高のニュースを夫に伝えた。赤ちゃんができたの……。だがジャスティンの返事は、思いもよらないものだった。「その子は、僕の子ではないよ」 ■天才作家キャロル・モーティマーが描く、野性味溢れる“ダークヒーロー”。妻の前に現れた一人の男性の登場が、彼の氷のような心に変化をもたらし――? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偶然のシンデレラ【ハーレクイン・ロマンス版】
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    彼は面白がって、私を振り回しているだけ。この気持ちは恋なんかじゃない。 パーティのケータリングサービスをするサマンサは、エキゾチックな面差しの男性、マシューに声をかけられ驚いた。イギリスとギリシアの血を引く、海運王の後継者で有名だ。彼に祖父の誕生パーティの手伝いをしてほしいと言われたが、彼のまなざしと態度が親密すぎる気がして警戒する。でも……彼のような別世界の人が私に興味を持つわけないわね。それに、私には婚約者がいるのだから。慌てて仕事を請け負ったが、そのパーティが催される間ずっと、マシューと一つ屋根の下で寝食をともにすることになるとは――しかもそれこそが彼の思惑だとは、彼女は知るよしもなかった。 ■自分の住む世界にいる女性たちとはまるで違うヒロインに興味を持つヒーロー。ヒロインは彼の自信満々で高慢な言動にとまどうばかりでしたが……。HQロマンスを代表する作家アン・メイザーが、突然の嵐のような恋の訪れを丹念に描くシンデレラ物語! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • あなたに言えない片想い
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    幸せだった。身分違いとなじられても。最愛の夫の子を産めない体と知るまでは。 暴君の父から逃れ、異国で働き始めた貧しい育ちのベッカ。仕事先でハンサムな富豪ヴァンと嵐のような恋におち、周囲の猛反対を押し切って、駆け落ち同然に結婚した。だが母が病に倒れたとの報せを受け故郷に帰った折、なんと自身が子供を産めない病と知る。ああ、私は夫に何も与えてあげられない……。夫を愛するがゆえ事実を告げられぬまま、ベッカは別れを切り出し、家を出た。4年後、ベッカは母の形見を取りに新婚時代を過ごした家を訪れた。ヴァンの留守を狙って。ところが、そこになぜか彼が現れ……。 ■裕福な彼の一族になじめず孤独な日々の中で、夫だけが心の支えだったのに、ヒロインを待ち受けていた運命はあまりに皮肉なものでした。永遠の別離前に、夫への愛は募るばかりで……。巧みなプロットで人気沸騰中、ダニー・コリンズが綴る、夫婦の愛の物語。
  • 征服王の二つの顔
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    夫となる人も、熱く誘惑した人も同じ。私は“あなた”だから心を捧げたのに。 ザブリナは隣国の王の花嫁となるために育てられてきた。今日は、彼女がいよいよそのローマン王のもとへ嫁ぐ日だ。征服王と呼ばれる恐ろしい男性には、一度も会ったことはない。そのときザブリナの前に、隣国の護衛長が現れた。銀の瞳を持つ整った顔立ちの彼に、ザブリナの胸はときめき、いけないと思いつつも王室専用列車の中で一線を超えてしまう。しかし護衛長の態度は急に変わり、ザブリナは冷たく見下された。彼女は気づいた。この人は征服王だ。私は試されたのだ!ローマン王は言った。「君は王を裏切った。結婚はできない」 ■大人気作家S・ケンドリックより、ドラマチックかつチャーミングなロイヤルロマンスが届きました! 意に染まぬ結婚相手に、思わぬ形で心を奪われたヒロイン。激昂したヒーローは政略結婚を拒絶し、今すぐ彼女を国元へ送り返すと高飛車に言い放って……。
  • 家族のレッスン
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    傲慢なのに、魅力を感じてしまう。心を閉ざした女嫌いの彼に……。 教師のセアラは悩みや問題のある生徒を見捨てておけないたちで、思い入れが強いあまり疲れ果て、休養することにした。ある日、森の中で、家出して道に迷った幼い少年と出会う。父親に厄介者扱いされたと感じている彼に同情しつつも、この少年を家に帰らせなくては、とセアラは思った。そこへ、行方を捜しに来た父親グレイが現れ、いきなり怒鳴った。「息子と何を話しているんだ。誘拐でもするつもりか!」セアラは傲慢な彼に反感を覚えたが、惹かれてもいる自分に気づいて驚く。後日、突然学校を首になり、企業を経営しているグレイからの、子守りをしてほしいという申し出を受けざるをえなくなるとも知らず。 ■責任感の強いヒロインに好感が持てる名作をお贈りします。妻との離婚後、女嫌いになったヒーローは、ヒロインに対しても心を開かず、何かにつけて衝突してしまうのでした。「もう来なくていい」そう彼女に言い渡したところ、またしても息子が家出して……。
  • ギリシアの小さな奇跡【ハーレクイン・イマージュ版】
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    おなかの子は、あの日愛を交わした証。 それを、信じてもらえないなんて……。 “妊娠”を示す検査薬の結果を見て、ステファニーは呆然とした。 相手は、3カ月前に旅先で出逢った、カリスマ性漂う男性――たちまち彼の虜になり、生涯忘れられない一夜を経験した。 だが翌日、別れのメッセージを残し、彼は忽然と姿を消したのだった。 父親を知らずに育った彼女は、わが子に同じ思いをさせたくなかった。 あらゆる手を尽くし、ギリシアの地でようやく再会を果たすが、 そこにいた彼は、まるでステファニーの知る彼ではなかった。 彼女が愛した男の正体は、富豪一族の御曹司、ニコス・ヴァサロス。 驚きも冷めやらぬなか、辛辣な言葉がステファニーの胸に突き刺さった。「金持ちと寝て妊娠するのが狙いだったのか?」 ■HQイマージュの大御所レベッカ・ウインターズが描いた、絶世の美男とのジェットコースター・ロマンスが《至福の名作選》に登場!別の男の子供ではないかと疑いつつも、強引にステファニーを妻に迎えるニコス。彼が妻と同じ寝室を使おうとしない理由とは……? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 百五十年待っていた恋人
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    愛とは無関係――それが王家の結婚だ。きみが身ごもっていたら、結婚する。 まさか……ありえない! カリフが王子だなんて。小学校教員のスターがイギリスからこの国を訪れたのは、150年前、先祖がダイヤモンドを隠した部屋の鍵を探すためだった。なのに、スターは王宮の展示室で知り合って意気投合したカリフと、鍵が見つからないまま帰国する最後の日に一夜を共にした。すると翌朝、スターはカリフから思いもよらないことを告げられる。ぼくはこの国の王子で、昨夜、きみを妊娠させたかもしれない、と。スターは帰国を禁じられ、正確な検査結果が得られるまで、人目につかない宮殿へと連れていかれてしまう。身ごもっているとわかれば、否応なくカリフの妻となる条件で……。 ■英国きっての名匠リン・グレアムの担当編集者から作家へと転身したピッパ・ロスコー。『百五十年秘めた愛』(I-2695)のヒロイン、スカイの上の妹スターが本作の主人公を務めます。囚われの身となったスターは、魅惑的なカリフ王子に心まで奪われて……。
  • 幻を愛した大富豪【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    義兄への想いを封印し、名前も捨てた。そうまでして隠したかった“愛の証”……。 5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。 ■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 甘い夜の代償【ハーレクイン・ロマンス版】
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    天使のごときそのほほえみは、嘘かまことか――。 ルーシーは怪我をした恩師を手伝うため、スペインを訪れた。4年前、モデルだった彼女はある男性の誘惑を断って逆恨みされ、以来、世間の目を避けてひっそりと暮らしている。でも、のどかなスペイン郊外で好青年と知り合い、ようやく解放された日々を送れる気がしていた。だが、その青年の兄サンティアゴを紹介されたとき、黒い瞳に宿る鋭い光にはっとする。私の過去を知っているの?一方のサンティアゴはルーシーをじっと見つめた。天使のふりをした悪女を、弟に近づけるなどとんでもない。僕が彼女を誘惑してみればどうだろう? ■ヒット作連発の鬼才、キム・ローレンスの得意ジャンルのひとつ、“ラテンヒーロー”。カリスマ的魅力を持つ精悍な傲慢ヒーローが心をわしづかみにします! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋を忘れた無垢な薔薇
    5.0
    本当は胸の奥底で夢見ていた――いつか素敵な男性に愛され、結ばれる日を。 エルスペスは耳を疑った。双子の姉でモデルのエロディに、友人の結婚式のリハーサルでの代役を頼まれたからだ。いくらそっくりでも、私にはとても無理だわ!外交的な姉とは正反対で内気なうえ、ファーストキスでひどいアレルギー反応を起こして以来、恋愛も結婚も諦め、大好きな本をたくさん読める仕事を選んだ。でも、もしこれが新しい人生に一歩踏み出すチャンスだったら?スコットランドへ飛んだ彼女を待っていた、魅惑の黒髪の男性。裕福なプレイボーイで有名な、新郎の兄マックの厳しい視線に、エルスペスはなぜか息が止まりそうになって――。 ■双子の姉の陰でひっそり生きてきたヒロイン。二度と経験することはないと思っていたキスはうっとりするほど甘いものでしたが、キスをくれたその男性はとてつもなくハンサムなのに、愛を信じない孤高の富豪で……?! USAトゥデイのベストセラー作家が綴る秀作!
  • 花嫁は月夜に秘密を宿す
    -
    意に染まぬ結婚に甘んじると決めた夜、月明かりが導いた、運命の男性は――? その夜、リアは絶望を抱え、許婚の寝室へ向かった。初めて会った瞬間から、私を虜にしたラファエル。なのに父の決めた許婚は、あろうことか彼の異母弟なのだ。でも、籠の鳥の私にいったい何ができただろう?ラファエルへの恋心を封印し、リアは許婚の寝室を訪ねた。夫となる人に心を捧げられないならば、せめて体を捧げる――それが、実らぬ恋をあきらめるただ一つの道に思えたから。迎え入れた許婚の端整な顔がその刹那月明かりに照らし出され、リアは息をのんだ。ラファエル! まさか部屋を間違えたの?抗うすべもなく情熱を交わした後日、リアは妊娠に気づく――。 ■「そこまでだ。花嫁は僕がもらう!」結婚式当日、大聖堂に響いた声の主はラファエル。でも初恋の男性からの愛なきプロポーズを喜べるはずもなく……。起伏に富んだドラマチックな作風でリン・グレアムの再来と呼び声の高い、ジャッキー・アシェンデンの力作!
  • 灰かぶりはかりそめの妻
    -
    どんなに冷たくされても、私は離れない。彼そっくりの瞳を持つ幼子がいるかぎり。 クレオはギリシアの海運王アリが経営する会社で、臨時の受付係として働きだしたが、初日から大失態を演じ、アリに呼びだされて大目玉を食らってしまう。だが、不覚にも彼女はボスをひと目見るなり陶然となった。こんなに美しい男性がこの世に存在するなんて……。社員旅行先の湖で溺れたところをアリに救われたクレオは、これは運命なのだと信じ、彼に身も心も捧げてしまう。魔法の一夜が明け、身分違いの恋に怯えた彼女は逃げだすが、彼に異母弟の遺児と会ってほしいと意外な頼み事をされて……。 ■リン・グレアム渾身の新シリーズ〈ステファノス家の愛の掟〉の第1話をお贈りします。海運事業で財を成した名門ステファノス家。亡父の跡を継ぐ長男ヒーローは、異母弟の忘れ形見である赤ん坊を引き取るため、ヒロインを利用しようと目論みますが……。
  • 愛人関係【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    今日、クレアの予感は非情にも的中した。妊娠している……。おなかの子の父親は、ボスである若き実業家マックス・レイサム。クレアはこの5カ月間、昼は有能な社長秘書、夜は情熱的な愛人として、身も心も彼に捧げてきた。そう、独身とはいえ束縛を嫌うマックスにとって、わたしは正式な恋人ではなく、愛人でしかないのだ。どれほど愛しても、決して心では応えてもらえない――それが愛人。妊娠を打ち明けたりしたら、彼はきっと猛烈に怒るだろう。そして結局のところ、責任はとると言いだすかもしれない。でも、一生愛されない妻でいるなんて、そんなことできないわ! ■クレアは悩んだすえに、マックスには黙って会社を辞め、子どもを独りで産み育てる決意を固めます。ほどなくクレアの退職を知ったマックスが釈明を求めに彼女の自宅に乗り込んできて……。極度の精神的ストレスから、ついには失神してしまうクレアの運命は!? *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幸せへの扉【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    キャサリンは1年前、父を破産から救うために形だけの結婚に応じた。相手は有能な実業家ジョーダン。別居同然の夫は世界中を飛び回り、彼女はともにパーティに出席するときだけ妻としてふるまっていた。だが今度は兄が借金を作り、またもジョーダンが救いの手をさしのべる。ただし、彼が出した条件に、キャサリンは茫然とした。実際に夫婦として暮らし、子どもを作らなければならない、と。彼女の脳裏に、結婚式の夜――忘れられない夜のことが浮かんだ。ジョーダンに抱きすくめられたあのとき、彼が手を離さなければ、身を任せていたかもしれない。キャサリンは奔放な母の血を怖れていた。いま夫の提案を受け入れた場合、私はどうなってしまうの……? ■〈妻として、夫として〉と題して、夫婦の愛がテーマのロマンスをお届けします。結婚していながら別居するふたりが、冷えた関係を乗り越えて名実ともに夫婦となる物語です。HQイマージュで人気を博し、感動作を多く残したジェニファー・テイラーの珠玉の名作! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • オランダの休日
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    目を閉じれば、まぶたの裏にあの人の優しい笑顔……。 心優しいけれどとても引っ込み思案なルーシーは、華やかで充実した生活を送る姉と妹に挟まれ、目立たぬ存在の娘だ。児童養護施設での仕事に生きがいを感じてはいるものの、母には、この子は結婚できないかもしれないと悲観されていた。そんなある日、ルーシーは児童を連れていった病院で、笑顔のすてきなドクター・サーロウに一目で恋におちてしまう。背が高く、女性なら誰もが振り返らずにはいられないほど整った顔立ち。いつもは控えめなルーシーも、このときばかりは一大決心をした――どんなことをしても、私は彼と結婚したい!けれども、恋に慣れないルーシーのがんばりは空回りするばかりで……。 ■美しい姉妹の陰に隠れてしまっていたルーシーにいよいよ春の訪れが――と思いきや、事はそう簡単ではありませんでした。ドクター・サーロウは親切だけれど、ルーシーに対して特別な気持ちはまるでない様子なうえに、彼には親しくしている美しい女性がいて……。
  • さよならの嘘【ハーレクイン・イマージュ版】
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    愛する人につらい思いをさせないために、愛することを、あきらめていた……。 クレアは二十歳のときから、恋をあきらめて生きてきた。病に苦しむ母の姿を将来の自分に重ねて、結婚も妊娠もしないと誓い、持てる情熱のすべてを助産師としての仕事に注いできたのだ。それなのに、こんなことになるなんて……。はじまりは、キャンベルという魅力的な医師の着任だった。クレアへの好意を隠そうともしない彼に戸惑いを覚えたものの、拒み続ける自信はあった――たった一度だけ、あの過ちの夜までは。キャンベルへの愛に目覚め、思いがけず新しい命を授かったことで、それまでクレアが必死に築いてきたものすべてが変わってしまった。ただ一つ、母の病を受け継いでいるかもしれないという事実を除いて。 ■運命に身をゆだねるしかない、自分ではどうすることもできない状況におかれたヒロインが主人公の、切ないシークレットベビー物語をお贈りします。心の機微を繊細に表現する作家エイミー・アンドルーズの筆が冴える、《至福の名作選》にふさわしい名作です! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • もう一人の花嫁
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    偽りの婚約とわかっていながら、いつしか心には純愛が芽生え……。 2歳で母と死別し、養父母に引き取られたエロイーズ。今はウエディングドレスのデザイナーとして活躍しているが、恋愛には臆病で、みずからの結婚はまだまだ遠そうだった。ある日、顧客の一人に、根拠のない悪口を広められてしまう。結婚という夢をばかにした女性がウエディングドレスを作っている、と。顧客離れに悩む彼女に、ボストンの億万長者ジョシュが手をさしのべた。ジョシュは最近知り合ったばかりだけれど、頼りになる魅力的な男性だ。週末に出席予定の結婚式に彼を婚約者として同伴すれば、汚名返上できるはずだという彼の提案に、エロイーズの胸は高鳴った。彼がまさか、彼女の生き別れた姉妹のために近づいてきたとも知らず。 ■雑誌に載っていたエロイーズの写真を見て、友人女性と瓜二つだと気づいたジョシュは、じつのところその友人のためにエロイーズを密かに探りに来たのでした。そうとは知らない彼女は、官能的な唇を持ち、親身に相談に乗ってくれるジョシュに惹かれてしまい……。
  • 翡翠色の情熱【ハーレクイン・ロマンス版】
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    この結婚は赤ちゃんのため。なのに、あなたを愛してしまったの……。 なんてカリスマ性にあふれた人なのかしら! 世界的実業家マノロ・デル・グアルドの屋敷を仕事で訪れ、アリアンは颯爽と現れた長身で黒髪の彼にひと目で魅了された。妻を亡くしてまもない彼は、赤ん坊が泣くたび中座した。生後半年の幼い娘がなつかず、ナニーが辞めてしまったという。その夜――。屋敷に響き渡る赤ん坊の激しい泣き声が心配で、アリアンは声を頼りに子供部屋へ向かい、懸命にあやした。アリアンの腕の中で安らかな寝息をたてはじめた娘を見て、部屋に入ってきたマノロが驚くべき提案をする。「このまま屋敷に残って、娘の面倒を見てくれないか」 ■便宜結婚の謝礼は年200万ドル! 子供好きな母性あふれる心優しきヒロインが、魅惑的なスペイン富豪の主に見初められる、大人気テーマ“ナニー”の物語です。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 富豪と灰かぶりの契約旅行
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    もう恋人のふりはできない。愚かにも彼を愛してしまったから。 住み込みで美容室の下働きをしている施設育ちのメアリーは、誕生日の夜、店長に命じられ顧客とのディナーに送りだされた。そこは商談の席で、彼女はまるでデート嬢のように扱われ、ショックを受けるが、その様子を商談相手のギリシア富豪、コスタは見逃さなかった。彼女をバーへ誘い、身の上話を聞き、誕生日を祝ってくれたのだ。メアリーは涙を浮かべて感激した。こんな素敵な男性が、私の恋人だったら……。数日後、彼から多額の報酬とともに、週末の3日間だけ恋人として同行してほしいと頼まれ、メアリーは仰天する。 ■養護施設で育ち、これまで誰からも誕生日を祝ってもらったことがないヒロイン。ヒーローと一緒に迎えた21歳の誕生日は、何にも代えがたい特別な思い出となりました。週末の恋人契約を通して、彼への想いが愛なのだと初めて気づくヒロインですが……。
  • 孤高の富豪と花摘み娘
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    夢の一夜を過ごした2カ月後、彼女は泣いた。彼の正体と双子の妊娠が判明したことで。 ロザンナは、両親が内装を手がけたビルの開業記念パーティで、ブロンズ色の肌の警備員らしきスーツ姿の男性と恋におちた。黒いブラウスとスカート姿のせいで給仕係と勘違いされても、構わなかった。いつも体のラインを隠す服を両親に着せられ、恋に臆病な彼女だったが、彼に純潔を捧げて幸せだった。夜闇が背骨の曲がる病も手術痕も隠してくれたから……。そして互いに名も知らぬまま別れた2カ月後の、偶然の再会――彼こそあのビルのオーナー、実業家のレオ・キャッスルだった!衝撃のあまり倒れたロザンナは、彼の手で病院に運ばれた。「ご懐妊、おめでとうございます。しかも双子です」 ■医師の診断に呆然とする彼女に、結婚を申し込むレオ。愛のない結婚でも、彼と一緒になりたい――私の背中の醜い傷にキスしてくれた人だから。それでも本当の愛がほしいロザンナはためらい……。
  • 全能神ゼウスの誘惑
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    これは茶色のめんどりが、王子さまに恋をした物語。かなわぬと知りつつも。 孤児のニーナはイザボー王女に引き取られ、長年仕えてきた。しかしある夜、神のような容姿を持つゼウス王太子の甘い言葉とまばゆい笑顔を愛と信じ、彼に清らかな身を任せた。直後パパラッチが現れ、ゼウスが王女との婚約を破棄するために自分を利用したのだと知って、ニーナは愕然とする。数カ月後、彼女は妊娠したことに気づくが、仕事は解雇され、国からは追放されていたので無一文というありさまだった。最後の手段として、ニーナはゼウスの王宮を訪ねた。まさか王太子が、彼女のような平民との結婚を望むとも知らず。 ■激しく切ないストーリーで読者の心を揺さぶってやまないC・クルーズの、おとぎばなしをモチーフとした一作です。全能神の名を持つヒーローの、まさに神のごとき魅力にはヒロインだけでなく、読者のみなさまも虜になること間違いなし! ぜひご一読ください。
  • 伯爵の花嫁【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    2年ぶりに再会した夫は、まだ知らない。あのとき失ったはずの子が生まれたことを。 イギリスの田舎で小さな花屋を営むジェマイマは、ある日、見覚えのある高級車が店の前に止まっているのに気づいて青ざめた。別居中の夫、アレハンドロ──ついに彼がやってきた!伯爵の彼とは出逢ったとたん恋に落ちて結婚し、スペインの城へと移り住んだものの、彼の情熱は日ごと失われた。不運な流産を機に、アレハンドロのベッドからも追い払われ、2年前、ジェマイマは泣く泣く家を出たのだった。警戒心をあらわにする彼女に、アレハンドロが傲慢に言い放った。「僕を裏切った女と離婚するために来た」皮肉ね。あのとき失ったはずの子がじつは生まれたというのに……。 ■愛し合って結婚したけれど、ボタンの掛け違いで遠い存在になってしまった二人。アレハンドロと思いがけず再会し、もう黙ってはいられないと、ジェマイマは子どもが生まれたことを告げます。しかし夫は我が子と信じてはくれず、彼女は屈辱を味わうのでした……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 無邪気なかけひき【ハーレクイン・マスターピース版】
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    うぶな乙女が逃げ込んだのは、愛なき結婚への一本道だった……。 ペトラは疎遠の祖父が勝手に縁談を進めていることを知った。相手はシーク・ラシードという見も知らぬ男性だという。祖父はわたしをビジネスの道具として利用するつもりなんだわ……。結婚するなら愛し愛されたいと願うペトラはある計画を思いつく。プレイボーイと噂のブレイズに、誘惑するふりをしてほしいと頼み、あえて自分の評判を落として、意に染まぬ縁談を壊すのだ。ブレイズに話を持ちかけると、理由を話すのが条件だと言われ、ペトラはすべてを洗いざらい話した。「交渉成立だ」彼はそう告げると、いきなり彼女の唇を奪った!ペトラは夢にも思わずにいた――彼こそがじつはシーク・ラシードとは。 ■ギリシアの神も嫉妬で悔し泣きするだろうと思わせるほど整った顔立ちのシーク・ラシード。彼が縁談の相手とも知らず、瞬く間に魅了されたペトラは、気づけば彼に身も心も捧げてしまいますが……。《特選ペニー・ジョーダン》の中でもひときわ輝く珠玉の一作です。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 隼の伯爵と乙女【ハーレクイン・イマージュ版】
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    隼のような鋭い瞳の伯爵が美しさの陰に秘めた、傲慢な魂―― 骨董店の売り子をしているフェイは、まだ恋をしたことがない。休暇で旅に出たある日、乗っていたバスが立ち往生し、なにげなく外へ出た彼女は森のなかに立つ美しい古城に魅了された。そこへ突然、金色の瞳をした容姿端麗な男性が木陰から現れ、フェイは驚いた弾みで足首を捻挫してしまう。彼こそ、城主のデ・リベロ・ファルカン伯爵、ヴィンセント。伯爵は痛みで歩けない彼女をなんなく抱え上げ、そのまま城へ向かった。人に命令して従わせるタイプの男性にこんなに近づくのは初めて……。ときめきと不安が入りまじるフェイの心に、伯爵の甘い問いが忍びこむ。「さて、とらわれの姫の名前を教えてくれないか?」 ■今やロマンス小説界の女王となったリン・グレアムも尊敬する作家として挙げる、名匠ヴァイオレット・ウィンズピア。美しい情景と深遠な心情の境を彷徨い描き出される世界観をご堪能ください! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 薔薇窓のシンデレラ
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    どんなに望んでも、この恋は叶わない。私は愛人にさえふさわしくないのだから。 両親の愛を知らずに育ったステンドグラス作家のインディゴ。あるとき仕事先で、さる公国の皇太子ロレンツォと知り合い、幼いころの境遇が自分と似ている彼に強く惹かれた。しかし、来月、新しく王になるロレンツォは、王侯貴族の女性と結婚する必要があった。彼との未来を思い描いたところで、それは永遠に訪れない。でも、せめて今だけは愛を分かち合いたい……。切に願ったインディゴは、彼と期限つきの契りを結んだ。やがてロレンツォが帰国し、愛を失った彼女はつらくてたまらなかった。そのうえ、結ばれるはずのない彼の子を、おなかに宿していた―― ■すでに心から愛してしまったロレンツォと別れ、喪失感に苛まれるインディゴ。しかしそこへ、なんと彼から戴冠式の記念に宮殿にステンドグラスを作ってほしいという依頼が舞い込みます。思いがけぬ再会を果たしますが、彼女はおなかの子のことを言いだせず……。
  • 記憶を返して【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    目を開けたくない。いまはまだ――そこにあの人がいるから。誰もが羨む、ハンサムで献身的な理想の夫アレハンドロ。でも、交通事故のショックで記憶喪失に陥り、病室のベッドに横たわる私には見知らぬ、怖い人。若くして多国籍企業の頂点に君臨し、社交界でも際立つ存在、スペイン系の大富豪が夫だと言われても、何も覚えていない。なぜかしら? 出会ってわずか1カ月で熱烈な恋愛結婚をし、2カ月の赤ちゃんまでおなかにいるというのに、何も感じない。それどころか、夫の瞳の奥にくすぶる欲望の炎が私をおびやかす。今朝も彼は甘く囁き、私は目を開けた。「エリーズ、愛している」 ■〈記憶の白いページ〉と題して、記憶喪失をテーマにしたロマンスをお届けします。並外れた億万長者だという見知らぬ夫との結婚生活は、エリーズには緊張の連続。彼女は寝室を別にしたいと申し出ますが、アレハンドロは有無を言わせずその希望を却下して……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • さよならは言わない【ハーレクイン・マスターピース版】
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    日陰のシンデレラは、長く育んだ恋心を封印した。 夜勤の看護師ルイーズが昼夜逆の生活をするのには、理由があった。2年前に父を追うようにして母が亡くなってから、弟や妹たちを養うために、楽しみも忘れて働いているからだ。それがある日突然、大家から立ち退きを求められ、やむなく引っ越した先で、驚きの事実が判明する――ルイーズが長年にわたって尊敬してきたとびきりハンサムな顧問医師、ドクター・ファン・デル・リンデンが近くに住んでいるというのだ。彼はルイーズたちに何くれとなく親切にしてくれるが、美しい妹のほうを気に入っている様子で、ルイーズは内心落胆した。そんな気持ちの反動か、いつしかドクターを避けるようになって……。 ■唯一無二の作風が世界で愛される作家の名作選《ベティ・ニールズ・コレクション》。愛しのドクターの出張に同行し、スコットランドやオランダを訪れるルイーズですが、彼と一緒にいるだけで幸せを感じます。あきらめたはずの恋心は、傍目にもわかるほど募り……。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 富豪伯爵と秘密の妻【ハーレクイン・イマージュ版】
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    身を落とした悲運のメイドの前に、疎遠だった伯爵の夫が現れた! 父が莫大な借金を残して急逝したため、エマは夢をあきらめ、メイドとして働きながらこつこつ返済している。ロンドンの高級住宅街にある屋敷でのパーティに派遣された夜、ずっと音信不通だった最愛の男性の姿を目にし、彼女は息をのんだ――ああ、あれはレッドミンスター伯爵ジャック・ウエストウッド!6年前に渡米し、今や世界的企業の社長となった彼が、なぜここに?激しく動揺したエマは派手な失態を演じてしまい、烈火のごとく怒った屋敷の主人に乱暴されそうになる。すると、突然ジャックが現れ、威嚇するように言い放った。「僕の妻に、手を出さないでくれないか」 ■親にも黙って極秘結婚した6年前、父を亡くしたエマは母を一人にできず、ジャックと離れ離れになる道を選んだのでした。今、二人の関係をどうするか話をしたいという彼の言葉を、“離婚したい”と解釈したエマは、覚悟をしていたとはいえ酷く胸を痛め……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 家なきベビーシッター
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    愛したい。信じたい。でも、できない。心を閉ざしたシンデレラの物語―― マデリンは夢と希望を胸に大学へ入学したものの、教授からセクハラを受けて男性不信に陥り、中退した。ほそぼそと仕事をして暮らしていたが、ある日突然、その職も追われ、住まいも失ってしまう。路頭に迷った彼女を救ったのは、大企業CEOのフィン。男手一つで生後半年の双子の赤ちゃんを育てている彼は、次のベビーシッターが見つかるまでのあいだ、住み込みで育児の手伝いをしてほしいと言ってきたのだ。ありがたく引き受けたマデリンだったが、初日の夜にいきなり彼の寝室に通され、ひどく取り乱してしまい……。 ■恋愛に踏み出せない理由を抱えたヒロインが、運命の出逢いに癒やされていく物語を描いて人気の英国人作家、エリー・ダーキンズ。マデリンは、ハンサムな大富豪フィンもまた、彼女をベッドに誘う目的で自宅に引き入れたのかと疑いますが、彼の真意は……?
  • 白騎士にさらわれた花嫁
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    この結婚は君を守るためだと彼は言った。でも、そこに愛はあるの? 祖父が急死し、たった一人の孫であるパロマは突然、巨額の遺産と会社を引き継がねばならなくなった。何者かに命を狙われ、老獪な役員たちの妨害に遭う中、パロマに救いの手を差しのべたのは祖父の右腕だったダニエレ、彼女が十代のころから憧れ続けているイタリア人実業家だった。さらに彼は驚くべき提案をする。偽装結婚を申し込んだのだ。僕がボディガード代わりになり、会社経営も助けるからと。彼の言葉に、一瞬胸を躍らせたパロマはすぐに自分を戒めた。私は偽りの花嫁になるのよ。だってこれは契約だもの。 ■急転した運命に翻弄されるヒロインを助けるため、白馬に乗って現れた騎士ヒーロー。結婚後も優しく頼りになる“夫”ですが、なぜかヒロインは満たされなくて……。円熟のシャンテル・ショーが贈る、偽りの結婚から始まる珠玉のロマンスをお楽しみください。
  • 七年越しのプロポーズ
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    お願いだから、わたしにも愛を分けて――すべての愛を息子に注ぐのではなく。 兄の突然の死に打ちのめされていたアニーのもとに、ある夜、ずっと憧れていた兄の親友ディミトリオスが現れた。彼のギリシア彫刻のように端整な顔に浮かぶ、深い憂い。二人は悲しみをぶつけ合うようにしてベッドを共にする。だが翌朝、彼は去った――あれは単なる情事だと念を押して。7年後、アニーは困窮し、クリスマスを前に頭を悩ませていた。せめて愛しい息子にだけはプレゼントを買ってやりたい……。そこへ再び、今や億万長者となったディミトリオスが姿を現す。「ぼくの息子に会わせろ。今すぐに!」なぜわかったの? いぶかるアニーに、彼は結婚を迫る。 ■はかなく散った18歳の初恋、消えた想い人が授けた新しい命、そして予想もしなかった運命の再会――感動的な作風で大人気、クレア・コネリーが綴る感動のシークレットベビー物語!
  • 愛なき王の花嫁リスト
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    魅惑的な王が優しく手を差し伸べる──彼に背いた私を罰するために。 デルフィーンは300万ドルの負債を抱え、窮地に立たされていた。そこへサンカリアーノの国王ルッカから直々に仕事が舞いこむ。王国の催事に協力すれば、報酬は300万ドル。ただし、彼の恋人として振る舞うことが絶対条件だという。じつはルッカとデルフィーンは1年半前まで恋人同士だった。だが、王妃どころか愛人にさえふさわしくないと誹謗され、追いつめられたデルフィーンは、黙って姿を消したのだった。しかも直後に妊娠に気づくも流産し、深く傷ついていた。彼は私を恨んでいるの? 涙を隠し、彼女は要求を受け入れた。 ■人気のマヤ・ブレイクが描くのは、かつて引き裂かれた恋人同士が契約で恋人を装うことになる刺激的なロイヤル・ロマンス! ヒーローの子を身ごもり、流産していたことを、どうしても彼に話すことができないヒロインは、悩んだすえに……。
  • 涙にぬれたプロポーズ【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    地味で冴えない私が、ゴージャスなボスの花嫁に――? ウィニーがモーガンの秘書になって5カ月。ニューヨークでいちばんセクシーな男性と言われる彼は、いつも美女たちに囲まれ、ウィニーの名前はおろか、毎夜、彼を想って眠れぬ夜を過ごしているとは知る由もない。職場を変われば、きっと彼のことを忘れられる――ウィニーはついに転職を決意した。ところが、新しい会社での採用が決まったばかりのウィニーを空港で迎えたのは、ほかならぬモーガンだった!呆然とする彼女をリムジンに乗せると、彼は切り出した。「僕と結婚してくれ。ただし、これはビジネスだ」 ■数多の名作を生みだしてきたベテラン作家、ジェイン・ポーターが筆をとる、大人気のボス&秘書テーマの作品をお贈りします。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シンデレラを買った富豪
    5.0
    偽りの恋人に心まで捧げるなんて。わたしを利用する、と言った男性に。 ミアは仕事の依頼があると言われて、指示された店へ行った。現れたのは見たこともないほど魅力的な億万長者ダミアンだった。彼は安っぽいバッグを抱えたミアを座らせ、いきなり切り出した。「ぼくの恋人として、家族の家へいっしょに行ってほしい」報酬はわたしの年収の10倍? 本気なのかしら?けれど同じ部屋に泊まり、同じベッドを使うと聞くと、男性経験のないミアにはとてもできるとは思えなかった。どうしてダミアンは初対面のわたしに恋人のふりをさせたがるの?「ほかの誰かじゃない、きみがほしい」と情熱的な目で。 ■ヒロインに“恋人”という仕事を依頼するヒーロー。人目に触れるようにおしゃれしてデートしたり、彼の家に泊まったりするうち、ヒロインは偽りの恋に夢中になってしまいます。週末が終われば、魔法が解けたシンデレラみたいに貧しい自分に戻ると知りつつも。
  • 傲慢君主の身代わり花嫁
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    初恋の彼が、姉とベッドをともにする?ああ、ショックでどうにかなりそう! モンローヴァの王女ジュノは16歳のとき、憧れていた隣国の王子レオに、舞踏会でキスをせがみ、冷たく拒まれた。「子供にキスしたいと思う男など、どこにもいないよ」と。その後、両親の離婚で母とともに国を追われ、8年。ある日、祖国で父と暮らす生き別れの双子の姉が、誰あろうレオと政略結婚すると聞き、矢も盾もたまらず、ジュノは祖国へ向かった。姉と瓜ふたつの顔を怪しむ者はなく、姉妹は抱き合って再会を喜んだ。やがてジュノは言った。結婚を阻止する方法は一つ――自分と入れ替わることだと。「昔、手ひどくふられた私なら、レオが気に入るはずないもの」 ■王にプロポーズされた物静かな女性が、突如セクシーに大変身?! 人工授精でもうけるはずだった世継ぎを、自然な方法で授かることに! はたしてヒーローは、ふたりの入れ替わりに気づいているのでしょうか……? どきどきハラハラの展開から目が離せません!
  • 富豪と幼子と愛の証明
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    「僕の子供を婚外子にはしない」富豪の求婚は幼子のためでしかなかった。 アリスは陽性の妊娠検査薬を手に絶望した。私が妊娠した? ローンが払えず、家を奪われそうな今?最後の手段として、彼女はおなかの子の父親に手紙を書いた。ロンドンで情熱の一夜を過ごした、ギリシア富豪ニコスに。彼から返事がきたときは、天にも昇る気持ちだった。よかった、ニコスも赤ちゃんの父親になりたいんだわ!しかしギリシアへ招かれたアリスは、現実を思い知らされた。現れたニコスはにこりともせず、ただ妊娠が本当か確かめた。彼女は金目当てと誤解されたまま、冷徹にプロポーズされ……。 ■ヒロインは屈辱的な求婚に耐えられず、ギリシアから故郷へ帰ろうとします。しかしヒーローにつかまり、ひどいパニック状態に陥ってしまいます。そんな彼女を見てヒーローは態度を改め、償いをさせてほしいと申し出るのでした。HQファン必読の一冊です!
  • 心があなたを忘れても【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    わたしは記憶を失った――関係を曖昧にする彼に、妊娠を告げぬまま。 クリュザンダーの子が、わたしのおなかの中にいる。その事実を知ったマーリーは、彼に打ち明けるべきか悩んだ。同棲しているものの、セクシーなギリシア大富豪の彼は、いまだにふたりの関係をはっきりさせようとしないのだ。マーリーはさっそく、仕事から戻ったクリュザンダーに問いかけた。「僕は“関係”なんて結ばない。わかってるだろう、きみは愛人だ」返ってきた辛辣すぎるその言葉にマーリーが失望する暇もなく、クリュザンダーは30分以内にこの家を出ていけと彼女に命じた。訳もわからず放り出された彼女は、ほどなく何者かに誘拐されてしまう。3カ月後、ようやく解放されたマーリーは、記憶を失っていた……。 ■病院からマーリーを引き取るため、クリュザンダーは彼女の婚約者と名乗ります。けれども、彼との“関係”を望んでいたはずのマーリーは皮肉にも、彼の顔を忘れているのでした。この人が私の恋人。赤ちゃんの父親。でも心が乱れるのはなぜ? そう不安になり……。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 思い出の罠【ハーレクイン・マスターピース版】
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    彼の瞳に宿る愛が軽蔑に変わり、私は絶望の淵に突き落とされた―― 児童養護施設に暮らすフェイスは、同じ施設の少女にいじめられてつらい思いをしていたが、病母に心配をかけまいと我慢していた。そんななか、近くの豪奢な屋敷ハットンハウスで夏を過ごすことになり、トパーズのような瞳を持つ青年ナッシュと出逢って、恋におちた。7歳年上の彼と一緒にいると世界のすべてが薔薇色に見え、フェイスは純粋な想いを打ち明けたが、彼の反応は冷たかった。きみには自分の言っている言葉の意味がわかっていない、と。さらに、件のいじめっ子に謀られ、とんだ濡れ衣を着せられて以来、ナッシュにも誤解されて疎遠になり、彼女の初恋は終わったのだった。あれから10年。思い出のハットンハウスで、二人は再会を果たすが……。 ■生まれる前に亡くなった父の背中を追うように建築士の資格を取り、仕事でハットンハウスと再び関わることになったフェイス。貧しい彼女が大学を卒業できたのは、匿名の支援者のおかげでしたが、それが今や大実業家となった初恋の人ナッシュとは知る由もなく……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛は罪深くとも【ハーレクイン・イマージュ版】
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    どうか産ませてください――あなたとわたしの子を。 18歳の頃、ジュリーとテイトは熱烈な恋におちた。大きな街に出てそれぞれの夢をかなえ、必ず結婚しよう――そう誓い合っていたのに、二人は悲しい誤解によって別れてしまった。しかし10年後、ジュリーは捨てたはずの故郷へ戻ることにした。密かに産み育てた、愛しいテイトの娘のために。白血病に冒された娘のドナーになれるのは、テイトしかいない。娘の存在は明かさずに、なんとしても彼の協力を取りつけないと!万が一うまくいかなかったとき、残る手段はただひとつ。今もわたしを憎んでいるであろう彼に、こう頼むのだ。きょうだい間の輸血のために、“あなたの子どもを産ませて”と。 ■癒やしの作家シャロン・サラを友人に持ち、その影響を色濃く受けたリンダ・グッドナイトのシークレットベビー物語です。10年ぶりに再会したジュリーの頼みに驚き、心乱れるテイト。結婚を条件に提案を受け入れますが……。胸が締めつけられるほど切ない感動作。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 十二年目のシンデレラ
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    出会いなおして、恋をして、そしてふたたび傷ついて―― 「起きろ! ぼくの別荘でいったい何をしている?」リーズが驚いて顔をあげると、目の前に初恋の人がいた。12年前より背が高く、たくましくて魅惑的なケイド――彼はいまや成功した実業家で、わたしとは別世界の住人だ。その証拠に、フロリダのこの高級リゾート一帯は彼のものだという。たがいに戸惑いながら言葉を交わすうち、ケイドの父親によって引き合わされたのだと気づいたときには、ふたりは嵐のせいで彼の別荘から出られなくなっていた。1週間の間だけ――そう自分に言い聞かせ、リーズは夢見ることにした。美しく静かなこの場所で、かなうことのない愛の続きを。 ■すべてを忘れて、昼夜を問わず自由奔放に愛し合うふたり。やがてケイドが愛を告げ、リーズはかつて彼のもとを去った理由と秘密をついに告白せざるを得なくなり……。救いのない世界で生き延びた乙女の、切なくも美しい恋物語。『孤高の富豪を愛したら』関連作。
  • 青い傷心【ハーレクイン・ロマンス版】
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    憧れが愛に変わるとき、 彼女は17歳になっていた。ロバートに会える……! ソフィーの胸は高鳴った。 寄宿学校を卒業した彼女は、列車で故郷へ向かっていた。 彼女が4歳のときに父が再婚し、ソフィーには2人の義兄ができた。 どちらの兄も優しかったが、とくに長兄のロバートは特別な存在だ。 忘れもしない。一昨年、クリスマス休暇で実家へ帰ったとき、 ふいに彼にキスをされた。それは初めて味わう大人の口づけだった。 ロバートはすぐに身を引いて謝ると、翌朝早く家を出ていった。 あれ以来、顔を合わせていない。ところが久しぶりに再会した彼は、 まるで別人のように冷淡でよそよそしく、ソフィーは深く傷ついた。 それもそのはず、彼の傍らには、美しい婚約者が寄り添っていた。
  • ギリシア富豪の貴い贈り物
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    あの夜、たしかに愛された気がした。 シングルマザーになるとも知らずに。セシリアは上司のルカに密かな恋心を抱いていたが、 彼のあまりの放蕩ぶりに退職を決めた。もう限界だった。 だが、ルカに辞意を告げた日の夜、サプライズが待っていた。 彼が豪華なネックレスをくれたのだ――誕生日プレゼントとして。 誰にも祝われることなく終わると寂しく思っていた彼女は、 ルカの心遣いに胸を打たれ、情熱の赴くまま彼に身を委ねた。 数週間後、彼女はもうひとつ、贈り物を受け取ったことを知る。 放蕩者の彼は、きっと父親になることなど望まない……。 セシリアは妊娠を誰にも告げぬまま、会社を去った。
  • ボスは冷たいスペイン富豪
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    冷たいプレイボーイ富豪に恋したら、 悲しい結末が待っているだけなのに……。ローズが仕える敏腕でハンサムなボスは、 ハイテク企業を経営するスペイン富豪ラファだ。 ラファの妹の結婚式に花嫁付添人として参列したローズは、 式後のパーティで彼と一緒にダンスを踊り、否応なく惹かれる。 だが、ローズは弾む気持ちに歯止めをかけた。 故郷の実家には母亡き後、難しい病気で苦しむ父が残され、 治療のためにお金を送らなければならない。 職場での恋愛沙汰で失業するような事態は絶対に避けなければ。 ボスは誰も愛さず、結婚などしないと決めている男性なのだから。
  • 赤毛の家政婦と小さな王子
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    天使が涙するほど美しい王子は、 私の心を引き裂く――またしても。窓の外でヘリコプターが着陸するのを見て、ギャビーは仰天した。 あれはテモスの国旗! アンゲル王子がなんの用でこの田舎へ? ギャビーは大学時代、誰もが憧れる彼に熱烈な恋をしていた。 5年後アンゲルと再会した彼女は、熱く誘惑されて純潔を捧げる。 翌朝、姿を消した彼の赤ん坊を身ごもるとは想像もせずに。 ところがギャビーが妊娠を伝えに行っても、アンゲルは信じず、 弁護士を従えて“僕の子のはずはない!”と言い放った。 あの屈辱から1年、彼は赤ん坊が我が子だと突きとめたらしい。 結婚か裁判か迫られ、ギャビーは泣く泣く結婚を選んだ……。
  • ロスト・ラヴ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    仕事を失い、子も奪われ、夫の愛も消えた。 私は“別人”になり、愛し愛される道を選んだ――事故で顔を激しく損傷したジャッキーが望んだのは、 顔を復元する手術ではなく、別人に生まれ変わること。 整形手術で新しい顔を手に入れた彼女は、過去の弱い自分を捨てた。 ブルック・アダムソン。それがいまの彼女の名前だ。 夫のレイフに奪われた息子との再会を果たすため、強くならないと! 大企業のトップで仕事人間の夫との結婚はつらい思い出ばかり。 何がいけなかったの? どこを間違えたのだろう? そこにあると思っていた愛は、最初からなかったのかもしれない……。 でも、どんなことをしてでも息子に会いたい。 たとえレイフにどう思われ、どれほど邪魔をされようとも。
  • 古城のロマンス【ハーレクイン・マスターピース版】
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    ありのままの私を認めてくれた瞬間、 小さな恋の物語が、始まった――ドクター・グレンフェルの下で働く看護師のユージニア。 外科医長の彼とはもう3年も一緒だというのに、 いまだにお互い他人行儀でよそよそしい態度のままだ。 長身で悠然としていて、誰からも尊敬されるドクターが相手では、 ユージニアが緊張してしまうのは無理もなかった。 それでもふとした拍子に、こちらを見ている彼と目が合うと、 なぜかユージニアの頬はぽっと赤く染まるのだった。 そんなある日、彼女はグレンフェルから突然、驚きの指名を受ける。 「海外に出張する予定が入ったので、君を連れていくことにした」 なぜ私を? 思わず湧いた恋の期待をかき消すユージニアだったが……。
  • 告げられない愛の証
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    どうかおなかの子だけは愛して。 たとえ私のことがわからなくなっても。結婚半年の記念日の朝、サン・ヴィターノ王国の皇太子妃ルーナは、 王家所有の金鉱視察に赴く夫リーニと別れのキスを交わした。 昨夜、妊娠が判明し、彼女は幸せの絶頂にあった。 夫が帰宅したら、この朗報を伝えて特別な日を祝おう……。 だが彼は帰ってこなかった。地震による落盤事故に巻き込まれて。 打ちひしがれながらもルーナは夫の死を受け入れ、 気丈にもほかの犠牲者の弔問のため隣国まで足を延ばした。 そして、奇跡が起きた。病院で治療中のリーニを発見したのだ。 「君は誰だ? いったい僕は何者なんだ?」 ルーナの喜びは一瞬で消えた。夫はすべての記憶を喪失していた。
  • マスカレードの告白【ハーレクイン・イマージュ版】
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    記憶喪失の乙女と、孤独な伯爵。 傷ついた魂が出会ったとき……。1年前の夜、ルースは婚約者と共に暴漢に襲われ、記憶を失った。 気づいたときには婚約者は消えており、今も捜し続けている。 彼がイタリアの名家バグネリ家の一員だという情報を頼りに ベネチアを訪れた彼女は、嵐の夜、その大邸宅の前に辿り着いた。 雨に打たれずぶ濡れになっていた彼女を迎えたのは、 精悍な顔つきにどこか陰を感じる、ピエトロ・バグネリ伯爵。 彼は婚約者が見つかるまで邸宅に滞在することを勧めてくれ、 ルースはしばらくピエトロの手伝いをすることになった。 白紙のままの彼女の記憶に、ピエトロとの日々が描かれていく―― 彼を愛し始めた頃、後ろめたそうな顔をした婚約者が戻ってきた。
  • 修道院育ちの無垢な花嫁
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    私は愛されていない。辛い事実を知ったとき、彼女の内には小さな命が宿っていた。 クラウディアは3歳で母を亡くし、16歳まで修道院で育った。21歳で過保護な父から逃れ、一人暮らしを始めた矢先、チーロ・トラパニと名乗る長身のセクシーな富豪が訪ねてきた。以前この家に住んでいたというチーロとはなぜか話がはずんだ。クラウディアは彼の虜になり、2カ月後、二人は結婚した。だが幸せな日々はあっけなく消え去る。彼がプロポーズしたのは私を愛しているからではなかった……。クラウディアは孤独と絶望のなか、家を出た。妊娠に気づいたのはその直後で――。 ■人気急上昇中! アメリカ本社発、ダイバーシティ――多様性――を打ち出した設定の秀作をお贈りします。読み書きができない障がいをもつヒロインにはなんと一度聴いたことを一語一句記憶できる特殊能力がありました。優れた特性を生かしてヒーローを翻弄するヒロインにご注目ください。
  • 妻とは知らずにプロポーズ
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    あなたがすべてを思い出したとき、わたしの恋は終わってしまうの? ジョセリンは父に言われるがまま、金の瞳の美貌のイタリア富豪チェンツォと結婚した。そして彼の所有するシチリアの古城で衝撃的な話を聞かされる。「きみと結婚したのは、きみの父親に仕返しするためだ」夫はわたしを手籠めにするつもり? だが城に着いたその日に、チェンツォは石段を踏み外して頭を打ち、記憶喪失に陥る。これは天の恵みよ。ジョセリンはいたずら心から彼に告げた。「チェンツォ、あなたはわたしが雇った“召使い”なの」かくして、彼女と大富豪の花婿との奇妙な結婚生活は始まった。 ■やがてヒーローは“奥様”が気になりだして、こんなところに彼女を放っておく“夫”とはどんな男なのか? 身分の壁を越えて奥様を手に入れたいと思うようになり……。ユニークな設定で読者を虜にする、大人気作家ケイトリン・クルーズの筆が冴える1作です!
  • エメラルドの落とし子
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    流産した私を見捨てたあなたに、こんな形でふたたび会うなんて……。 老舗宝飾ブランドのオーナー、ダニエルに見初められ、幸せの絶頂にあったミアは、一瞬ですべてを失った。彼に長年の婚約者がいることを知り、ショックで流産したのだ。だが泣き暮れている彼女に、医師は驚くべき事実を告げる──赤ん坊は双子で、一人だけは無事に育っていると。ダニエルには頼れない。独りで産もう。ミアはそう決めた。2年後。仕事で偶然、彼のブランドの商品を預かったミアは、宝石泥棒と間違われ、ダニエルの前に突きだされてしまう。「大事な娘が発熱して慌てていただけなのよ。娘の父親は……」 ■人気のアビー・グリーンが描く、珠玉のシークレットベビー・ロマンス! 身分違いと知りながら、ヒーローに身も心も捧げてしまったヒロイン。愛娘を守るため、便宜結婚の提案を受け入れますが、ヒーローがある日、ふと漏らしたひと言に深く傷ついて……。
  • 結婚相手は最高?【ハーレクイン・マスターピース版】
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    いつも意地悪だった初恋相手の兄。なのになぜ、彼を求めてしまうの……? ポピーの初恋相手は、いとこのクリスだった。幼いころは、彼の兄ジェームズが大好きだったが、思春期になり、優しいクリスに淡い恋心を抱くようになると、それに気づいたジェームズは、ひどく冷たく、意地悪になった。大人になり、ポピーの初恋はクリスの結婚で無残に散った。ほどなくして上司でもあるジェームズの出張に同行したポピーは、あるささいなきっかけで、彼の腕に抱かれてしまう。思いがけず、クリスには感じたことのない情熱をかきたてられ、ポピーはみずからジェームズを求め、純潔を捧げた。その一夜で身ごもってしまうとは、思いもせずに――。 ■大作家ペニー・ジョーダンによる、読み応えたっぷりの初恋物語をお贈りします。ジェームズによって激しい情熱を知ったポピー。けれど彼から愛されてはいない……。そう信じる彼女に妊娠という事実が追い討ちをかけ、苛むのです。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 冷めた情熱【ハーレクイン・イマージュ版】
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    愛されたいと願う妻を迎えたのは、冷たい独り寝のベッドだった……。 看護師のクリスティはスペイン人の夫アレッサンドロと別居中。ハンサムで有能なドクターである彼を愛しているけれど、彼が仕事ばかりで家庭を顧みないことに耐えられず家を出たのだ――まだ愛があるのなら、追いかけてきてくれると淡い期待を抱いて。しかし彼が現れるのを待つうち、一緒に連れてきた子供から家族全員で過ごしたいとせがまれ、やむなく家へ帰ることにした。みずから戻るのは本意ではなかったものの、夫との久々の再会に、クリスティは胸を高鳴らせた。だが、アレッサンドロは彼女の荷物を客用の寝室へ運ぶと、冷たく言い放った。「ここが、きみの部屋だ」 ■今や英国のロマンス界を代表する作家となったサラ・モーガンによる名作をお贈りします。情熱的なスペイン人の夫と結婚して十余年。ふと気づけば、愛を抱き続けているのは自分だけかもしれないと不安に陥ったヒロインは、夫の愛と情熱を取り戻せるのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 孤高の富豪を愛したら
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    愛を返してくれない富豪に、悲しいほどときめいて―― トスカーナのワイナリーを父親と切り盛りしていたマルシアは、元婚約者に資金を持ち逃げされ、絶望のどん底に突き落とされた。経営難に陥ったワイナリーを家屋敷ごと買い取り、引っ越してきた新オーナーは、アメリカの大富豪トレイス。マルシアは1年間、彼の下で働くことになった。ワイナリーの付属品として買われたも同然の状況だったが、自分のせいで家族が失業し、住む家を追われたという罪悪感から、マルシアは身を粉にして働き、夜はトレイスに料理もふるまった。しかしある夜、ふいに唇を奪われた瞬間、否応なく気づいてしまう。ひとつ屋根の下で暮らすには、彼は魅惑的すぎるということに。 ■互いの魅力に抗いきれず、ついに結ばれた二人。しかしトレイスは、マルシアの家族の再出発に尽力してくれる一方で、突然心を閉ざします。じつは彼には、愛に挫折した悲愴な過去があって……。孤高の富豪と買われた乙女の、甘く切ないシンデレラ・ロマンスです。
  • 嘘つきな婚約指輪【ハーレクイン・ロマンス版】
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    義兄を、男性として愛してしまった。そして、我が子の父親としても――。 ジョディの父が、ギリシア名家の女性と再婚した。多感な少女は義理の兄となった御曹司ステリオスに憧れ続け、18歳のとき、ついに兄妹の一線を越え、純潔を捧げた。だがそれを知った家族はジョディだけを責め、勘当したのだ。4年後、ジョディはいとこの結婚式のために帰省する。ステリオスは彼女の存在が式をぶち壊しにすることを危ぶみ、自分の屋敷に閉じ込めようとするが、突然の嵐で一帯が停電。暗闇の中、二人はあの夜を再現するかのように体を重ねてしまう。逃げるようにギリシアを去った彼女のお腹には、新しい命が――。 ■まるでギリシア悲劇を思わせるような、ドラマティックな義兄妹のロマンスをお届けします。4年前の過ちを再びおかしてしまう二人。ジョディは逃げるようにギリシアを去りますが、彼女のお腹には赤ちゃんが……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ふたりで作る明日【ハーレクイン・イマージュ版】
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    仕事しか愛せない男性を、なぜ、愛してしまったの? 出張に行った恋人のケインから、3週間なんの音沙汰もない。従順な恋人を演じてきたリサだが、もはや我慢の限界だった。ケインはとてもハンサムで女心をそそる危険な男性だ。けれど会社経営者の彼にとって大切なのはあくまで仕事。まるで添え物のように扱われるリサは、深く傷ついていた。彼が私に求めているのは、ベッドでの慰めだけなの?意を決してついにリサが別れを告げると、ケインは言った。「僕が君を愛していると言ったら、どうする?」嘘に決まっているわ――私が何より求めているものを知っていて、そんなことを言うなんて。ケインのずるさが、リサは苦しかった。 ■エマ・ダーシーは、ハーレクイン・ロマンスとイマージュで長く人気を誇ってきた偉大な作家です。男と女の愛情表現のすれ違いが巧みな筆致で描かれます。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 百五十年秘めた愛
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    一族に伝わるダイヤモンドは、150年間、恋の成就を待っていた。 スカイは闘病中の母に代わり、祖父の葬儀に参列した。祖父とは、母が17歳で家を追い出されたきり、会ったこともなかった。だが遺言で、広大な館とダイヤのネックレスが遺されたことがわかる。ただし、そのネックレスは150年以上も前から行方不明で、2カ月以内に見つけないと遺産はすべて寄付されてしまうという。スカイは遺産を相続して母の治療費に充てようと、ネックレスを捜す決心をし、手がかりの人物に会いに行く。ブノワ・シャランダールは、若き富豪でプレイボーイのようだが、スカイはまさか彼を愛することになるとは思いもしなかった。ましてや、自分たちが150年前の悲恋を繰り返すことになるなんて。 ■ピッパ・ロスコーによる壮大な愛のサーガをお贈りします。150年前のソームズ家とシャランダール家の祖先のように、スカイたちも運命に導かれるように恋に落ちていきます。はたしてダイヤモンドはどこに? 続くスカイの妹たちの物語も併せてお楽しみください。
  • 非情な救世主【ハーレクイン・ロマンス版】
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    いわれのない誤解をされても、まだ愛しているのは、息子の父親だから? 4歳の息子を一人で育てながら貧困にあえぐリアナは、昔の美しい面影は見る影もなく痩せ細り、疲れ果てていた。ついに過労で倒れ、病院に担ぎ込まれた彼女の前に現れたのは、ギリシアの大富豪で息子の父親、アレクシス・ペトラキスだった。5年前に一夜を共にし、翌朝、侮蔑の言葉を吐いて消えた人――ああ、でも彼はついに私と息子を助けに来てくれたのね!だがアレクシスは、リアナが薬に溺れ育児放棄していると聞き、初めて存在を知った息子を、救い出しに来たのだった。彼は息子を保護し、リアナもギリシアへ伴った――乳母として。 ■ドラマティックなシンデレラ・ロマンスを描かせたら右に出る者はないと言われるジュリア・ジェイムズの意欲作です。5年前の一夜でもヒーローに誤解され、今もまだひどい女だと思われているヒロイン。二人がどうやって再び結ばれるのか……ページを繰る手が止まりません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 望まれぬ王妃
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    身分違いの関係が行き着くのは、またしても悲劇なの……? アンジェリクはタラシア王国の王宮で働いていたとき、傲慢で奔放な王子ヴァレンタインに見そめられ、純潔を捧げた。ほどなく若い二人の関係は噂になり、激怒した彼の父の命令で、アンジェリクは王宮から追放されたのだった。10年後、彼女は今や国王となったヴァレンタインと再会する。富と権力と名声をほしいままにしてきた彼だが、病気のせいで子供の作れない体となり、退位すら考え始めているという。そんな彼から王宮で1カ月暮らさないかと提案されたとき、彼女は腹立たしくも悟る。彼への想いがまだ消えていないことを。 ■アンジェリクは悲劇の再来を恐れつつも、ヴァレンタインに押し切られるように王宮で暮らし始めます。失われた時間を取り戻すように愛し合う二人。悪意に満ちたメディア攻撃に晒されるなか、彼女は妊娠に気づき……。『国王陛下の無垢な花嫁』関連作。
  • 神の子を宿した罪
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    なぜ愛してしまったの……?私はお金で買われたも同然なのに。 なんて逞しい人。まるで海の神(ポセイドン)ね。無人の浜で出会った男性は、コーラに、「ここは僕の秘密の避難所なんだ」と言った。そこは彼女が一人になりたいときに行く隠れ場所でもあった。翌日、コーラの実家が営む小さなホテルに、その男性が現れた。彼が沖合に浮かぶ豪華クルーザーの持ち主のストラトだと知り、コーラは驚愕する。ギリシア屈指の実業家がなんの用かしら?「僕と、1カ月で世界中を回るクルージングを楽しまないか?」昨日会ったばかりの、ハンサムな大富豪と? そんなの無理よ!だが、経営難の実家のホテルを助けてやると言われてしまい……。 ■ピュアなヒロインを描いて人気のアニー・ウエスト。実家を助けるため、お金持ちの道楽につきあうことに。ところがストラトが放つカリスマ性と男性的な魅力に絡め取られ、コーラは身も心も捧げてしまいます。彼の深い闇に気づいたのは、身ごもったあとで……。
  • 冷酷王子と秘密の子
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    遅すぎるプロポーズは虚しいだけ──王子が欲しいのは息子だけなのだから。 もうすぐ5歳になる息子を連れて街へ出かけたエマは愕然とした。5年半前、彼女を不用品のように捨てた相手がいたのだ。コンスタンチン! 美女との噂が絶えないミルス王国の王子。1年付き合った末、彼は許婚がいるからと一方的に別れを告げた。その後妊娠に気づいたエマは、厳格な両親に家を追いだされ、強盗に全財産を奪われ、コンスタンチンには連絡すら拒否されて、住み込みで働きながら一人で必死に我が子を育ててきたのだった。「その子は僕の子だな?」こちらを睨みつけ、彼が詰め寄った。お願い、私の宝物を奪わないで。エマは息子を胸にかき抱いた。 ■『ガラスの靴の片想い』に続く、ミニシリーズ〈愛と継承のはざまで〉の関連作をお届けします。王家の血を引く息子の幸せのため、王子からの求婚を受け入れたヒロイン。なぜか愛の言葉ひとつも口にしようとしない冷たい王子との生活はあまりに虚しくて……。
  • 冬きたりなば…【ハーレクイン・マスターピース版】
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    美しい姉と妹に挟まれ、目立たない娘。日の当たらない彼女に、春は来るのか。 冬のさなか、病床にあったメグたち三姉妹の母親が亡くなった。家を売って、お金は姉妹で分けましょうという長女の提案に、ロンドンで華やかに暮らす末の妹も大賛成。家を守り、母の看病に明け暮れた次女のメグは気が重かったけれど、自己主張が苦手で、ひと言も反論できないままだった。ところがいざ売りに出してみると、なかなか買い手がつかない。誰もこの家を買わないかもしれないわ――そんな期待が芽生え始めた頃、長身でハンサムな医師ラルフが現れた。魅力的な彼に思わず胸をときめかせるメグだったが、彼は母のために家を探していると言って、彼女に目もくれず……。 ■おとなしい性格のメグは、華やかで活発な姉と妹からいつも損な役回りを押しつけられ、不平ひとつ漏らさずに頑張ってきました。家が売れれば、住む場所を失ってしまうというメグの境遇を察したラルフに、診療所で住み込みの受付係をしないかと声をかけられ……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛と言わない理由【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    耐えられない。でも、抗えない。かつて慕った悪魔富豪の、冷酷な愛の要求。 大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。5年前、若い二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかった――何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながら。そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。弟を訴えないで。できることはなんでもするから……。そう懇願するグローリーに、ラファエロは冷淡に告げた。「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」 ■〈春の訪れを信じて〉をテーマに、人生の冬とも言うべきときを耐え忍ぶヒロインの物語をお贈りします。弟を許してもらうための代価は、冷酷非情な“体の関係”。いまだラファエロへの愛を断ち切れずにいるグローリーは、心を軽んじられたようで切なくなり……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 闇の向こうに【ハーレクイン・マスターピース版】
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    たとえ悪い人でも、生涯で、ただ一人愛する人。 嘘よ……サフランは信じられない思いでニコを見つめた。ニコはサフランが生まれて初めて心惹かれた男性。その彼があろうことか犯罪グループの一味で、サフランを誘拐して人質にとったのだ。誘拐犯の一味は凶暴だったが、ニコだけはなぜか優しかった。死の恐怖に怯えるなか、サフランのニコへの想いは愛に変わる。一味の一人に乱暴されそうになったとき、サフランは誓った。このまま死ぬのはいや。愛する人にすべてを捧げたい……。だがニコと結ばれた直後、彼はサフランを狙った銃弾に倒れ――。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。作家には珍しい、サスペンスタッチのロマンスをお贈りします。サフランが愛した誘拐犯ニコの正体とは? 彼は本当に犯罪者組織の一味なのでしょうか……? ページを繰る手が止まらない隠れた名作です。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ホテル王に隠した秘密
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    言えるはずがない――私の純潔を疑う彼に、「あなたの子を宿しています」と。 いまいましいタキス・サマラス! リサはベッドで枕を叩いた。姉の結婚式で、リサは新婦の付添人、タキスは新郎の付添人で、初対面なのに強く惹かれ合った。少なくともリサはそう感じた。長身で逞しい彼は、ギリシアでホテルチェーンを率いる富豪。恋人は作らない主義と公言してはばからない彼は、リサがヴァージンだと告げると、信じず去っていった。そんなタキスのことなどきっぱり忘れたはずだった――ある夜、チャリティパーティで再会するまでは。彼は鋼のようなグレーの瞳で見つめて言う。「君と最高の一夜を共にしたい」 ■忘れようとしても忘れられなかったヒーローとの再会。ヒロインは彼のスイートで一夜だけの情熱に身を任せた翌朝、黙って姿を消します。やがて妊娠に気づくものの、彼女が純潔だったことを信じてくれなかった彼に、妊娠したとは到底言い出せなくて……。
  • 家なき無垢な代理母
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    代理母のわたしが犯した過ち――それはおなかの子の父親を愛したこと。 ともに児童養護施設で育った、病気療養中の親友に懇願され、アイビーは卵子提供をして、代理母となった。だが親友は急死、おなかの子だけが残された。ドナーは無慈悲と噂される砂漠のシーク、ナジールだという。悩んだ末、アイビーは身重の体で彼を訪ねることにする。現れたのは、威厳に満ちたブロンズ色の肌の屈強な体格の男性。なぜか子供に執着する彼に結婚を申し込まれ、驚くアイビー。「イエスと言うまで、きみはここから生きて出られない」おなかの子と生きのびるためには、彼に従うしかないの? ■異国の地で初対面を果たしたおなかの子の父親は、カリスマ性あふれる傲慢な大富豪! 彼への畏怖の念はいつしか彼への恋心に変わって……。親の愛に恵まれず愛ある家庭を夢見てきたヒロインがたどる数奇な運命とは? 大人気の代理出産がテーマの逸作です!
  • 億万長者は天使を略奪する
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    雪が舞う日、彼は私の唇を盗んだ。そして、運命は再び二人を結びつける。 突然、家を訪ねてきたイタリア富豪を見て、マヤは凍りついた。サムエーレこそ、1年半前の雪の日にほんの一瞬会ったきり、彼女がずっと忘れられなかった男性だったからだ。彼はマヤを見るなり、金めあての女と決めつけてののしった。そして、赤ん坊はどこにいると迫ってきた。彼女はあわてた。とにかく、サムエーレにあの子は渡せない。そのとき子供の泣き声がして、彼が強引に家へ押し入ってきた。富豪はどうしても赤ん坊を自らの手で育てたいらしく、脅しにも屈しないマヤも一緒に自身の城へ連れ去ってしまう! ■R-3609『孤高の王は野の花を略奪する』の関連作をお届けします。支配的な継父によって自分に自信が持てなかったヒロイン。恋にも臆病な彼女の前に現れた運命の男性は、悪魔すら言うことを聞きそうなほど魅力的なヒーローで……。
  • 記憶をなくしたシンデレラ
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    身ごもった夜の出来事を、すべて忘れてしまったなんて……。 考古学博士のエヴァは、一人旅の途中で事故に遭い、目覚めたときには1週間分の記憶を失っていた。そして2カ月後、妊娠していることに気づいた――美しいドレスを着て舞踏会に出席した自分の写真以外、小さな命を授かった一夜の手掛かりは何も残っていないというのに。まったく自分らしくない行動とその結果に戸惑いながらも、エヴァは子どもを独りで産み育てる決心をした。そんなある日、エヴァが歴史ある子爵邸で発掘の指揮を執っていると、実家に立ち寄ったというすばらしく魅惑的な男性ハリーが現れた。彼はエヴァを見ると顔色を変え、傲慢ともいえる態度をとって……。 ■素知らぬ顔で挨拶したエヴァを、ただの尻軽女だったのだと軽蔑するハリー。しかし彼女が記憶を失い、さらには妊娠していると知り、なんとかして恋に落ちた夜の記憶を呼び覚まそうと試みますが……。せつなくもドラマチックなすれ違いロマンスをお楽しみください!
  • 偽りのハッピーエンド ハーレクイン・ロマンス~伝説の名作選~
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    ボスを支え、ボスを愛した秘書。身ごもったとたん、お払い箱にされ―― アンナは実業家ニコスの完璧な秘書で、密かに彼を愛してもいた。二人は抜群のチームワークで事業を拡大していったが、それも、一夜の過ちからアンナが妊娠するまでのことだった。彼はアンナを辞めさせ、別の女性を秘書兼愛人に据えたのだ。たまりかねたアンナは彼の屋敷を飛び出し、故郷ロシアへ飛んだ。そして生まれた息子の存在。それだけが彼女の心の支えだった。だが、ニコスがそのまま母子をほうっておくはずもない。前触れもなく現れ、彼は言った。「息子を渡してもらおうか」一度は愛したニコスの冷たいまなざしに、アンナはおののき―― ■ジェットコースター・ロマンスといえば……ジェニー・ルーカス! 記念すべき日本デビュー作をお贈りします。激しすぎる愛の応酬に酔いしれてください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 野の花に寄せて【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    リオは11歳で天涯孤独となり、牧場主のサムに引き取られた。その後も、酒癖の悪かった亡き父の醜聞を十字架のように背負い、人々に白い目を向けられるなか、サムだけは彼女の味方だった。なのに、その息子ケインはいつもリオを厄介者扱いした。彼女が密かに彼を愛していることなど気づきもせずに。今、唯一の理解者だったサムが病のため死を目前にしている。恩人との別れを考えるだけでリオは胸を締めつけられた。しかもケインが跡を継げば、わたしは追い出される運命……。そう覚悟したリオを、ケインはある晩抱きすくめ、唇を奪った。激しい情熱、そして不可解な怒りと、軽蔑を瞳に宿して。 ■冬来りなば春遠からじ――たとえ今が不幸であっても、耐え忍べばやがて幸せはやってくる。つらい境遇に生きるヒロインを描かせたら随一のスーザン・フォックスの名作をお贈りします。美しい大人の女性に成長したリオに冷たく接する、ケインの本音は……? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花嫁は救いの天使
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    盲目の花嫁に夫は見えない。その姿も、愛も、見えない……。 メロディは生まれつき盲目で、非情な貴族の父親に疎まれてきた。このままでは今にも家から追い出されかねない。メロディの窮状を見かね、地中海の国の王妃となった姉が、国王の弟グリフィンとの縁談をお膳立てしてくれた。そうすれば、メロディは冷酷な父のもとを離れられるし、グリフィンも放蕩王子という悪評を拭い去ることができるから。初対面の時から陽気な王子に密かな想いを抱いていたメロディ。ところが、結婚式とそれに続く舞踏会が終わって初夜に臨む前、彼は言い放った。「後継ぎは必要ないから、体の関係も必要ない」 ■王子が感じているのは同情心だけで、愛が与えられることはない。悲しい現実に打ちのめされたメロディですが、“君はもう安全だ”と言って抱きしめてくれた王子の優しさだけを頼りに、王族としての生活が始まり……。『エーゲ海の政略結婚』関連作になります。
  • スペイン富豪と黒衣の美女
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    あれはただの過ちだったの? いいえ、あれは天使を授かった奇跡の一夜。 イベントプランナーのカランドラはふとしたことから、スペイン富豪のアレハンドロと一夜を共にし、妊娠してしまう。プレイボーイに惹かれ、純潔を捧げたことを悔やみつつも、身ごもったことを伝えると、意外な反応が返ってきた。「ぼくは生涯結婚する気はないが、子どもの面倒は見る」しかも、妊娠で仕事を辞めた彼女の苦しい懐事情をほのめかし、彼の下で働かないかと言うのだ。莫大な報酬を提示して。アレハンドロの子を宿しながら、彼の妻でも恋人でもなく、彼の仕事を成功させるための駒となったカランドラは……。 ■自らの子を身ごもった妊婦を側に置くため、なんと仕事を与えるヒーロー。二人は、あの夜分かち合った情熱だけでなく、互いへの信頼も見出すようになりますが、ヒーローに結婚の意思はなく……。
  • 灰かぶりが命じられた結婚
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    いとこの“安物の代用品”の私が、どうして一国の王太子の花嫁に? 未婚の母から生まれたタティは一族の恥とさげすまれ、おじ一家から使用人同然の扱いを受けながら暮らしていた。今日はいとこのアナの結婚式だが、タティは花嫁から、自分が逃げ出すあいだの身代わりになってと強引に頼まれる。美しいいとこが結婚するのは、アルハリアの王太子サイーフ。そんな大役を野暮ったい私が? すぐに見破られてしまうわ。案の定、別人と気づかれ、激怒したおばに叩かれそうになる。止めに入った凜々しい花婿を見たときは、助かったと思った。ところが式はそのまま続き、タティは王太子妃にされてしまう! ■巨匠L・グレアムのミニシリーズ2部作〈二つの国、二人の王子〉では、異なる国に育ちながら血のつながった兄弟ヒーローの恋の行方が華麗に描かれます。今作は王道のシンデレラストーリー。2人の“タティアナ“の辿る運命とは……? 続編もお楽しみに!
  • ひとりぼっちに終止符を【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    天涯孤独のサリーは幼いころから里親のもとを転々として育ち、誰からも養子にしてもらえなかったことが深い心の傷となっていた。そんな彼女は18歳のとき、最愛の恋人トムに一方的に捨てられ、無惨に終わった恋を忘れるため、異国へと旅立った。いつか彼と温かい家庭をと夢見ていたのに、またひとりぼっち……。7年後、故郷に戻って助産師として働くことになったサリーを、避けては通れぬ試練が待っていた──敏腕ドクター、トムとの再会が。どれほど憎もうとしても、愛しい彼。でも、これ以上傷つきたくない。何年も練習してきたとおり、彼女が冷たくよそよそしい態度で接すると、それがトムの傲慢なハートに火をつけ、容赦ない誘惑が始まった! ■大御所作家の上質で芳醇なロマンスをお贈りする《プレミアム・セレクション》。彼に恋することで孤独を忘れ、彼を愛することで孤独を知った――英国を代表する作家サラ・モーガンが描いた、愛と孤独の物語です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 教授と私【ハーレクイン・マスターピース版】
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    教授の幸せが、私の幸せ。世界中の誰より彼を愛しているから。 高校を卒業後、経済的な理由で大学進学をあきらめたチャリティは、速記とタイプを習い、今はロンドン市内の病院で秘書を務めている。彼女の収入をあてにする家族と暮らす平凡な日々の中、内科医長のワイリーライアン教授のことが、心の片隅で気になっていた。院内の事情通たちも、彼の私生活についてはほとんど知らない。住まいや、結婚しているかどうかさえ。でも、チャリティは知っていた。以前、教授に手紙のタイプを頼まれた際、彼がまだ独身とわかったが、それを誰にも話さず、自分の心の中だけにとどめておいたのだ。そんなある日、チャリティは教授に引き抜かれ、彼の診療所の秘書となる。舞い上がったのもつかのま、彼が近々婚約するという噂を耳にし……。 ■1980年代にHQロマンス600号記念作を飾った貴重な名作が、《ベティ・ニールズ・コレクション》でよみがえります。教授に美しい婚約者がいると知り、もう彼に恋い焦がれてはいけないと自戒するチャリティでしたが……。シンデレラ・ストーリーの決定版! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偽りの代償【ハーレクイン・イマージュ版】
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    シンデレラ・ロマンスのはじまりは、罪のない、小さな言いつくろい。 失恋の傷を癒やしに別荘へ出かけたヴァーニーは仰天した。なんと主寝室のベッドにたくましい男性が寝ていたのだ――兄の雇い主で、実業界の大物レオン・ボーモントが!常にスポットライトに照らされ、美女とマスコミに追われる彼に、兄がしばらくここで身を潜めるよう勧めたのだろうか。「誰だ、君は? ここで何をしている?」苛立った口調で彼がきく。そう、もちろんレオンはヴァーニーのことなど知らない。兄の立場を考えれば、彼の機嫌を損ねないほうがよさそう……。「わ、私はあなたの世話をするよう雇われた、家政婦です」とっさに口をついて出た言葉が、二人の関係を思わぬ方向へ導き――。 ■ハーレクイン・イマージュを代表する作家として、長い人気を誇るジェシカ・スティール。兄のためにと立ち回る健気な妹ヴァーニーですが、何かと裏目に出てしまい……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白衣のメアリー・ポピンズ
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    あなたの心を占めているのは、亡き妻の面影? それとも……。 マーニーは勤務先の病院で医師のハリーと再会した。数年前、短期間だが別の病院で一緒に働いていたのだ。当時、プレイボーイとして名を馳せていた彼は、マーニーのことを覚えてすらいなかった。今の彼も相変わらずハンサムで凜々しいけれど、双子の子育てに追われるシングルファーザーだという。彼は生真面目なマーニーを煙たがり、二人は何かとぶつかるが、同僚の葬儀の夜、慰め合うように一夜を共にしてしまう。亡き妻を今も愛する彼との間に、未来は望めないのに……。そんな矢先、感染症に罹った双子をマーニーが世話することになる。 ■キャロル・マリネッリが贈る、癒やしのロマンスです。幼い双子にとってマーニーは、まるで空から降りてきた子守りのメアリー・ポピンズのようでした。双子に癒やされながら、マーニーとハリーは、互いに大切な人を亡くした過去から一歩を踏み出して……。
  • 裏切りの指輪【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    わたしの子は、あなたの子。彼がそう認めなくても……。 まだ幼い愛娘を誘拐され、打ちひしがれていたサラは、シチリア大富豪の夫ニコラスとの3年ぶりの再会に動揺した。出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。けれど、頑固な義父はイギリスから来た花嫁をよそ者として嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女をいびり出したのだ。ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、別居してからのこと。今、夫は黄金の瞳に、なおも妻への不信と怒りの念を浮かべている。彼にとって、あの子は屈辱の印。邪魔だったから、さらったんだわ!そう疑う妻に、彼は告げた。「“きみの”子をさらってなどいない」 ■〈幼な子がつなぐ愛〉をテーマにお届けする、こわれかけた夫婦愛の物語。安全上の理由から、サラはつらい思い出の地、シチリアでふたたびニコラスと暮らすことになり……。ロマンス作家の中でもひときわドラマ性に富んだ作風が光る、ミシェル・リードの秀作! *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 盗まれたのは心【ハーレクイン・ロマンス版】
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    愛人になれと迫る大富豪――自ら与えた、娘の存在も知らないまま。 シャーロットの働く美術館では、ギリシア彫刻展を控えていた。そのスポンサーが、まさかデイモン・ラトゥサキスだったとは!デイモンは、美しい容貌と巨万の富を持つギリシア人実業家で、かつてシャーロットに愛の手ほどきをしてくれた恋人だった。だが身に覚えのないことで責められ、別れたのだ。美術館主催のパーティの夜、二人は4年ぶりに再会する。父親と同じ目をした娘のことだけは、隠し通さなければ――不安に震える彼女の緊張をよそに、デイモンは再び誘ってきた。高額の手当と引き換えに、愛人にならないか、と。 ■これぞ王道というべき、傲慢ギリシア人大富豪とピュアなヒロインのシークレットベビー・ロマンスです。病気の妹を抱えるヒロインは、ヒーローの申し出を受けざるをえず……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 三十日間の夢【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    あなたと私と赤ちゃん。3人家族は、ひと月の夢。 ブレアは元婚約者のアリクに会いに、ニューヨークを訪れた――生まれたばかりの、彼に生き写しの息子を連れて。1年前、学生だったブレアは、13歳年上で大富豪一族出身のアリクと恋におちて婚約したものの、やむなく身を引かなくてはならなくなった。ある人物に脅されたから、とは口が裂けても言えなかった。彼と別れたあとに、おなかに赤ちゃんがいるとわかったことも。でも、こうしていま会いに来たのは、彼の黒髪とオリーブ色の肌をみごとに受け継いだ息子の存在を黙っているのは罪だと思ったから。純粋にそれが目的と示すため、婚約者がいることにしたブレアに、アリクは告げた。「これから1カ月、君は僕と一緒にここで暮らすんだ」 ■もう二度と会えないと思っていたヒーローと再会し、いまもなお彼を心から愛していると自覚するヒロイン。その想いが募れば募るほど、決して結ばれない二人の運命が切なすぎて……。《幼な子がつなぐ愛》をテーマにお贈りする、巨匠レベッカ・ウインターズの珠玉の名作。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純白の中の出逢い【ハーレクイン・イマージュ版】
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    知らず知らずのシンデレラ。気づいた瞬間、魔法はとける運命で……。 猛吹雪の日、テッサは林の中で気を失ったハンサムな男性を助けた。高価そうな服は汚れ、体じゅう傷だらけの彼を自宅へ連れ帰ると、ほどなく目覚めた彼は、いっさいの記憶を失っていた。戸惑うテッサだったが、二人きりで過ごすうち彼の人柄のよさに惹かれ、いつしか互いの気持ちを確かめるように、身を捧げたのだった。だが、彼が“アッシュ”という自分の名を思い出したことで、テッサは不安に苛まれた。いつか彼は元の生活に戻っていくのね……。そのときの彼女は、まだ知らなかった――彼が巨万の富を有する大富豪、アッシャー・ブラボーで、1カ月後には美しい婚約者と結婚する予定であることを。 ■日を追うごとにアッシュへの愛が増していくテッサと、少しずつ記憶を取り戻していくアッシュ。二人きりの幸せな暮らしの終焉が刻一刻と近づいていることを知るテッサの思いが切ないです。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛をなくした大富豪
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    とろけるようなキスから10年。ふたりはずっと、友達だった。 急なトラブルで夏休みのあいだ宿なしになったニッサは、長年の友人デズモンドの屋敷に居候させてもらうことになった。10年前、憧れのデズモンドがエスコートしてくれたハイスクールのダンスパーティは夢のようなひとときだったけれど、あの夜、恋に落ちたのはわたしだけだった。そしていま、わたしは平凡な教師で、彼はセクシーな大富豪。住む世界が違いすぎるデズモンドとひとつ屋根の下で暮らすなんて……。胸のざわめきを押し隠しながら、ニッサは彼のもとへと向かった。かつての失恋が誤解によるすれ違いだったことなど――デズモンドもニッサを強烈に意識していることなど知るよしもなく。 ■積年の想いがあふれ出し、ついに結ばれたふたり。しかし、めくるめく愛の余韻も冷めやらぬうちに再び心を閉ざした彼は、愛なき上流家庭の呪縛に囚われていて……。世界を虜にするS・マレリーが情感豊かに描く十年愛。心とろけるシンデレラ・ロマンスです!
  • いつかレディに【ハーレクイン・マスターピース版】
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    僕が君を、変えてやるよ――誰よりも美しい蝶に。 ルシアナは1歳半で母親を亡くし、父親と兄たちに育てられた。4人の兄弟と男同然に育ったせいで、女らしさのかけらもない。そんな彼女にも、近ごろ、ほのかな想いを抱く男性ができた。彼の心を射止めるには、どうしたらいいのだろう……?すると、長兄の親友ジェイクが指南役を買って出た。ルシアナを、大人の女性らしく変身させてくれるというのだ。ハンサムで裕福なプレイボーイのジェイクは、ルシアナにとってむしろ苦手とするタイプだった。彼の助言なんて要らないのに。ところが彼の巧みな指導に、なぜか胸は熱くざわつき―― ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。今作はピュアでかわいらしい〈華麗に変身〉をテーマにした物語です。手練れのジェイクの手ほどきにどぎまぎしっぱなしのルシアナは、いつしか彼の手によって、美しい大人の女性へと変身を遂げます。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 交換条件は、純潔
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    囚われの乙女は決して忘れなかった。地下牢の闇から垣間みた、輝く彼の姿を。 豪奢な邸宅で、アニックは主の帰宅を待っていた――有名な美貌の実業家、マキシマス・キングに頼み事があるのだ。クーデターで10年間、王宮の地下で過ごした王女アニックは、少し前、突然現れた逞しくハンサムな“王子様”に光の世界へと救い出された。そして王子様の名はマキシマスで、大富豪と政府特命の暗殺者という2つの顔があることを知る。戴冠式を控え、身の危険を感じた彼女には助けが必要だった。どうすればもう1つの顔を隠す彼に願いを聞いてもらえるの?考えあぐねたすえ、アニックは思いつめた表情で切り出した。「どうか私を助けてください。代わりに、私の純潔を捧げます」 ■ヒロインの突拍子もない言葉を一笑に付したヒーロー。男性的魅力あふれる彼に、ヒロインは形だけの結婚を申し込まれますが……?リン・グレアム顔負けの劇的展開で大人気、メイシー・イエーツが別名義で綴る、ロマンティックな再会のシンデレラ物語!
  • 純白の一夜は永遠に
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    雪の魔法がとけたとき、彼と見た甘い夢は冷たい現実に変わった。 パーティの給仕係として働き、疲れた体で帰途についたホリー。天候が急変して困っていると、傍らに1台の高級車が停まり、乗っていくよう促される。声の主はスペイン富豪マキシモ──最近この町の古城を買ったという、世界的な実業家だ。彼の漆黒の瞳に魅入られ、すぐさま虜となったホリーは、一夜限りの約束で、誘惑されるまま身も心も捧げてしまう。2カ月後、ホリーは愕然とした。まさか妊娠するなんて!報せを聞いたマキシモは、別人のような冷酷さで言い放った。「経済的な援助はする。ただし、その子の父親は手に入らない」 ■あのリン・グレアムを彷彿とさせる、王道のピュアなシンデレラロマンスをお楽しみください。お菓子作りが得意で、いつか小さな店を開くことを夢見るヒロイン。思いがけず大富豪の子を身ごもったことから、運命の歯車は予想だにしない方向へ回りだして……。
  • 壁の花と愛を拒む億万長者
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    「子供の父親はあなたよ」そう伝えたい一心で遠い異国へと旅立った。 「おなかの子の父親はぼくだというのか? ありえない!」世界的複合企業の社長、ジュン・リーに妊娠を告げたとたん、黒い瞳に冷たく見据えられ、アイビーは呆然とした。あの夜、情熱に陰る黒い瞳で愛を囁いた彼とは別人のようで、すばらしい夢の一夜には想像もしなかった、辛い現実だった。けれど彼女は涙をこらえて言った。子供は私一人で育てると。すると彼の豪邸に連れていかれ、父子鑑定を受けることに。自分の子に違いないと知るや、彼にプロポーズされたが、アイビーは拒んだ。彼とは住む世界が違いすぎる。でも……。 ■身分違いと知りながらゴージャスなヒーローと恋におち、思いがけず愛の証を授かった天涯孤独のヒロイン。最初、父親であることを信じなかった彼との結婚をためらいますが、両親のそろった家庭に憧れていた彼女は、お腹の子が幸せになれるならと受け入れます。
  • 許せないプロポーズ【ハーレクイン・ロマンス版】
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    妊娠したとたん冷たくなり、渋々、求婚するなんて……。 わたしが妊娠? ターシャは、医師の診断に愕然とした。相手は、ブリスベーンきっての法廷弁護士ジャレッドだ。彼はいったいどう思うかしら……?体を重ねるときはとても情熱的な二人だが、今まで一度だって、将来について口にしたことはない。ためらいながら妊娠を告げると、彼は急に冷ややかになり、「そんなことをしてくれとぼくが頼んだか?」と言い放った。だがそのあと、静かに「結婚しよう」と告げられ、ひどく傷ついたターシャは、彼のもとを去ることにした――。 ■大御所作家ヘレン・ビアンチンには名作が多くありますが、今作は妊娠から始まる大人のロマンス。身ごもったままジャレッドのもとを去ったターシャは、彼に言い寄る女性がいることを知り……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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