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  • 悪魔公爵の愛撫
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    「私に花嫁はつとまりそうですか…?」 「私のものに触れればわかる」 「それは使わない約束です」 ロザリンドは従者も連れず、徒歩でファロン公爵の屋敷にたどり着いた。 “悪魔公爵”と噂される男の屋敷を女が1人で訪れるなど正気の沙汰ではないが、 誰も頼る者のないロザリンドにとって、ファロンだけが残された救いだった。 ギャンブル好きの父は常に金に困っており、金目のものならなんでも売る。 そしていま、娘さえも売り飛ばそうとしているのだ。好色な年寄りの貴族に。 私があの老人のものになるより早くファロンと結婚してしまえば、父も手を出せない。 突拍子もない申し出を携えて現れた娘に、ファロンは思いがけない提案をした。 妻としてふさわしいかを見る試験に合格すれば、おまえを娶ってもいいと。 いったいどんな“試験”なのかとロザリンドがおそるおそる訊くと、公爵は答えた。 「おまえがわたしの愛撫によって絶頂に達するところを見たい」 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 王子と孤独なシンデレラ
    4.0
    孤独なシンデレラが愛した王子は、大きな秘密を抱えていた……。 二度も恋人に裏切られて男性不信に陥ったシドニーは、専門クリニックで子供をもうけ、独りで小さな息子を育てていた。ある日、同僚の結婚祝いを買いに訪れた百貨店で、高級服に身を包んだ、息をのむほどハンサムな男性に声をかけられる。驚くことに、ルールと名乗る彼は地中海の公国のプリンスだという。初めは戸惑うシドニーだったが、話をするうちにどんどん惹かれ、彼こそずっと夢とあきらめていた理想の男性だと直感した。やがて、息子にも会いたいと言う彼を自宅へ招待することにする。恋に舞いあがった彼女は、そのときまだ気づいていなかった――最愛の息子とルールが、とてもよく似た瞳をしていることに。 ■名門ブラボー家の面々の熱い恋を描く、C・リマーの大人気シリーズ〈都合のいい結婚〉の最新関連作をお届けします! 本作の主人公はブラボー家の血を引く大公家の次男ルールと、孤独なシングルマザーのシドニー。まるで夢のような恋には、落とし穴が潜んでいて……。
  • 恋に溺れる5つの理由
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    恋に落ち、恋に蕩け、恋に溺れる。五感を揺さぶる5作を厳選、官能アンソロジー! メイドのアメリアは毎週火曜の朝になると、黒いヴェールで顔を隠し、詩集を手にして共同墓地へ行く。そうして近くのベンチに座り、伯爵エイドリアンが馬車で前を通るのを待つのが密かな愉しみだ。人知れず見つめるだけで満足していたある日のこと、あろうことか伯爵に声をかけられ、アメリアは狼狽える。しかも、その存在すら知らずにいためくるめく行為へといざなわれ――。身分違いの濃密な愛を描く『伯爵とメイドの禁じられた逢瀬』、マッサージ店を舞台に官能迸る『恍惚のスパ』をはじめ、エロティックな全5作を豪華収録! ■バラエティに富む官能5編を収録。眠れない夜、密かに読み耽りたい、魅惑のエロティック・アンソロジーです。(収録タイトル「伯爵とメイドの禁じられた逢瀬」「彼女はオフィスの媚薬」「ヴァイオレット・ムーン」「恍惚のスパ」「マダム・リリーの愛のレッスン」) *本書に収録されている各作品は既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • この愛が見えない
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    言葉を重ねても、信じてもらえず……会えなくなって、想いだけが募る。 ありえない。妹の婚約者の義兄がサクソンだなんて!マギーは相手方の富豪一族と顔合わせする妹につき添い、事故で失明した“ホーク”という気難しい義兄を和ませる役回りだった。狙った獲物は逃さない鷹――ホークと彼が呼ばれるのも不思議ではない。サクソンは目的のためなら手段を選ばない冷徹な実業家だ。かつてマギーは仕事で出会ったハンサムなサクソンに惹かれたが、誤解がもとで彼から猛烈な怒りを買ってしまった。逃げるように田舎に引っ込み、ひっそりと彼を想いつづけてきたのだ。だが、そんな彼女に、サクソンは有無を言わせぬ鋭い調子で命じた。「心から反省しているとわかるまで、私の目になってもらう」 ■8カ月前に視力を失ってから、すでに10人以上のナースを辞めさせ、身内にも恐れられるほど荒ぶるサクソン。以前の彼のように心を許してほしいという、純真無垢なマギーの願いは届くのでしょうか?HQディザイア1900号を記念してお贈りする、貴重な初邦訳作品です。
  • 淑女の懇願~英国紳士に攻められて~
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    紳士がスカートがたくし上げ、じっくりと味わっている。 お願い、お尻を叩いて! いい子にするから。 社交界の悪名高き放蕩者トマス・ボルトンは、 物欲しげな女ばかりの集うパーティーに飽き飽きしていた。 時間つぶしにウイスキーを片手に図書室に足を踏み入れると、そこには見慣れぬ優美な女性の姿が。 ふっくらした魅惑的な曲線を描く唇に、ぼくのモノをくわえさせたら…… きっと罪深いほど甘美な悦びを得られるだろう。 ズボンの下のピラニアがいち早くその妄想に気づき、かつてないほどの興奮を示して固くなる。 ところが、オリヴィアと名乗ったそのアメリカ人女性は、予想だにしない大胆な言葉を口にした。 男と女は恋愛というゲームにおいては敵同士だと。 そしてボルトンがありきたりの恋愛ごっこに飽きていると知るや、 限界ぎりぎりまで互いを挑発し合う、“肉欲のゲーム”を楽しもうともちかけてきた。
  • 寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~【合本版】
    3.0
    ~こんな刺激、初めて?官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック?官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、極上エロティック短編集! 『寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~』『野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験』のセンセーショナルな傑作2編を収録。 ①『野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験』 このままでは好色な年寄り貴族に売り飛ばされてしまう――藁にもすがる思い で、冷酷と悪名高い公爵ファロンの屋敷を訪ねたロザリンド。借金まみれの父 のために身売りするくらいなら、恐ろしい公爵に身を捧げるほうがましだわ……。 だが純真無垢なロザリンドに公爵が突きつけた花嫁試験は、想像を絶する淫ら なものだった! 「おまえが私の愛撫によって絶頂に達するところを見たい」 ②『寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~』 グレースはある夜、舞踏会で野性的な紳士アティクスの服にシャンペンをこぼ し、近くの部屋に閉じ込められてしまった。ああ、私は陵辱されるんだわ!  恐怖に震えるグレースに、彼は美貌の子爵コリンを紹介する。「ぼくたちは君 を花嫁候補に考えている」――“ぼくたち”? まさかそれは……。「そうだ。 ふたりできみに触れ、キスをし、舐め、快感で立てなくなるまで突きまくる」
  • シークレット・ラブ 夜に焦がれる恋人たち
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    息が止まりそうなほど、あなたの熱い肌に甘く溶けていた――大人が艶めく、6つのべッドタイムストーリー 弁護士のソニアの新たなクライアントは大手企業の御曹司。知的なまなざしと抗いがたい彼の魅力に胸をざわめかせながらある事業の視察に同行すると、そこはすべての欲望と快楽を満たすという魅惑の場所で─『妄想レストラン』。女性考古学者が発掘現場で体験した、熱く幻想的な一夜『博士の欲望』、秘密が招く甘くて危険な罰『濡れた手錠』ほか、6篇の刺激的な恋を描いた極上アンソロジー。
  • 絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい
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    リリー・サンドリッジは、夫亡き後、数々の愛人と浮き名を流す美貌の公爵未亡人。 ある日、彼女のもとを1人の青年が訪れる。名前はアーサー・チャットマン。 彼はうやうやしく名刺を差し出すと、仰天の申し出をした。 「僕にセックスを教えてほしいんです」 何をばかなことをとリリーが一笑に付すと、彼は真剣な面持ちで言った。 「僕はいずれ妻を娶らなければいけない。けれど僕のモノは大きすぎて、きっと新妻を驚かせてしまう――処女を怖がらせることなく愛し合う方法を、僕に伝授してほしいのです」 リリーは言葉を失った。はじめは、それほどまでの彼の持ち物について。 そして無垢な青年の、未来の妻への優しさに。気がつくとリリーは頷いていた。 うら若き乙女が、初夜の恍惚のなか、もう夫なしでは生きていけないと思うほどの技量を彼に授けよう。その代わり、私は若くみずみずしくそそり立つモノから溢れる樹液を、 一滴残らず搾りとり、味わいたい。口でも、身体の奥深くでも……。
  • 伯爵が遺した奇跡【ハーレクイン文庫版】
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    命が尽きるその前に、彼は愛をくれた。 そして私は、奇跡を授かった―― サミは旅先のオーストリアで雪崩に巻き込まれた。 暗闇の中、リックと名乗る男性と閉じ込められた彼女は、 互いに励まし合い、残された命を燃やすようにして抱き合った。 その後助け出されたサミは、彼が亡くなったことを知る。 そして彼女のおなかには、新しい命が宿っていることも……。 1年後。サミは幼い息子を連れ、イタリアの地に降り立った。 リックの遺族を訪ねるが、なんと死んだはずの彼本人が現れた! 愛しい人が生きていたなんて……。感涙にむせんだのも束の間、 サミはリックの正体を知って驚愕する――彼は、伯爵なの? *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハーレクイン・イマージュセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。
  • ボーイフレンド・ラヴァー
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    友情が壊れたってかまうもんか。 きみのTバックの奥に舌を差し込みたいんだ。 幼いころからずっと、いちばんの親友だったジャック。 時が経ち、ふたりとも大人になったけれど、友情は変わらなかった。 変わったのは、成熟したお互いのカラダ――。 男性の手でも包みきれないほど豊かに、感じやすくなったわたしの胸。 ジャックは見上げるほど背が高く、逞しくなって、男らしい香りも声もたまらない。 彼のあそこがどんなか、どんな味がするのか、想像せずにはいられなかった。 心はいつまでも友達なのに、いつしか私のカラダは内側から叫んでいた。 ジャックが欲しい、ジャックをしゃぶりたい、ジャックを中で感じたい――! けれどお互いのセックスライフを開けっぴろげに話し合う仲では、 とても言い出せる雰囲気にはならなかった。そう、今日までは……。
  • マダム・リリーの愛のレッスン
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    純な笑みを浮かべ、力強く若々しい肉体を持つ、生意気な若造――。 “私にその大きいのをちょうだい” リリー・サンドリッジは、夫亡き後、数々の愛人と浮き名を流す美貌の公爵未亡人。 ある日、彼女のもとを若い青年が訪れる。アーサー・チャットマン。 彼はうやうやしく名刺を差し出すと、仰天の申し出をした。 「僕にセックスを教えてほしいんです」 何をばかなことをとリリーが一笑に付すと、彼は真剣な面持ちで言った。 「僕はいずれ妻を娶らなければいけない。けれど僕のモノは大きすぎて、きっと新妻を驚かせてしまう―― 処女を怖がらせることなく愛し合う方法を、僕に伝授してほしいのです」 リリーは言葉を失った。はじめは、それほどまでの彼の持ち物について。 そして無垢な青年の、未来の妻への優しさに。気がつくとリリーは頷いていた。 うら若き乙女が、初夜の恍惚のなか、もう夫なしでは生きていけないと思うほどの技量を彼に授けよう。 その代わり、私は若くみずみずしくそそり立つモノから溢れる樹液を、一滴残らず搾りとり、味わいたい。 口でも、身体の奥深くでも……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される【合本版】
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    ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超絶センセーショナル・エロティック短編! 『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほ どきに酔わされて~』『絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい』『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺 愛される』の傑作3編を収録。 『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほどきに酔わされて~』 彼女が迷い込んだその家には、3人の男爵が世を倦んで暮らしていた。 だがその朝3人はちょうど森へ散歩に出かけており、家はもぬけの殻……。 彼女は家の奥に寝室を見つけ、男らしい香りが染みついた枕に顔を埋めると、眠りに落ちた。 目覚めたとき、3人の逞しい男たちに顔を覗き込まれていた。 「もしやこの女が……?」「そうだ、そうに違いない」「伯爵もなかなか乙な贈り物を」 3人は彼女の服を玉葱の皮でも剥ぐかのようにむしり取ると、さっさと裸で仰向けになり、 屹立したモノの上に彼女をのせた。「な、何をするの! こんなの……か、硬すぎるわ!」 もう1人が彼女の前にまわり、口を開かせる。「こ、これはまだ柔らかすぎるわ……」 そして3人目が後ろから貫く。彼女は喘いだ。「あん、いい……。これは、ちょうどいいわ」 『絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい』 リリー・サンドリッジは、夫亡き後、数々の愛人と浮き名を流す美貌の公爵未亡人。 ある日、彼女のもとを1人の青年が訪れる。名前はアーサー。 彼はうやうやしく名刺を差し出すと、仰天の申し出をした。 「僕にセックスを教えてほしいんです」 リリーが一笑に付すと、彼は真剣な面持ちで言った。 「僕はいずれ妻を娶らなければいけない。けれど僕のモノは大きすぎて、きっと新妻を驚かせてしまう―― 処女を怖がらせることなく愛し合う方法を、僕に伝授してほしいのです」 リリーは言葉を失った。はじめは、それほどまでの彼の持ち物について。 そして無垢な青年の、未来の妻への優しさに。気がつくとリリーは頷いていた。 乙女が、初夜の恍惚のなか、もう夫なしでは生きていけないと思うほどの技量を彼に授けよう。 その代わり、私は若くみずみずしくそそり立つモノから溢れる樹液を、 一滴残らず搾りとり、味わいたい。口でも、身体の奥深くでも……。 『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される』 がっしりとした体躯に厳めしい顔つきをしたチャールズ・アトウッド卿と、黒髪の美しいレディ・イモージェン。 ひと目で激しく惹かれ合ったふたりは新婚2カ月。毎夜飽くことなく互いを貪り合っていた。 ところがある日、アレックスという美青年の出現にチャールズは顔色を変える。 愛する夫の異変を瞬時に察知したイモージェンが彼を問いただすと、衝撃の告白が――。 なんとふたりは、結婚前まで愛人関係にあったというではないか! 人目を忍んで男同士の愛欲に溺れ、ときには女性をベッドで共有することもあったという。 妻の愛を失うのではないかと恐れるチャールズに、イモージェンは瞳を妖しく濡らして意外な提案をした。 「あなたとアレックスで、わたくしを共有してください」
  • 無垢な秘書の恋わずらい
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    秘書が恋したのは、仕事中毒の冷たいボス。 私があの気難しいCEOの秘書に採用されたの?フランチェスカは喜びと不安で胸がいっぱいになった。ハリソン・グラントは女性たちを虜にする甘い容姿とは裏腹に、些細なミスも許さない冷酷な仕事ぶりで知られている。密かにハリソンに焦がれるフランチェスカは、ボスに認められたくて懸命に働くが、労いの言葉一つなかった。やっぱり彼は私のことなんてなんとも思ってないのね。その矢先、重要な契約が整ったあとの高揚感のせいか、車内でハリソンに誘惑され、唇を許してしまった彼女は……。 ■2016年のデビュー以来、着実に実力と人気をあげてきているJ・ヘイワードが描くのは、ボスと秘書のドラマティックなロマンス。丁々発止の会話と切ない心情が交錯する読み応えのある一作です。
  • 野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験
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    ロザリンドは従者も連れず、徒歩でファロン公爵の屋敷にたどり着いた。 “悪魔公爵”と噂される男の屋敷を女が1人で訪れるなど正気の沙汰ではないが、 誰も頼る者のないロザリンドにとって、ファロンだけが残された救いだった。 ギャンブル好きの父は常に金に困っており、金目のものならなんでも売る。 そしていま、娘さえも売り飛ばそうとしているのだ。好色な年寄りの貴族に。 私があの老人のものになるより早くファロンと結婚してしまえば、父も手を出せない。 突拍子もない申し出を携えて現れた娘に、ファロンは思いがけない提案をした。 妻としてふさわしいかを見る試験に合格すれば、おまえを娶ってもいいと。 いったいどんな“試験”なのかとロザリンドがおそるおそる訊くと、公爵は答えた。 「おまえがわたしの愛撫によって絶頂に達するところを見たい」

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