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-いつか必ずやってきてしまう、愛しいペットとの別れ。 ペットロスが大きなダメージとなるのは、自分がいなければ生きていかれない「わが子」のような存在、だれよりも自分を必要としてくれる「わが子」が自分を置いて先にいってしまうという事実をなかなか受け止められないからではないでしょうか。 ペットが自分より短命であることは、頭ではわかっていても信じたくないのです。 本書は、2017年1月に16歳のゴールデン・レトリバー「ケフィ」を亡くしたカウンセラーが、その受け入れがたい死とどのように向き合っていったかをまとめたものです。 職業柄、ペットロスのことはよくわかっていたが、立ち直るまでに2年半かかりました。 ペットの死を受け入れることは、とても辛く、苦しいものです。でも、逃げずに、「しっかりと悲しむ」ことが大切です。 私たちはつい「早く忘れよう」と思ったり「明るく振る舞おう」と頑張ったり、仕事などに没頭して気を紛らわそうとしてしまいます。周りの人たちを心配させたくないからと、「元気にならなければ」と先を急いでしまったりもします。 でも、そうやって悲しみから目を背けてしまうと、かえって心にダメージを与えたり、孤独の渕からなかなか抜けられなくしてしまうこともあります。 対象がペット(動物)であるがゆえの辛さや苦しみもあります。 「いつもと同じように振る舞う」ことを周囲の人が知らず知らず強要することがあります。ペットを失うことの悲しみを理解していない人もいます。「たかがペットじゃないか」という態度や「新しいペットを飼えばいいじゃないか」という言葉が、愛するペットを見送った人をどれほど傷つけるのか、想像できない人も少なくありません。 いつか必ず来る愛するペットの死に、どのような心構えをしておいたらよいか、わかっていても避けられないペットロスについて、どう向き合うか。「覚悟」のきめかたについて、自身の経験をふまえてまとめました。
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3.5
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3.5いわゆる「良い子」や「いい人」ほど現代社会では生きづらさを抱えている。 あなたの生きづらさはどこから来たのか。 子どもを愛するがゆえに、子どもに期待して干渉する。 そんな親からの「やさしい暴力」を免れている家庭は、今の日本には少ないかもしれない。 波風を立てず、空気を読み合って、相手の期待を裏切らないようにふるまううちに人は自分の欲求や願望をうしなっていく。 他者の期待を読み取り、それにこたえることが「自分の人生」になっていないだろうか? 誰の役に立たなくても、みんなと同じことができなくても、あなたらしい人生はそこにある。 不安、無力感、寂しさ、怒り、罪悪感に苦しむあなたを家族問題の第一人者である精神科医が、「やさしい暴力」から解放する。 かけがえのない「あなた」が自分らしく生きるために。
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5.0
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3.0アダルトチルドレン(AC)=機能不全家庭に育ち、成長してもトラウマを抱えている大人――新米刑事・日笠媛乃もその一人。媛乃の下着の汚れ具合を調べる過干渉な母親に悩みながらも依存して暮らしている。だが、ある殺人事件の捜査中、被害者に自分の母親がオーバーラップした媛乃は突如パニック症状に陥った…! はたして犯人と媛乃に共通する心理とは!?
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5.0子どもの権利とは、“「ねぇねぇ」「なぁに?」の関係”をつくる権利です。 “世界でたったひとつだけの宝”として大切にされながら、ありのままの自分を受け止めてもらい、 「自分らしく思いやりのあるおとな」へと向けて大きくなる資格が、子どもにはあります。 それを、子ども自身が実現する力を与えたのが、子どもの権利条約なのです。 自己肯定感と共感能力のある「おとな」になるために。 子育ちのための人類の英知。子どもが自分でも読めるルビ付き。 <目次> 第1章 愛される権利 ――子どもの基本的権利 第2章 自分らしく豊かに大きくなる(成長する)権利 ――成長・発達するためのいろいろな権利 第3章 社会の中で大きくなる(成長する)権利 ――市民的権利 第4章 特別な助けを求める権利 ――特別なニーズを必要としている子どもの権利 第5章 子どもの権利を生かすために ――救済の権利とおとな・国・国連の役割 *巻末 子どもの権利条約全文(政府訳) *コラム
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3.0あなたが不幸せなのは毒親のせいかもしれません。でも、それは過去です。罪悪感・自己嫌悪は手放し、自分の人生を生きましょう。 精神科医の斎藤学氏は、「アダルト・チルドレン」という概念を日本に紹介した家族問題の第一人者。 アダルト・チルドレンは、暴力をふるう親やアルコール・ドラッグなどに耽溺する親のもとで、「子どもなのに子どもらしくいることができず、機能不全家族のなかで大人になった人」のことをさす。そのため「毒親」という言葉が流行してから「自分も毒親に育てられたACだ」という人が氏のクリニックを多数訪れる。 「親がこんなふうにひどい毒親だったので、自分はこうなってしまった」 「毒親を見返したい」 「毒親に毒だったと気づかせ反省させたい」 確かに、あなたの親は毒親だったかもしれない。 しかし、自分がアダルトチルドレンであると気づくことは、人生をやり直すための出発点である。 「毒親」という言葉を使うと、毒親に育てられたから自分の人生がダメになったという、宿命論となり、着地点となってしまい、そこには未来が見えない。 どこからが毒親かという線引きはできない。 毒親のせいにしていては、自分の人生が歩めない。 「もう毒親と言うのはやめませんか?」 自分の人生を取り戻すために、毒親からの卒業を促す一冊。 自分の親が毒親だったと気づくことは人生をやり直すための出発点である
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4.0ある商店街に住みついていた地域猫のミーちゃん。地域のみんなに可愛がられていたが、ある日行方不明に…。小さく弱い存在であったミーちゃん。人から世話をされることで生きてきたミーちゃんだが、周囲の人たちに喜びや癒し、幸福な瞬間など生きるエネルギーを与えていたことが、いなくなって改めて分かった。自立ばかり声高に言い立てるのではなく、弱いものが周囲を信頼して共に生きていける街で暮らしたい。