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  • 孤独な領主~黒き狼と花野の乙女~
    -
    狼のように孤独で気高い、美しい男爵に心奪われて… 伯爵である父が亡くなり、ガブリエラの城が明け渡されることになった。国王から新たにこの地を与えられたのは、冷酷無慈悲な略奪者と悪名高いエティエンヌ・ドゲール男爵。彼の美しくも冷たい瞳に見据えられ、ガブリエラは恐怖に震えた。ダメ。消息不明の兄が戻るまで私がこの城と領民を守らなければならないのよ…! 城に残りたいと気丈に懇願する彼女に、男爵は「残った借金を体で返すというなら愛人として城に置いてやってもいい」と言い放って…!?
  • 美しき娘/パリでの出来事
    完結
    3.0
    中世イングランド。親が決めた結婚をひかえるロザモンドは、ひとときの自由を求めて城を抜け出した。悪党にからまれたところを助けてくれたのは騎士キーナン。領主の娘ではない、ありのままの自分を見てくれた男性は初めて…。禁断の恋に落ちてしまったふたりは一夜だけの情熱をかわす。翌日、婚礼を祝う武芸大会でキーナンはある決心を胸に槍をとる――! 他、魅力的に変身した彼の姿に心ときめくのは、恋の都に酔ってしまったから? 「パリでの出来事」同時収録。
  • 竪琴を奏でる騎士【分冊】 1巻
    無料あり
    1.0
    エリザベスは駆け落ちした従姉妹の身代わりとして、城主であるレイモンの花嫁に…。両親亡きあと13年間、修道院で虐げられてきた彼女にとって、結婚とは地獄のような暮らしから逃れ、新しい家族を作るための唯一の手段だった。誰からも恐れられているレイモンの冷酷な眼差しに怯えながらも、運命に従い彼にバージンを捧げたエリザベス…。ともに暮らすうちに垣間見せる彼の誠実さと優しさに気づきはじめるが、城内の噂でレイモンが実は前妻を殺したと聞いてしまい!?

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  • 黒の公爵
    完結
    5.0
    へスターはバロービー・ホールの公爵夫人のもとでコンパニオンとして暮らしている。美しい姉妹は華やかな人生を歩んでいるのにくらべ、不器量で嫁ぎ先のあてもないへスターは隠遁生活のような日々を送っていた。そんなある日、夫人の継息子で“黒の公爵”と噂の女たらしのエイドリアン、さらに腹違いの弟エリオットが帰還する。冴えない私が彼らの目に留まることはきっとないわ。そんな思いのヘスターに夢のような事態が起きる。美しいふたりの男性から熱く求められ!?
  • 竪琴を奏でる騎士
    完結
    4.2
    エリザベスは駆け落ちした従姉妹の身代わりとして、城主であるレイモンの花嫁に…。両親亡きあと13年間、修道院で虐げられてきた彼女にとって、結婚とは地獄のような暮らしから逃れ、新しい家族を作るための唯一の手段だった。誰からも恐れられているレイモンの冷酷な眼差しに怯えながらも、運命に従い彼にバージンを捧げたエリザベス…。ともに暮らすうちに垣間見せる彼の誠実さと優しさに気づきはじめるが、城内の噂でレイモンが実は前妻を殺したと聞いてしまい!?
  • 黒の公爵【分冊】 1巻
    無料あり
    1.0
    へスターはバロービー・ホールの公爵夫人のもとでコンパニオンとして暮らしている。美しい姉妹は華やかな人生を歩んでいるのにくらべ、不器量で嫁ぎ先のあてもないへスターは隠遁生活のような日々を送っていた。そんなある日、夫人の継息子で“黒の公爵”と噂の女たらしのエイドリアン、さらに腹違いの弟エリオットが帰還する。冴えない私が彼らの目に留まることはきっとないわ。そんな思いのヘスターに夢のような事態が起きる。美しいふたりの男性から熱く求められ!?

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  • 愛と喜びの讃歌
    完結
    4.9
    財政難な孤児院の院長を務めるグエンドリンは、恵まれない子どもたちに、ささやかでも心のこもったクリスマスのお祝いを贈ろうと寄付を募りにクーム・リース伯爵邸を訪れた。5年前に火事で大やけどを顔に負い、不気味な風貌になったと噂される人嫌いで有名な伯爵。グエンドリンは噂どおりの冷酷な彼の態度にもひるまず、やっと説得に成功するが――気づけば館の外は猛烈な吹雪になっていた。グエンドリンは不本意ながら、伯爵と夜を明かすことになってしまい…!?
  • 愛と喜びの讃歌【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    財政難な孤児院の院長を務めるグエンドリンは、恵まれない子どもたちに、ささやかでも心のこもったクリスマスのお祝いを贈ろうと寄付を募りにクーム・リース伯爵邸を訪れた。5年前に火事で大やけどを顔に負い、不気味な風貌になったと噂される人嫌いで有名な伯爵。グエンドリンは噂どおりの冷酷な彼の態度にもひるまず、やっと説得に成功するが――気づけば館の外は猛烈な吹雪になっていた。グエンドリンは不本意ながら、伯爵と夜を明かすことになってしまい…!?

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  • 竪琴を奏でる騎士【7分冊】 1巻
    無料あり
    3.7
    エリザベスは駆け落ちした従姉妹の身代わりとして、城主であるレイモンの花嫁に…。両親亡きあと13年間、修道院で虐げられてきた彼女にとって、結婚とは地獄のような暮らしから逃れ、新しい家族を作るための唯一の手段だった。誰からも恐れられているレイモンの冷酷な眼差しに怯えながらも、運命に従い彼にバージンを捧げたエリザベス…。ともに暮らすうちに垣間見せる彼の誠実さと優しさに気づきはじめるが、城内の噂でレイモンが実は前妻を殺したと聞いてしまい!?

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  • あのキスの記憶【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?

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  • あのキスの記憶【7分冊】 1巻
    無料あり
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?
  • 美しき娘 / パリでの出来事【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    中世イングランド。親が決めた結婚をひかえるロザモンドは、ひとときの自由を求めて城を抜け出した。悪党にからまれたところを助けてくれたのは騎士キーナン。領主の娘ではない、ありのままの自分を見てくれた男性は初めて…。禁断の恋に落ちてしまったふたりは一夜だけの情熱をかわす。翌日、婚礼を祝う武芸大会でキーナンはある決心を胸に槍をとる――! 他、魅力的に変身した彼の姿に心ときめくのは、恋の都に酔ってしまったから? 「パリでの出来事」同時収録。

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  • 麗しき放蕩貴族【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    これまでクララは、華やかな貴族の世界とは無縁だった。身分違いの恋をして勘当された母と父が亡くなってからは、画家の叔父夫婦に引き取られ、つましく暮らしていた。ある夜、招かれた舞踏会で、その美貌と放蕩ぶりを知られた独身貴族パリス・マルホランド卿と出会い、肖像画を頼まれる。値段も聞かずに去っていった彼を疑いながらも後日、館を訪れたクララはその豪華さに圧倒される。地味なドレスを着たお堅い修道女のような私に、彼はなぜ近づいてきたの…!?

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  • 美貌の騎士の結婚【分冊】 1巻
    無料あり
    2.5
    隣の領地の主サー・ジョージは王の寵臣として宮廷で名を馳せ、さらに美貌と洗練を兼ね備え、娘たちの憧れの的でもある。そのサー・ジョージから求婚されて、領主の娘アイリアスは拒絶反応を示した。質実剛健を旨とする自分と気が合うはずがないし、親同士の決めた結婚には絶対従えないわ! ところがサー・ジョージは本気で彼女との結婚を望んでいると言う。あらがいきれず口づけを受け入れてしまったアイリアスは、嫌悪感を抱くどころかもっと触れてほしくなり…!?

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  • 愛あればこそ
    3.0
    ■愛さえあればいかなる苦難もものともせず。■ジュヌヴィエーヴはディラン・ディレイニアに恋をした。よりによって、婚約者のもとへ向かう旅の途中で……。父親ほど年の離れたまだ見ぬ婚約者と目の前の魅力的な若者とでは比べるべくもない。思いつめた彼女は、大胆にも夜中ディランのベッドに忍び込み、契りを結んだと主張した。その結果、計画どおりジュヌヴィエーヴの婚約は破談となって、めでたく彼女はディランの花嫁として迎えられた……が、現実は過酷だった。ディランは近隣でも名を馳せる放蕩者で彼女を口説いたのも、ただの戯れにすぎなかったのだ。もっとも、ジュヌヴィエーヴは知らなかった――ディランのなかで早くも彼女への愛がふくらみかけていたことを。
  • 愛と喜びの讃歌
    4.5
    孤児院の院長を務めるグエンドリンは、恵まれない子供たちにささやかながら心のこもったクリスマスのお祝いを贈ろうと、寄付を募りにクーム・リース伯爵邸を訪れた。人嫌いで知られる伯爵の冷酷な態度にもひるまず、やっと説得に成功したとき、館の外は猛烈な吹雪になっていた。グエンドリンは不本意ながら、無礼な伯爵と夜を明かすことにする。
  • 愛と喜びの讃歌(カラー版)
    完結
    5.0
    財政難な孤児院の院長を務めるグエンドリンは、恵まれない子どもたちに、ささやかでも心のこもったクリスマスのお祝いを贈ろうと寄付を募りにクーム・リース伯爵邸を訪れた。5年前に火事で大やけどを顔に負い、不気味な風貌になったと噂される人嫌いで有名な伯爵。グエンドリンは噂どおりの冷酷な彼の態度にもひるまず、やっと説得に成功するが――気づけば館の外は猛烈な吹雪になっていた。グエンドリンは不本意ながら、伯爵と夜を明かすことになってしまい…!?※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 赤毛の貴婦人
    -
    ■鉄の意志を持つ戦士にも、赤毛の花嫁という弱点があった。■マイナはずぶ濡れのまま、モンモランシー城の大広間に入った。嵐の中ここまで来たのは、婚礼前夜の祝宴のため。それなのに、花嫁のわたし抜きで始めてしまうなんてどういうこと?そのとき、奥の一段高い場所から彼女を見つめる男に気がついた。冷たく傲慢そうだが、意外にも若くたくましく、見目もいい。あれが夫となる人ね! 強気なマイナは着替えもせずに上座に近づき、皮肉を込めて当主ロジェに挨拶すると、さっさとその場をあとにした。なんという生意気な女! 赤毛の女とあって頑固なことこのうえない!ロジェは初めて会った未来の妻に怒りと幻滅を覚えた。だが、濡れた服はマイナのすばらしい体をあますところなく見せつけた。彼は妻に一つのことしか――服従しか要求しないつもりだった。待ち受ける困難も知らずにロジェは一人、悦に入った。マイナ・チルコットはその見返りに、夢のような夜を経験する。百戦錬磨のわたしが技を駆使すれば、女を手なずけることなど簡単だ!■中世イギリスを舞台に、戦う男たちの愛と冒険を描く人気の『戦士に愛を』シリーズも五作目に突入! 前作『ウェールズは遠く』にも登場した独善的なサー・ロジェ・モンモランシーが赤毛の貴婦人相手に四苦八苦します。
  • 赤毛の貴婦人【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    3.0
    初めて会った美貌の許婚は、世にも傲慢不遜な領主だった。 領主サー・ロジェに嫁ぐマイナは、運悪く大嵐に見舞われ、やっとのことで許婚の待つ城に到着した。だが、彼女はずぶ濡れだというのに、ロジェは出迎えさえしないという。それどころか、花嫁なぞ不要とばかりに始められた祝宴は既にたけなわ。愕然とするマイナだったが、意を決して大広間に踏み入り、奥の一段高い場所からこちらを見据える端整な顔の許婚を見つけた。そして精いっぱい反抗的な挨拶をして、部屋に引き上げた。するとしばらくして、ロジェがマイナの寝室を訪れ、彼女の先ほどの態度を戒めるため、冷徹に釘を刺した。「わたしの妻となる者に許されるのは、“服従”だけだ」 ■赤毛は嫌いと公言する傲慢なサー・ロジェ。一方、赤毛のマイナは、彼の予想に違わず芯の強い娘ですが、婚礼の前夜、彼女はロジェが初夜に関して談笑しているのを漏れ聞いてしまい……。すれ違いがすれ違いを呼ぶ波瀾万丈の愛の物語を初リバイバルでお届けします。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悪女と伯爵
    -
    長身で黒髪の貴公子アレックスは、放蕩者で有名だが、浮気を繰り返し父を苦しめた母のせいで、女性には冷淡だった。そんな彼の敬愛する伯父ヘンリーがある日、アンジェリーナという若い娘を伴い現れた。アメジストのような瞳を持つ優美なその娘は、伯父との結婚を反対され大陸へ去った昔の恋人の忘れ形見だという。一方、伯父に愛を拒まれた腹いせにその弟と愛のない結婚をした女――それがアレックスの母だった。浅からぬ因縁に敵意を抱く彼に、アンジェリーナも負けていない。「わたしは誰とも結婚などしませんから」面白い。生意気な小娘を誘惑してやろうじゃないか。★従順な妻をめとり、情事をあきらめない――打算だけの結婚を思い描く放蕩者と、絶対に結婚などしないと決めている男性嫌いの美しき乙女。二人が心の傷に打ち克つ軌跡が、丹念に綴られます。★
  • あのキスの記憶
    完結
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?
  • あのキスの記憶
    3.0
    ある真夜中、フランス人のジュリエットは大きな物音に夢を破られた。行方不明の兄を捜すためにロンドンに宿を取っていたが、窓の外を見ると、一人の男性が四人の男性から暴行を受けている。男性が思わずもらしたフランス語の叫び声を聞き、ジュリエットは無意識にそばにあったものを暴漢めがけて投げつけた。ダグラスは朦朧とした意識の中でゆっくりと目を開けた。自分がどこにいるのかもわからないが、男に襲われたのは覚えている。そして、夢の中で女性の柔らかな体を抱きしめ、キスをしたことも。そのとき隣に女性が寝ているのに気づき、彼ははっとした。夢の中で見た女性とそっくりだが、もしかして……。
  • あのキスの記憶【特典付き】
    完結
    5.0
    【特典付き】アナザー・ストーリー6Pを特別収録!19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?※この作品の特典なし版は既に販売中です。重複購入にご注意ください。
  • 一度だけの誘惑
    4.0
    アデリーンは父に言われるままにポールと婚約した。ハンサムだけど二十歳も年上の彼とは話も合わないが、平穏で裕福な結婚生活を送れるにちがいない。ある日、二人がポールの女友達の屋敷に招待されたとき、ポールとその女性が密通しているのをアデリーンは目撃する。彼を心から愛しているわけではないけれど、私を欺いて、二人の愛の巣にまで連れてくるなんて……。明日の朝、一人でこの屋敷を出て、もう彼のもとには戻らないわ。そう決心したアデリーンは、屋敷で一夜だけ過ごすことにするが、夜中にふと目覚め、隣に見知らぬ男性が忍び込んできたのに気づく。
  • 裏切られたレディ【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    -
    恋の喜びが一転して、愛の苦しみになるなんて……。 外科医の娘カサンドラは馬車に乗っていたある朝、不穏な銃声を聞いた。見ると、整った鼻筋と官能的な唇を持つ優美な男性が倒れていた。痛みに顔を歪めながらカーロウ伯爵と名乗った彼に、応急処置を施す。カーロウ伯爵といえば、傲慢で、ロンドン中の美女との噂がある男性だ。とても魅力的だけれど、私とは住む世界の違う人だわ……。しかしその後、カサンドラの妹がカーロウ伯爵のいとこと駆け落ちし、彼女は伯爵と一緒に、いなくなった二人を追いかけることになった。しだいに惹かれ合い、カサンドラは生まれて初めての恋をした――伯爵が彼女を誘惑できるか友人と賭けをしていると、偶然立ち聞きしてしまうことになるとも知らずに……。 ■明るく華やかな英国摂政期を舞台に繰り広げられる恋を描くリージェンシー・ロマンス。なかでも実力派ヘレン・ディクソンが生むヒロインはとてもけなげで好感度が高くて人気です。本作のヒロイン、カサンドラも正義感が強くて賢く、好きになること請け合いです! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 裏切られたレディ
    -
    カサンドラは職場に向かっていたある朝、公園で銃声を聞いた。人が倒れているのが目に入り、駆けよった彼女は思わず息をのんだ。整った鼻筋に、官能的な唇を持つハンサムな男性だ。優美な雰囲気からして、間違いなく貴族だろう。応急処置を施し、医者に行こうというカサンドラの申し出を断って、男性は苦痛に顔をゆがめながらカーロウ伯爵と名乗った。カーロウ伯爵――傲慢といわれていて、ロンドンじゅうのあらゆる美女との噂が絶えない男性。魅力的だけれど、私とは住む世界の違う人だわ。言葉もなくただ相手を見つめるカサンドラは知るよしもなかった。彼と思わぬかたちで再会することになるとは。
  • 麗しき放蕩貴族
    完結
    -
    これまでクララは、華やかな貴族の世界とは無縁だった。身分違いの恋をして勘当された母と父が亡くなってからは、画家の叔父夫婦に引き取られ、つましく暮らしていた。ある夜、招かれた舞踏会で、その美貌と放蕩ぶりを知られた独身貴族パリス・マルホランド卿と出会い、肖像画を頼まれる。値段も聞かずに去っていった彼を疑いながらも後日、館を訪れたクララはその豪華さに圧倒される。地味なドレスを着たお堅い修道女のような私に、彼はなぜ近づいてきたの…!?
  • 麗しき放蕩貴族
    3.0
    これまでクララは、華やかな貴族の世界とは無縁だった。母が身分違いの恋をし勘当されて以来、公爵家とは断絶。両親の死後、叔父夫婦に引き取られた。姪の幸せな結婚を願う叔母は、ある夜の舞踏会で、無謀にも“英国一の美男子”に目をつけた。パリス・マルホランド卿――ブルーの瞳の魅惑的な紳士だが、噂では放蕩者らしい。しかも、絶世の美女と婚約間近だという。一方マルホランド卿は、クララと知り合い、急に憂鬱になった。地味なドレスを着たお堅い修道女のような彼女に、陽気な紳士のぼくの頭が、実は空っぽだとばれたらどうしよう。★貴族の邸宅〈マルホランド・ハウス〉に集った、個性豊かな人々が織り成す複雑な恋模様の行方は……?★
  • 女嫌いの放蕩伯爵
    3.0
    乙女の尊いまでの純真さが、冷淡な伯爵の本気を揺り起こす―― 美しき黒髪の伯爵アレックスは名うての放蕩者だが、不貞をかさねて父を苦しめた母のせいで、女性には冷淡だった。そんな彼のもとに、ある日、敬愛する伯父が若い娘を伴い現れた。宝石のような瞳を持つそのアンジェリーナという名の娘は、かつて伯父との結婚を反対され大陸へ渡った、昔の恋人の忘れ形見らしい。貧困にあえいできた彼女に、礼儀や作法はこれから学ばせるという。アレックスは、伯父が財産をだまし取られるのではないかと疑い、この娘を早いところ誰かに嫁がせて、厄介払いしようと考える。ところがアンジェリーナは言い切った。「結婚なんてしたくありません」面白い。ならば生意気な小娘を、このわたしが誘惑してやろう。 ■結婚など跡継ぎのためだけと割り切る女嫌いの伯爵と、絶対に結婚などしないと決めている男嫌いの乙女。互いに心の傷がもとで異性を信じられなくなった二人の、恋の火花が深い愛に昇華するまでを描いた劇的シンデレラ・リージェンシーをぜひご堪能ください。
  • 籠の中の貴婦人
    4.0
    宮廷一の美女と評されるアデレイドは軽薄な男たちに言い寄られる毎日に辟易していた。そんなある日、戦地から帰ってきたばかりらしい精悍な騎士アルマン卿に鉢合わせして目を奪われる。初めて胸のときめきをおぼえながらも、アデレイドは彼に近寄るまいと決意した。暴君の父と奴隷のような母を見て育った彼女は結婚しないと固く誓っているのだ。だがその矢先、二人は王ヘの謀反の企てを偶然耳にしてしまう。声の主を突き止めるには、いったいどうすればいいの? 戸惑うアデレイドに、アルマン卿はふとひらめいたように口づけた。
  • 華麗なる英国レディの恋
    3.0
    『拝啓、子爵さま』■子爵の称号を持つイヴリンは、6年前に過ちを犯した。親友の妹であるラヴデイと、情熱に任せて関係を持ってしまったのだ。身分差のある二人が結ばれるはずもなく、以来、ラヴデイたち兄妹とは絶縁状態にある。そんなある日、親友から手紙が送られてきた。 『すれ違いの求婚劇』■シャーロットはパーティ会場でキスをしている男女に遭遇するが、その男性が亡き婚約者に瓜二つで息をのむ。彼こそ長らくイングランドを離れていた、亡き婚約者の双子の弟ジェームズだった。なぜか敵意をむきだしにしてくるジェームズに、彼女は困惑するが……。 『仮面舞踏会の魔法』■シルヴィーとウェストは昔なじみで、双方の親から結婚を期待されている。ウェストは魅力的だし大切な存在だが、シルヴィーは周囲に決められた縁談ではなく、本物の愛にめぐりあいたいと思っていた。そのため、長年向けられてきた彼の熱い視線には気づかず……。 『君にすべてを捧ぐ』■中尉ブライアンは幼なじみの戦死を知らされた。その妻オードラも幼なじみで、ブライアンはひそかに彼女を10代の頃から愛していた。駆けつけた葬儀の席で、夫の遺した借金のせいで途方に暮れるオードラを見て、ブライアンは彼女を守るためにある決意をする。 *本書に収録されている『拝啓、子爵さま』、『君にすべてを捧ぐ』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 華麗なる密航 リージェンシー・ブライド V
    1.0
    イタリアのジェノバに寄港した大尉ペリーは、路上に倒れている男性を助け、その娘エリザベスと出会う。16歳にして男を惑わす美貌を持つ彼女は生意気そのもので、ペリーは柄にもなく腹立ちを抑えきれなかった。その数日後、快復した父親が信じられないことを提案してきた。戦火から逃れるため、娘を安全なイギリスへ連れていってほしい。そのために必要ならば、娘と結婚してくれ、と。どうにか断ったペリーはジェノバを発ち、ようやく安堵する。だがそれも、彼の船室に届けられた大きな箱の底に、静かに眠る魅惑の美女を見つけるまでのことだった。■悪印象を抱いて反発し合うふたりは、皮肉なことに協力を強いられます。狭い船室の中でエリザベスをかくまう秘密の生活は、否応なくふたりを接近させて……。激しい愛の情熱をお楽しみください。
  • 騎士とレディ
    3.0
    マティルドは追いつめられていた。エクルズフォードの領主である父が亡くなったいま、強欲な従兄が城と領地の明け渡しを迫ってきかねない状況なのだ。折しも朗報がマティルドのもとに届いた。名高い騎士サー・ヘンリーが近くの宿屋に泊まっているという。すがるような思いで、マティルドは助力を求めに赴いたが……。
  • 求婚のゆくえ 読書会の秘密 III
    -
    レベッカの乗った馬車が一時停止したとき、半裸の若者が馬車に転がり込んできた。仲間と悪ふざけに興じた末に、売春宿から逃げ出してきたという。若者を家まで送り届けると、その兄のルーカスが現れて、冷ややかなまなざしで値踏みするようにレベッカを見た。そして、彼女が弟を誘惑し、金を巻き上げようとしたとなじった。こともあろうに、レベッカを売春婦と勘違いしたのだ!ルーカスのぶしつけな態度は我慢がならなかったが、その一方で、レベッカは不思議なときめきを覚えた。興奮と不安がないまぜになったこの気持ちは何かしら……。★放蕩貴族と淑女の恋のゆくえは?そして、イギリスの国家機密をフランスに売り渡していた人物の正体とは?★
  • 霧の彼方に
    3.0
    時は十三世紀。あまりに過酷な運命は、貴族の家に生まれたゆえか。ノルマン人貴族の娘メアリアンは、十二年間過ごした修道院から、スコットランドの兄のもとに連れ戻された。野心家の兄の目的は、メアリアンに政略結婚をさせること。とうてい承服できない彼女は、夜中、城からの逃亡を企てる。だが、あと一歩のところで邪魔が入った。城の客人でスコットランド人戦士アデアが彼女の前に立ちはだかり…。

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  • 霧の彼方に【MIRA文庫版】
    4.0
    彼女の靄を引き裂き、最初の光となったのは――13世紀、霧の大地に展開する、容赦なき無慈悲な運命の渦……。 修道院に閉じ込められ、長らく世間と隔絶していたノルマン貴族の娘メアリアン。だが彼女はその、花をもあざむく美貌のせいで、兄の計略により、好色な老人公爵に妻として今まさに献上されようとしていた。このままでは非情な兄に利用され、操り人形になるだけ……。思いつめたメアリアンは、その夜、幽閉されていた部屋を抜けだす。ところが、あと一歩のところで、男性の居丈高な声が響き渡ったのだ。「君は誰だ?」顔を蒼白にして震えながら振り返ると、あろうことか兄の客人、氏族長の子息アデアが眼光鋭く立ちはだかっていた。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツスペシャルから既に配信されている作品のMIRA文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒の公爵
    3.0
    地味で冴えない“壁の花”を、放蕩公爵がもてあそぶ――!「キスをしたのは起こしてくれたお礼だ。魔が差した」 貴婦人の邸で話し相手をしているヘスターは、美しい姉や妹とは違って、舞踏会ではいつも壁の花。でもその日、“黒の公爵”とあだ名される、夫人の継息子エイドリアンが帰還すると聞いて、少しそわそわしていた。行く先々でスキャンダラスな出来事を巻き起こすという放蕩者と悪名高き公爵は、くらくらするほど魅力的だったので、ヘスターは夫人の忠告どおり、彼に近づかないことに決めた。だがある日、ソファでうたたね中の公爵の苦しそうな声に気づいて声をかけると――突然、唇を奪われてしまったのだ! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒の公爵
    3.7
    へスターはバロービー・ホールで公爵夫人の話し相手(コンパニオン)をしている。地味でもてない彼女には、偏屈な夫人の孤独が痛いほどわかる。その日は、夫人が目の敵にしている人物が帰還する予定だった。屋敷の主で夫人の継息子、エイドリアンだ。“黒の公爵”とあだ名される彼の行く先々ではスキャンダラスな出来事が次々に巻き起こるらしい。噂の公爵に会えると思うと、へスターは少しわくわくした。真っ青な顔で現れた公爵は、女性を巡る決闘で負傷したという。男性が自分のために命懸けで戦う――まるで夢のような話ね。だが続いて、夫人の溺愛する息子エリオットも帰還すると、へスターにとって、まさに夢のような日々が始まったのだった。★絶世の美女の姉、華やかな妹とは違い、舞踏会ではいつも壁の花。そんなへスターを、美しい蝶に変身させてくれる男性とは……?★
  • 気高き騎士
    -
    ■騎士たるもの、志は高く、正義を貫くためには命も惜しまず。■「婚礼の前に花嫁をさらうのはウェールズの風習なのだ」新しい主君キンヴェリンの説明に、ノルマン人ブライスはうなずいた。ウェールズの貴族にも風習にも詳しくない以上、たとえ意に染まぬ命令であっても納得するしかない。伯爵家の跡継ぎながら領地も爵位も失い、馬上槍試合の報奨金を糧に暮らしてきたブライスにとって、これは出世の機会でもあるのだ。彼が連れ去る花嫁はレディ・リアノン・ディレイニア。つい昨日の夜、ブライスのキスに応えた情熱的な貴婦人だ。彼女がキンヴェリンの花嫁だとは……。そしてレディ・リアノンの父親の前から彼女を奪ったとき、ブライスの不快感は強まった。いくら芝居だとしても、これほど彼女が抵抗するのは奇妙ではないだろうか?■『剣と竪琴』でディレイニア男爵とレディ・ロアンナが結ばれてから早二十年。いよいよ子供たちが運命の相手に巡り合うことに……。
  • 恋に落ちた騎士【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    4.0
    結婚の“無効”を望む夫を、愛してはいけないでしょうか……。 アンは珍しい色の瞳をした美しき騎士リースに王宮で声をかけられ、見知らぬ男性とはいえ、その魅力に抗えず言葉を交わした。すると、それを見咎めたアンの異母兄がリースを負傷させてしまう。事態を収めようと国王が命じたのはなんと、アンとリースの結婚。会ったばかりで夫婦になるなんて! でも、王に逆らうことはできない。それに、アンにとっては暴君の異母兄から逃れられるだけでなく、超然として堂々たるリースの妻になると思うと、胸が高鳴るのだった。ところが、そんなアンの乙女心を知ってか知らずか、二人きりになると、リースが思いがけない策を打ち明けた。「結婚したあとでも、床入りしなければ、結婚を無効にできる」 ■ヒストリカル・ロマンスの大御所マーガレット・ムーアの秀作をお贈りします! 花嫁に提案した秘策を、弟たちや友人にも説明したリースですが、いざアンとの結婚生活が始まると、みずからが思いついた計画と欲望とのあいだで板挟みになり……。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 公爵のためらい
    3.0
    「ママ、こちらはデイトン公爵よ」娘にそう言われて、ヴェリティは激しく動揺した。まさか彼と再び顔を合わせる日が来るなんて!十年前の夜、放蕩者の名をほしいままにしていた彼と、招かれた屋敷で寝室をともにした。だが、それは喜びとはほど遠く、ヴェリティは恥ずかしさに身悶えしながら自宅へ逃げ帰ったのだった。脳裏をよぎる場面を振りはらい、彼女はひとり娘の手を取った。この秘密だけは絶対に知られたくないと思いながら。
  • 公爵のためらい【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    3.0
    たった一夜の絆だったけれど、隠しおおせるはずもなく……。 「こちらはデイトン公爵よ」紹介された相手を見て、ヴェリティは激しく動揺した。10年前、デイトン公爵は社交界で放蕩者の浮き名を流していた。かねがね噂を聞いていたヴェリティの憧れの存在でもあった。そう、あれは公爵とちょうど同じ屋敷に滞在していた日、彼女が家の借金のために無理やり嫁がせられる直前のことだ。最後の思い出にと切なる願いを胸に、公爵の寝室を訪れたのだった。月日は流れたのに、彼は当時と変わらずハンサムで魅力的だ。でも、あの秘密は絶対に知られてはいけない……。彼女は髪色も顔立ちも彼に似た娘の手を引き、その場から逃げ出した。 ■ヴェリティはかつて意に染まぬ結婚を余儀なくされ、せめて一夜、憧れの人の腕に抱かれたいと思い余った行動に出たのでした。それから時が過ぎ、初めて会うにしては妙にヴェリティの娘と気が合うデイトン公爵。彼は逃げ出した母娘を追って、自宅に押しかけ……。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 孤独な領主
    -
    ■領主の姫君から一転して召使いに!城じゅうの男性が彼女に惑わされ……。■レディ・ガブリエラはドゲール男爵一行の到着を待っていた。父のフレシェット伯爵はひと月前に亡くなり、彼女には借金だけが残された。城と領地は没収され、きょう明け渡すことになっている。だが、父の死も知らず行方もわからない兄が帰るまで、ガブリエラはなんとしても城に残りたかった。城に到着した男爵に自分と同じ孤独を感じた彼女は、一縷の望みを胸に、その願いを口にした。だが、噂にたがわず冷酷な彼は、情け容赦なくこう言ったのだ。「ここを出ていくか、召使いとして城に残るかだ!」なんですって? でも、わたしには行くあても、お金もない。ガブリエラは悲痛な思いで召使いになる道を選んだ。彼女の美しさが、どれほどの騒動を巻き起こすかも知らず……。■中世の戦う男たちの愛と冒険を描く〈戦士に愛を〉シリーズ第六話!
  • 孤独な領主【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    2.0
    領主の姫君が、男爵の召使いに!父の死を境に一転した乙女の運命―― ガブリエラはドゲール男爵一行の到着を待っていた。伯爵である父はひと月前に亡くなり、彼女には借金だけが残された。城と領地は没収され、今日ドゲール男爵に明け渡すことになっている。でも、消息不明でまだ父の死も知らない兄が戻るまで、わたしはなんとしてもこの城に残りたい。一縷の望みを胸に、彼女はやがて到着した男爵に願いを伝えた。すると、噂にたがわず冷酷な彼は、情け容赦なく言い放った。「ここを出ていくか、召使いとして城に残るかだ!」あまりのことに色を失うが、行くあても金もないガブリエラは、悲痛な思いで召使いになる道を選んだ……。 ■ヒストリカルの大御所マーガレット・ムーアの名作! “悪魔の申し子”の異名をとる傲慢男爵と、父が遺した城を守りたいと願うけなげな乙女の物語。愛情表現を知らない男爵に振り回され傷つくヒロインの運命やいかに? *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 婚礼の夜に
    4.0
    「ああいう娘をロンドンに連れてきては……」ティルダの耳に飛びこんできたのは自分への中傷だった。いったい誰がそんなことを?振り向いたティルダは目を疑った。たった今、楽しげに踊ったばかりの紳士だったからだ。それから七年。ある屋敷の車寄せにシャペロン付添人として従妹に付き添う彼女の姿があった。従妹に求婚した公爵からハウスパーティーに招かれたのだ。現れた公爵を見たとたん、ティルダの顔から血の気が失せた。忘れもしない、あのときの紳士だ!彼女は微笑を口元に貼りつけたまま丁重に挨拶した。★2003年にHolt Medallion賞を受賞し、じわじわと実力をつけてきたエリザベス・ロールズ。一見おすまし顔のヒロインが尊大な公爵とわたり合う、リージェンシーの恋の鞘当てをお楽しみください。★
  • 戦士に愛を 恋に落ちた騎士
    -
    アンは王宮の廊下でリースという若者に声をかけられた。誰もいないところで見知らぬ男性と話すのは気が咎めたが、彼の魅力に抗えず言葉をかわした。そこにアンの異母兄たちが現れ、誤解した彼らはリースに襲いかかり、傷を負わせてしまう。この事態を収めようとしてヘンリー王が命じたのは、アンとリースの結婚だった。国王の命令とあらば、逆らうことはできないだろう。しかし、リースはアンと二人きりになると、結婚を無効にする方法があると打ち明けた。
  • 竪琴を奏でる騎士
    4.5
    ■修道院から夢見た自由な生活はそこにあるはずだった……。■十三年間修道院で暮らしてきたエリザベスは、おじの出現に胸を躍らせた。おじは縁組を整えていた姪が別の男のもとへ逃げ出したため、もうひとりの姪である彼女に白羽の矢を立てたのだ。エリザベスにとっては願ってもないチャンスだった。修道院でのつらく冷たい日々から抜け出せるのなら、相手がどんな人であっても、結婚を成功させなければ。しかし、おじとともに城に到着した彼女を待っていたのは、誰からも恐れられる騎士、レイモンだった。首にはおどろおどろしい傷痕、しぼり出すようなつぶれた声、そして蔑むような冷酷な瞳……。ああ、また誰かに脅える日々を送ることになるのかしら?
  • 竪琴を奏でる騎士【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    -
    修道院の窓から覗く外の世界は、自由だと思っていたのに……。 13年ものあいだ、つらい修道院暮らしをしてきたエリザベスは、おじがもたらした縁談に心躍らせると同時に不安を覚えた。食事もろくに与えられず、鞭で叩かれる生活からは逃れたいが、縁談相手のカークヒーズ卿レイモンは、誰からも恐れられる騎士だった。しかも、本来嫁ぐはずだった美人のいとこが逃げ出したため、身代わりに差し出される不器量な自分が受け入れられるかはわからない。修道院に戻りたくない一心で、エリザベスは彼に懇願した――よく働く貞淑な妻になります、愛人を持ちたいなら文句は言いません、と。すると、感情の読み取れない顔で、レイモンがおじに告げた。「この女と結婚することにした」 ■レイモンは悪夢のような結婚から、二度と女を愛するつもりはないのですが、跡継ぎをもうける手段を得ることは悪い話ではありませんでした。一方、修道院にいる間、男性を目にしたことすらなかったエリザベスは、彼に触れられただけで心臓が激しく打ち……。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永久なる誓い
    3.0
    男たちは皆、麗しの姉を崇拝し、日陰の妹を蔑んだ――あの騎士以外は。 国王の友人サー・ブライズが、美しい姉に求婚しにやってきたとき、レベッカは純粋な好奇心から、門番に扮して彼を出迎えた。少し言葉を交わしただけなのに、彼女の胸の奥は甘くうずいた。その後、サー・ブライズは、晩餐の席にいる“門番”改め令嬢レベッカに、そして白鳥のように麗しい彼女の姉の姿に、とても驚いた様子だった。姉と違い、私のところへは誰も求婚しになんて来てくれない……。せっかくサー・ブライズに踊りに誘われても、足が不自由なレベッカは断るしかなかった。たまらず礼拝堂へ向かい、思わず切なさを吐露する。「ああ、神さま。どうか私の頭から彼のことを消し去ってください!」すると背後で音がし、人影が――サー・ブライズが、そこに立っていた。 ■サー・ブライズが囁くだけでたやすく女性を落とせると噂の騎士とは知らないレベッカですが、彼のとてつもない魅力を本能的に感じ取ります。彼がレベッカを蔑むことなく一人の人間として認めてくれたことで、想いは募るばかり。けれど、彼は姉の求婚者で……。
  • 長き旅の終わり【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    4.0
    あまたの娘を泣かせた貴公子が花嫁に選んだのは、男装の令嬢。 次期領主サー・ジョージは、常に娘たちの憧れで一番の花婿候補だった。もともと目を引く美男子で、身なりにも気をつかい、垢抜けた物腰と機知に富んだ会話で世の王侯貴族たちを魅了した。その彼が父の死によって新領主となり、15年ぶりに故郷へ帰還した――遺言に従い、隣の領主の一人娘アイリアスを娶ろうと心に決めて。だが、いざ会った彼女は、男装で武芸に励むようなじゃじゃ馬!しかもアイリアスは、洒落者の彼を軟弱な気取り屋と決めつける一方、城に滞在している粗野で勇猛な友人を崇拝していた。ところが、男たちが集う剣術の練習試合で彼女が目にしたのは、憧れの友人をいとも軽々と倒す、ジョージのたくましい姿だった……。 ■ヒストリカルを牽引する名匠マーガレット・ムーアの秀作を初めてリバイバル! しぶしぶジョージとの結婚を承諾するアイリアスですが、およそ女らしくない新妻を完璧なレディに変えようと試みる夫に反発を覚え、初夜に一計を案じて……。波瀾万丈の恋絵巻! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悩める花嫁
    -
    メリックが十五年ぶりに故郷に戻ってくる!領主である父親が亡くなり、息子の彼が跡を継ぐという。幼少からの許婚コンスタンスは意地悪なメリックが大嫌いだった。極悪非道だった父親と同じく、メリックも傍若無人な領主になるに違いない。ところが、再会した彼は非の打ち所のない騎士となっており……。
  • 値打ちのない花嫁
    完結
    5.0
    屋敷と財産を賭博で失った父が蒸発した。父は最後にディヴリンという貴族を相手に大負けし、シーアの花嫁持参金まで使いこんでしまったのだ。シーアはディヴリンの館を訪れると意を決して取引をもちかけた。「私と結婚してください」こんな突然の提案、断られる…? 不安な気持ちに苛まれるシーアだが、ディヴリンは意外にも彼女を抱き寄せると唇を奪ってきた。まさか本当に彼と結婚できるの? シーアは心を躍らせた。みじめな結婚生活が待ち受けているとも知らずに。
  • 値打ちのない花嫁
    3.0
    持参金も、まともな服さえもない私に、値打ちなんてあるはずがないけれど……。 屋敷と財産を賭博で失った父が蒸発し、シーアは独り取り残された。父は最後にサー・デヴリンなる貴族を相手に大負けして、彼女の花嫁持参金まで巻き上げられていた。路頭に迷ったシーアは苦渋の選択でサー・デヴリンの館を訪れ、切なる願いを申し出た――私をもらってください、と。デヴリンは突如現れたみすぼらしい身なりの女性の言葉に驚きつつも、理想の花婿と見るやつきまとってくる貪欲な令嬢たちを退けられ、跡継ぎも手に入るなら好都合と、彼女の願いを叶えてやることにする。半年前に見かけた瞬間から彼に恋していたシーアは舞い上がるが、初夜を迎えた翌日から、夫は急に冷たく無口になってしまい……。 ■貧しい姿に隠されたシーアの魅力を見抜き、一度は彼女を妻としたデヴリンでしたが、思うところがあって婚姻無効の申請をしようと心に決めます。そうとは知らないシーアは、情熱的だった次の瞬間には冷たくなるという彼の気まぐれな態度に大いに翻弄されて……。
  • 眠りし姫のとまどい
    -
    領主の父亡きあと、古城でひっそりと暮らすジリアンのもとにある日、サー・ベイアードと名乗る眉目秀麗な男が訪ねてきた。ベイアードは宮廷に仕えるジリアンの姉が彼の兄と結婚したことを知らせ、ひとり領地を守るジリアンの警護に来たと告げる。歓迎されるのが当然で、誰もが彼に従うべきだという態度に彼女はたちまち反感を抱いた。親戚の厚意を装っても騙されないわ。どうせここに来たのも、この豊かな土地を狙ってのことに違いない。彼に心を許すものですか――圧倒的な魅力に気づかぬふりをして、ジリアンは胸に固く誓った。
  • 花嫁の憂鬱
    3.0
    わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日湖で出会った傲慢な伯爵――彼こそが許婚のマックスだった。激しくキスされたことを思い出し、クリスティーナの頬が熱くなる。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でもこれまで贅沢な暮らしができたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの?■城から突然消えた赤ん坊。彼女をいつか必ず見つけ出すと心に誓った少年は十七年後、許婚として彼女の前に現れますが……。惹かれ合いながらも素直になれない、二人の心の葛藤が切ない一作です。
  • 花嫁の憂鬱【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
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    「身も心もわたしのものになるんだ」伯爵は冷酷に言った。 わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日、湖で出会った傲慢な紳士――初対面の私に無遠慮な視線を浴びせ、生意気な娘だと侮辱してきた。彼こそがマルケージ伯爵だったのだ。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でも、これまで何不自由なく暮らせたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの? ■史実を織り交ぜたロマンティックな作風で人気のH・ディクソンの作品をお楽しみください。傲慢なトスカーナの伯爵の花嫁となったヒロインの思いがけない運命とは? イタリアの魅力満載、巻末掲載の小宮教授のコラム【ヴィラという楽園】も、お読み逃しなく。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.506
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「竪琴を奏でる騎士」「罪深い肖像画」「危険な招待」「眠り姫をさがして」の4話をまとめて収録。

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  • 秘められた情熱
    -
    おまえなど生まれてこなければ……。嫌われ子がやっと見つけた、愛の光。 「大事な客人が来るから、手厚くもてなすように」強欲な商人である父親の言葉に、ショーナは胸が潰れる思いだった。“手厚くもてなす”とは、女としての魅力――体を許せ、という意味だ。いつもは、おまえは醜くて役立たずの行き遅れだと言ってくるのに……。でも、もし断れば、修道院に送られてしまうかもしれない。ショーナはやむなく、客人の次期男爵サー・グリフィズと会うが、たくましい体に、輝く瞳の青年貴族を見て、思いがけず恋におちた。「ぼくの父の許しを得たら、かならず結婚を申し込みに来る」そう約束してくれたグリフィズを信じ、ショーナの夢は膨らんだ。まさか、ほどなく国王の命で、別の男性と婚約させられるとも思わずに。 ■ヒストリカル・ロマンスの大御所マーガレット・ムーアが描いた、醜いあひるの子ヒロインのせつない禁断愛の物語をお届けします。ショーナは幼い頃に母が出奔し、その娘として彼女も疎まれ、蔑まれて生きてきました。そんな彼女がつかみかけた幸せの行方は? *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美酒の甘き香り
    3.0
    ■美酒の甘き香りに酔いし狂熱の一夜。■偉大な父と個性的な兄たちのもとで育ったトリスタンは真面目に武芸の腕を磨きながら、片田舎のウェールズなどではなく国王のいるイングランドの宮廷での立身出世を狙っていた。そのためにはノルマン人の有力貴族の娘と結婚するのが手っ取り早い。折しも父の城クレイグ・フォアーには、格好の客人が来ている。サー・エドワード・ドゥーローの娘レディ・ロザムンドなら美人だし、縁戚関係も完璧だ。ところが彼らを招いての祝宴のあと、トリスタンは城壁の陰で待ち伏せしていた女にいきなりキスをされた。その女は……メア! 最高級の酒を造る奔放な美女は、人違いでトリスタンに身を投げかけたのだ。一度燃え上がった欲望の炎は消せず、二人は情熱のまま愛し合うが……。
  • 美貌の騎士の結婚
    完結
    4.0
    隣の領地の主サー・ジョージは王の寵臣として宮廷で名を馳せ、さらに美貌と洗練を兼ね備え、娘たちの憧れの的でもある。そのサー・ジョージから求婚されて、領主の娘アイリアスは拒絶反応を示した。質実剛健を旨とする自分と気が合うはずがないし、親同士の決めた結婚には絶対従えないわ! ところがサー・ジョージは本気で彼女との結婚を望んでいると言う。あらがいきれず口づけを受け入れてしまったアイリアスは、嫌悪感を抱くどころかもっと触れてほしくなり…!?
  • 放蕩貴族の初恋
    3.0
    グレースは両親を亡くし、妹と二人暮らし。今は没落した名家でつましい暮らしを強いられている。地元の名士、サー・ドナルドに求婚されたものの、傲慢なうぬぼれ屋で、どうしても好きになれない。ある日、グレースは負傷した行き倒れの男性を発見し、介抱する。エリオットと名乗るその人物は、驚くほど端整な顔立ちだった。でも、見ず知らずの男性を女所帯に泊めるなんて論外だわ。グレースは拒んだが情にもろい妹に懇願され、しぶしぶ承知した。もちろん、グレースは知るよしもなかった――彼の正体がどうしようもない放蕩者のぺてん師で、いかさまをして金を巻き上げたならず者に追われる身だとは。★HS~313『黒の公爵』で家を飛び出した弟のエリオット。自堕落な日々を送ってきた彼は、清らかな乙女の優しさにふれ、放蕩者の汚名をすすぐことができるのでしょうか……?★
  • 放蕩貴族を愛したら
    -
    ウィーンを舞台に活躍する美貌のオペラ歌手ソフィーは十三歳で父の借金のかたに売られて以来、歌を支えに生きてきた。彼女にご執心のロシア皇帝らの誘惑も、どうにかかわしている。スパイ活動のためウィーンにやってきたレオ卿も彼女のすばらしい歌声と魅力の虜になった一人だった。放蕩者で鳴らすハンサムな彼にソフィーはたちまち心惹かれたものの、愛人契約を持ちかけられると、弄ばれるのが怖くてはねつけた。諦めきれないレオは、彼女を仲間のスパイにできないものかと考える。そんな折、ソフィーはロシア皇帝に歌を披露するため部屋に呼ばれ、もはや誘惑に屈するほかない状況に陥ってしまい……。■本作は「仮面舞踏会は公爵と」の関連作品で、ヒーローは前作ヒーロー、コールダー公爵の弟。同じくスパイで放蕩者のレオ卿と麗しき歌姫との波瀾に満ちたスリリングな恋の行方は……?
  • マイ・バレンタイン2009 愛の贈りもの
    -
    ●『誓いのキスを奪われて』(サンドラ・マートン著)結婚式を前に、花嫁のジェシカは落ち着かなかった。花婿の親友リアムのせいだ。多くの女性と浮き名を流すギャンブラーは最も嫌いなタイプなのに、ゆうべ彼に出会った瞬間とりこになってしまった。彼女は気持ちを静めようと庭に出るが、そこでリアムにでくわし、唇を奪われる。 ●『プレゼントは愛』(ローリー・フォスター著)メアリーとリードは子供のころからの大親友だ。だが、メアリーはいつからか彼を男性として意識するようになっていた。そして、二十一歳の誕生日を前にしたある日、メアリーはリードに“女としての歓びを教えて”と頼みこんだ。突拍子もない依頼にリードは困り果てるが……。 ●『美しき娘』(マーガレット・ムーア著)騎士キーナンは武芸大会に出場するため、ボークレア卿の治める地を訪れた。そこで偶然助けた村娘ローズに彼は惹かれる。彼女もキーナンに感謝以上の気持ちを抱いたようだ。いきなりキスをしてきたのだから。しかし翌日、ローズが婚礼を間近に控えた領主の娘であることがわかる。 ●『シンデレラの願い』(リズ・フィールディング著)再起をはかるため、高級レストランのウエイトレスの仕事を手に入れたポリー。ところが初出勤の日は朝から次々と災難に見舞われ、ひどい格好で店に入った。その姿をいきなりイタリア人のハンサムな支配人代理ルークに見とがめられ、接客係として失格だと見なされてしまう。 *本書に収録されている『プレゼントは愛』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幕開けは子爵のキスで
    -
    雇主に関係を迫られて逃げ出したコンパニオンのネルは、乗り込んだ馬車が横転して席から放り出され、気づくと見知らぬ男性の腕の中にいた。偶然乗り合わせた裕福な身なりのそのハンサムな紳士は、魅入られたようにネルを見つめ、いきなり唇を奪った。そして我に返るなり、あわてて彼女を解放して恥じ入った。ネルはそんな実直そうな姿にときめくが、彼が社交界で噂の的のブロムウェル子爵だとわかり青ざめる。追われる身となった今、目立つわけにはいかないのに……。自己紹介を迫られ、困ったネルはとっさに偽りの名を口にした。★ネルが告げた名前は偶然にも公爵令嬢のもの。女はその場をやり過ごそうとしますが、誤算は子爵が窮地にいる女性を放っておけないほど親切なことでした。M・ムーアの魅惑のリージェンシーです。
  • 待ちわびた戦士
    -
    サクソン人のアドラーは子どものころバイキングに拉致され、彼らの村に抑留されていた。今や戦士となったアドラーはかつて習い覚えた言語の才をかわれ、通訳として和平交渉の場に駆り出される。いとこのバヤードがサクソンの村を守るため、思いきった手段に出たのだ。エンドレディという名前のバイキングの娘と結婚することで、村に平和をもたらすつもりだという。エンドレディの姿を目にしたアドラーは驚愕する。それは幼い日、共に遊び、心を通わせた娘だった。★人気作家マーガレット・ムーアが、十世紀のイングランドを舞台に描くサクソンとバイキングの劇的なロマンス。★
  • 胸騒ぎの舞踏会
    3.0
    自堕落で酒癖の悪い夫が逝って一年。アナベラは義母から執拗ないじめを受けていた。そんな折、喪が明けて社交界に復帰した舞踏会で、魅力的な紳士サー・ウィリアムから声をかけられる。「以前からお近づきになりたいと思っていました」夏の海のような青い瞳に見つめられて、アナベラの心はかき乱され、胸はときめいた。でも、この紳士に惹かれるのは危険だわ。どういう人なのか何も知らないし……。それにしても、どうしてわたしに関心を持ったのかしら?★今や英国摂政期(リージエンシー)の大御所作家の感があるニコラ・コーニック。この作品の主人公アナベラは、『いたずらな運命』(HS~257)でヒロインをつとめたアリシアの妹にあたります。★
  • 約束のワルツ
    3.0
    10年前に故郷のスティープウッドを出たとき、ジーナは幼なじみに恋するただのパン屋の娘だった。あのとき誓いあった愛は本物だと信じているけれど、貴族の息子であるジャイルズと結ばれることはなく、彼との甘酸っぱい思い出は胸の奥にしまい込まれた。でも運命のいたずらで貴族の肩書きと財産を手にした今なら、ようやく愛する彼といっしょになれるかもしれない――淡い期待を胸に、ジーナは故郷に戻った。変わり果て、固く心を閉ざしたジャイルズが、彼女を遠ざけようとするなどとは思わずに。■ジーナが想い続けた男性ジャイルズは、『予期せぬ求婚』のヒロイン、インディアの兄にあたります。一度閉じてしまった扉を恋人たちは開けることができるのでしょうか。
  • 領主の花嫁
    -
    ノルマン人領主のサー・ニコラスが花嫁候補を城に招いている。リオナはその話にまったく興味を覚えなかったものの、乗り気のおじに連れられ、しかたなくダンキース城を訪れた。ところがサー・ニコラスと目が合った瞬間、リオナは恋に落ちてしまう。貧しいスコットランド人の娘が、領主の花嫁に選ばれることはないと知りながら……。★本作は彼女が初めて中世スコットランドを舞台に執筆した長編シリーズ「遙かなる愛の伝説」の第2弾となる。★

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