朝松健のレビュー一覧 一休暗夜行 時代小説。伝奇。 戦う若い一休さん。しかも強い。美形。 彼は天下をひっくり返すという「ほしみる」という存在を探している。 当人はそんなものがあるとはまったく思ってない。 四代将軍から依頼されたとき。 「妄説。信じかねる」 あほらしいと思っている。 でも母親を人質に取られて、仕方なく探すた...続きを読むびにでるのだった。 邪淫教立川流の怪物たちが彼の行く手を阻む。 こりゃ、大事だ。隕石でも降らせられそうな代物じゃないのか? ところが! わりとフツーにスキャンダルな文書でした。 おいおい。 実際にありそうな大事でした。 あれだけ化け物出しておいて、生々しくなっちゃいましたね。 だったら化け物出さなけりゃいいのに。 Posted by ブクログ 百怪祭 時代小説。伝奇。室町時代もの。短編。 411頁で七作品。ちょっとヘビー。説明書きばかりになって、年表と人物評を見ているようになっている。そういうところが読みにくい。 それでも気に入ったのは世阿弥の話。綺麗。能の俊寛に囚われ、神がかりになる世阿弥。 それを弟子が見つめ、憎しみさえ抱く。彼がたどる...続きを読む道はユダに似ている。 全編を通して妙に邪淫教立川流が出張っている。そんなにすごい秘教なのか、これは。 織田信長が好きな人は最初の物語はなじめるかも。 斉藤道三の物語だから。 Posted by ブクログ <<<12・・・・・・・・>>>