夏井睦のレビュー一覧
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少々くどくて、独善的でホンマかいなと思うところもあるが、湿潤療法なんてこないだ会社の休憩コーナーにも張り紙があったし、常在菌の話など、回虫博士にも通じるところがあって、ここらへんの菌も含めて人体のトータルなバランスを重視する考え方は強まっているのだろう。
なんで大腸吻合部を消毒しないでOKか(でき...続きを読むPosted by ブクログ -
最初に読んだ「ケトン体が人類を救う」が著者の経験と臨床に基づく、人類のエネルギーはケトン体だった説(胎児、新生児への検査を踏まえて)だったのに比べて、こちらは人類がなぜ炭水化物食に転換したかという壮大なテーマのため、著者が想像の翼をはためかせた仮説感が強い。もちろん、そこは著者自身も承知の上なので、...続きを読むPosted by ブクログ
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脂質やカロリーを制限しなくても、糖質制限だけで健康になる。そもそも人類は、長い間糖質なしで生きてきた。穀物栽培が定住と人口増加をもたらしたが、淡水資源が枯渇しつつある今、糖質からフリーになった方がよいのでは。
カロリー神話と言われますが、食べたものはすべてカロリー換算、というのがデフォルトとして組...続きを読むPosted by ブクログ -
2011年にはほとんど知られていなかった糖質制限、当初は反論もあったが2015年頃からは世の共通認識になった。人類の人口増に対して穀物が足りない時代になる。穀物からの独立を考えるべき時。
糖質制限は知られるようになりましたが、穀物が足りない時代への危機感まではまだ、浸透していないと思います。Posted by ブクログ -
方法は至ってシンプル。やってみて体質、生活習慣に合うなら続けてみようかと思う。論理、背景は分かっても、やはり個人ごとの体質に合う合わないはあると思われる。Posted by ブクログ
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自然界で血糖値が上がることは絶対にない。
インスリンが血糖値を下げる効果を持つが主の目的ではなかった。
糖質制限より生物学にページを割かれています。Posted by ブクログ -
2013年に刊行された『炭水化物が人類を滅ぼす』の続編。前著を読んでおいたほうがオススメ。今作はサブタイトルが「植物vsヒト」となっているが、内容はそれだけに留まらず前著同様に幅広い。Posted by ブクログ
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【真麻薬】
少し著者の言い方が断定的ですが、いい感じです。
わたし自身、チャーハン、ラーメン、パンなどが好物で、炭水化物を大量に摂取しているので恐ろしくなってきました。だんだん、ごはんやパンを食べていて問題ないのかと思えてきました。
最近ではご飯やパンがあまりおいしく感じないような。。。
しかし...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭は糖質制限の事についての細かい考察があり楽しく読めていたのだけど、中盤から最後までが難しいし全然面白くなかった。
自分は実用的な知識を求めているのでそうなってしまったけど、人類の今までの発展を食べ物を軸で考察されている様は、知的好奇心を掻き立てたい方にとっては良いのかもしれない。Posted by ブクログ -
前半だけ面白かった。後半は難しくて読み飛ばした。
糖質制限やって、私もかなりいいことだらけ。
多分、炭水化物って必要ないのだと私も思う。
でも
フルーツは必要!!!あれは糖質とは異質なもの。
これは断言できる。
何かと一緒にフルーツ食べるから駄目なんであって、
フルーツだけ食べる場合は
身体にいいこ...続きを読むPosted by ブクログ -
前半は、糖質、炭水化物ダイエットの本なんだけど、how toではなく、その科学的根拠みたいなことの解説というところ。
後半、その議論を踏まえつつ、生命の進化、人間の農の進化、文明論に展開していく。仮説ではあるけど、かなり説得力のある話しだな。とてもスリリング。
一番、「へ〜」だったのは、草食動物...続きを読むPosted by ブクログ -
炭水化物(糖質)がもたらす人体への悪影響から糖質制限の重要性を説く話としては面白かったのですが、後半は動物の体のメカニズムや人類の歴史上、穀物がいつから産み出され、人間が狩猟系から穀物重視に生活スタイルが変化したことでもたらしたものとはというテーマを科学的に解説していくという内容で興味深いものではあ...続きを読むPosted by ブクログ
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傷を消毒しない話は、自分が読んだ当初、その概念を知らなかったこともあって、かなり衝撃的な内容だった。個人的な印象をもとに、話を広げる手法は、上記書と共通するものだったけど、こちらはそんな斬新とも言えない内容のこともあって、それほどの感銘は受けなかった。確かに、炭水化物は必須と思い込んでいる考え方に楔...続きを読むPosted by ブクログ
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「炭水化物が人類を滅ぼす」
タイトルがショッキングだったので買ったが、そのまま放ってあったので読んでみた。
糖質制限でやせることが書いてあるのだろうと思ったがそれははじめの方だけで、デンプンを含む糖質というものが体にとってどういうものであるかを説明している。
そして、糖尿病治療のやり方の問題点や食物...続きを読むPosted by ブクログ -
糖尿病予備軍に入った母が炭水化物を制限して予備軍脱出に成功したので、私も真似て1年ほど前から炭水化物を取るのは一日一食。このマンガで言う「プチ糖質制限」をしていました。
結果1ヶ月に1㌔ペースで体重が減り、今では夕食に炭水化物を取ると翌朝胃もたれを起こす傾向があるので、このマンガを手に取り、もっと詳...続きを読むPosted by ブクログ -
常識破りの理論を唱えた2人の対談、医学界の抵抗、医者の事情、マスコミ、療法の普及状況など。
パラダイムシフトの話だから、二つの他にもあるのかなと思ったのですが、医療の話と言うより社会とか組織とかの話でした。Posted by ブクログ -
擦り傷、切り傷には昭和40年代までなら赤チン、次は黄色いマーキュロクロム、次は透明のマキロン、というのが自分の応急手当でたった。いずれにしろ血が出た時は何か消毒液とされる液体を塗って、ばんそうこうを貼るというのが定番だった。ここではそれを否定し、消毒液は使わず、傷口から出る、じくじくした液体が回復作...続きを読むPosted by ブクログ
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湿潤治療について書かれている。原則、傷を消毒しない、消毒薬を含む薬剤を治療に使わない、創面を乾燥させないなど、今までの常識を覆す内容ばかりであった。傷のジュクジュクこそが最大の治療薬で、それを最大限に活かしてくれるものがプラスモイストや傷パワーパッドで、それで創部を覆うとあっという間に傷が治ってしま...続きを読むPosted by ブクログ
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湿潤療法については噂に聞いていたが、正当なの治療法として今後定着するのか数年先を見てみたい。
まずは自分がケガをしたときに試してみたい。
楽しく読めたのだが、最後の筆者の生命進化についての推測論文は不要。Posted by ブクログ