安永知澄のレビュー一覧

  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集
    「白い本」


    自分が写真を始めたキッカケの感情を思い出した。
    アノ頃は何もかもが怖かったんだった。
  • ステップ・バイ・ステップ 上
    話は短編で階段をモチーフにした作品。
    人の微妙な表情や感情を独自の視点から描いてあって面白いです。
    「わたしたちの好きなもの」もおすすめです。
  • やさしいからだ 3
    1巻古本で表紙買い 2.3巻を新刊で。
    良作。にわかの漫画ブーム(ってもそろそろ下火か?)に漫画の地位は上昇中な世の中だけど、そんなブームが過ぎても漫画が表現の媒体として存在しえる実例として

    とかなんとかコムズカシイこと語っちゃいたくなるようなくらいに刺激的だった作品
  • やさしいからだ 1
    人と人とが繋がっていて、物語がどんどん連鎖していく。

    こういうドロリとした感じは、多かれ少なかれ誰でも持っている部分なのではないだろうか?
    そして、そんな感情を抱きつつも、日常はいつもと変わらず流れていくのだろう。

    振り返れば、そこに何かありそうな。
    そんな作品。
  • やさしいからだ 3
    最終回のぶっ飛びっぷりがスゴい。
    揺らぎっぱなしの世界。
    もっと1話完結で走ってくれれば!
  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集
    途中の絵怖すぎるやろ。びっくりしたわ
    2005年に描かれたということでその頃の世界観出てる
    めちゃくちゃ純情系かと思いきや結構な世界観で重め
  • シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集
    意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。
    【本書で再話される物語】
    人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン/美女と野獣/親指姫ほか

    時代の変化に...続きを読む
  • シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集
    白雪姫や眠り姫に勝手にキスするのはどうなんだ的なことは聞いたことあったが、フェミニズムってこういうことなの?ラプンツェルの毛には引いた…。美女と野獣は確かにそうかも。
  • あけぼのソックス
    「わたしたちの好きなもの(2007)」に続き、もっと安永知澄さんの作品を読みたいと思い・・・読んだことがなかった『あけぼのソックス(2010)』を読んでみた。”わき水”から、すげー!!って思った。 おいらが好きなストーリーは”落日”でした。 
  • 赤パン先生! 4
    この作者は読者をぎょっとさせる一コマを得意としている、と前作までで思っていた。
    この漫画では、かなり抑えられていて残念だが、作風にはちょうどよい。
    姉と妹の「和解」の場面がすてきだ。
  • 赤パン先生! 1
    短編はいくつか読んでて山本直樹っぽい印象を抱いていた筆者の初の長編。1巻目はまだ助走といったところですかね。
  • やさしいからだ 1
    一人一人を主人公にした話が連なっていく短編集のようなつくり。

    最初は「女性寄りの視点が多いのかな」と思っていたけれど、この作品の途中からそれだけではなくなってきて、もともと予定していたのかそれとも描くことに慣れてきて一冊の中で成長したのか。

    絵が上手いというわけではないけれど、若い頃を思い出させ...続きを読む
  • わたしたちの好きなもの
    いや面白いっすね。漫画読み過ぎて脳が豆腐になってきたけど、日本の漫画がやはりめちゃくちゃ面白いよね。どこか退廃していて、成熟した国の漫画だよね。こんなに1個1個が面白過ぎると、なんかもうどうしたらいいのかわかんなくなるね。もうこんなハイクオリティな漫画群が世の中に出され続けているのはいいことなのか?...続きを読む
  • わたしたちの好きなもの
    やっていること自体が実験的なのでひとつひとつのクオリティはいまいちだが
    いろいろなジャンルが混在しているので、すごくまとまりのある完結型の雑誌だと思えば面白い
    絵とのギャップがあるものの方が面白かった
  • あけぼのソックス
    途中まで作者が女性であることに気づかなかった
    重くなりすぎないテンションは読んでいて心地よい
    でも感じ方がやっぱり男性っぽいと思う
  • やさしいからだ 1
    浅野いにおの漫画と似たような手法で書かれているけど、登場人物の今後に必ずしも希望とか再生がない分こっちの方がよっぽどリアルで、それ故に残酷。
  • わたしたちの好きなもの
    安永 知澄/河井 克夫/上野 顕太郎/しりあがり 寿等がストーリーを考案し、絵は若い女の子に描かせる意欲作。
  • やさしいからだ 1
    別段、好きな絵柄というわけでもなかったのだけど、ビレッジでプッシュされてたので、騙されたと思って買ってみた。連作で、毎回毎回微妙な繋がりで物語が連なっていく。正直、2巻までは大して良い作品とは思わなかった。けれど、3巻でぐぐっと来た。何か無理矢理にでもハッピーエンドを拒否するような。そもそもハッピー...続きを読む
  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集
    こころの動きが、たしかに見えるようで隠されてるわぁと思う。「白い本」には強烈な絵があるので注意されたし。でも、あんな感じのは慣れ親しんだ空気でいたって平常心で居られるのですが、あれを表現できるところが凄いと思います。表現したいと思ったところも凄いと思います。
  • やさしいからだ 1
    基本的には老若男女問わず主役にすえて描いているし、彼らの生活の一ページを切り取っているだけで、短編に一貫性はない。それぞれの視点があるだけだ。しかし、この作品の関連性が不思議な磁場を生んでいるのも否定できない。ほのかな恋心、親への思い、昔の否定的な思いへの優しい許諾など、それぞれに微妙なテーマはある...続きを読む