安部譲二のレビュー一覧

  • 愛してるよ、愛してるぜ
    読者の悩み相談に山田詠美と安部譲二が答えるという風を装った対談集。(悩みにはほぼ答えてない)お二人の一風変わった結婚生活がのぞき見える。お二人の仲の良さと自由奔放さにうらやましくなる。安部さんの逝去と詠美さんの喪失感に悲しくなる。解説の宇垣美里さんが山田詠美さんの小説で形作られていると知って、よく知...続きを読む
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 20
    8巻くらいまで出ていた頃、本屋に並んでいた表紙を見て、大人買いした作品。
    戦争が終わって間もない昭和の時代を舞台にした少年達の物語。
    第1部は、6人の少年達が様々な罪で少年院へやってきて、同房になるひとりの青年と出会い、その青年を「アンチャン」と慕い、7人が少年院で必死で生き抜く話。
    第2部は...続きを読む
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 1
    熱い男たちの友情を描いた作品。戦後の混乱した時代が舞台になっていて少年院で知り合った仲間同士次々と降りかかる困難に立ち向かう姿にしびれる。この作品に出てくる大人は理不尽でそして変態ばかりだ。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 1
    まだ9巻まで。
    アンチャンの教えもよいですが、どいつもこいつもまっすぐでたまりません。
    あ、これが若さってやつか。


    オトナ買い、一気読み。
    やっぱり4巻は蛇足感が否めないですが
    「男が6人も集まりゃちょっと変わったやつも1人くらいいるさ」
    っていうフレーズが橋本派に当てはまりすぎているのが印象的...続きを読む
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 1
    後輩に勧められて読んだのが出会いのきっかけ。
    意志が強いというのか,筋が通っているというのか。
    自分の運命に勇敢に食らいついて,自分の手で幸せをつかもうとする。
    強さが印象的。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 15
    アンチャンと一緒に立つリングに沈む訳にはいかない。マリオの四戦目が決まった。相手は10戦連勝の日本ランカー。マリオがジミーのサポートでリングに立つ。次はドン底ですか?次回が怖いくらいに幸せな巻。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 3
    弱みを握られている看守達は自分達の保身のため、非道な手段で桜木の出所を阻む。徒ならぬ気配を察知した6人は力を合わせて桜木を助けるため動き出す。漢気あってカッコいい。すごくいい奴らだ(泣
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 6
    あの場に立てなかった仲間のため。本当の自由を自分達で掴むため彼らは計画を実行する。奴らに死という名の屈辱を。社会に戻った彼らがそれぞれの道を歩み始める第二章。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 22
    第2章まではすごく面白く読めた
    途中ボクシングの話中心になってボクシング漫画読んでるんだっけってなったり手榴弾が全然爆発しなくてそっちの方に意識がいっちゃって話に集中できなかったりした
    あと今までの敵と比べて外人たちのしぶとさがすごい

    バレモトの恋愛話あたりからスッポンが1番好きになった
    最初の方...続きを読む
  • 囚人道路
    安部譲二らしい侠気な雰囲気が感じ取れました。

    北海道開拓の歴史、道も然りだが全体から見れば途方に暮れる様な規模の話。

    先人の苦労あっての現在の繁栄。

    我々もゆめゆめ忘れてはならぬ話。

    今も昔もお上の考え方……まぁ書き綴るにはタブーなところもあるからノーコメントですが、そんなもんなんだよなぁ…...続きを読む
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 8
    ボーカルとして邁進するジョー
    ところが逆恨み&拉致によりステージに間に合わず、マネージャーからも見放されてしまう
    だが、妹と再会することができた
    キャベツ回開始
    力以外何も取り柄のないキャベツがヤクザに
    ところが抗争で負傷?してしまい…
  • 愛してるよ、愛してるぜ
    この二人ならではの話が盛りだくさんで楽しく読めた。

    元々山田詠美さんのファンで読んだわけだけど、実はあまり知りたくなかったウラ話もあってそこだけ少し残念。でもそれも含めて本からだけでは学べない知恵は自分で探して見出していかなきゃなと思った。

    相変わらずの詠美イズムで、すごく共感する部分ばかりだっ...続きを読む
  • 愛してるよ、愛してるぜ
    悩みに全然答えてなくて…苦笑。
    安倍さんさぞかしモテたんだろうな。っていうのがわかる。結婚してパイプカットしてその人よりもっと好きな人ができて再手術して息子を授かったってエピソードが一番驚愕だった。。エイミーも驚かずにふんふん聞いてる感じがすごいな、と。面白い対談集。追悼文になるあとがきもよかった。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 22
    大げさかもしれないけど昭和30年代のリアルがここにはある
    結局、復興に必要なのは圧倒的な金と暴力であるって事はちと悲しいが・・・
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 19
    節子さんを助けに行くと決意してから、
    この世を惜しむような描写があるが、
    そんなことしていていいのか!と思った。
    早く助けに行った方がいいんじゃないか?
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 10
    苦境から立ち上がったらいいことばかりなのか。
    そんなに逆境が強くないから、ネンショー上がりでなくてもいい設定のような気がした。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 9
    それぞれの人生が悲鳴をあげる。
    やはり過去を背負うのは重すぎるのか。
    再出発に希望はないのか。
    面白い。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 8
    バレモトがあんな雑な策を弄するだろうか。
    キャベツがヤクザに興味を示すだろうか。
    キャラと状況の食い違いが目立ってきた。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 22
    後半は失速したが、序盤~中盤にかけてはほんとに最高でした。仲間と情熱がテーマですかね。オススメです。
  • RAINBOW ―二舎六房の七人― 1
    普通だなぁというのが率直な感想なんだけど、
    でもこれだけの巨編になると、そこそこ読み応えもあるし、
    感情移入もしちゃう。
    ヤンサンみたいだけど、小年誌に掲載されていても不思議じゃない感じ。

    20巻で第三部まで終了。